「伊豆大島ダイビング うみのわ」の海況報告

伊豆大島の老舗スキューバダイビングショップ・和光マリンが、2020年から「伊豆大島 ダイビング うみのわ」になりました。

今日は普通に。

2009年10月14日 15時46分24秒 | 秋の浜
 今日は昨日DEEPに行って来たので、普通に潜ってきました(最大水深25m)。
海中は相変わらず白っぽいままでした。水温は21℃ありましたが、水深25m近辺では深場から冷たい潮が上がってきていました。


 最初の画像はクビアカハゼです。
以前から観察できている個体です。発見当初は非常に小さく敏感だったので、ゲストに見せるのも一苦労でした。
カメラを持っていっても近くに寄れず、シャッターをきる事さえ出来ずに終わった事もありました。
それでも最近は成長して多少は大きくなったので、近くによって撮影してみました。
今年はハゼが少ないので貴重な1匹になります。


 次は甲殻類を3種類紹介します。







 カゲロウカクレエビ・ザラカイメンカクレエビ・トサカガザミです。
機能の甲殻類に比べると地味系ですかね。

カゲロウカクレエビは、たぶん抱卵していると思います。お腹の辺りが白くなっているので。撮影している時には気が付かなかったのですが、後から画像を見たらそんな気がしました。

ザラカイメンカクレエビは、その名の通りザラカイメンの中にいるエビです。同じくザラカイメンの中に入るクシノハカクレエビって言うのもいます。見分けのコツはハサミに毛が生えているかが一番簡単だと思います。
ちなみに同じ宿主ですが、この2匹は共生しないそうです。

トサカガザミは非常に小さい個体でした。画像に入っている指は、私の人差し指です。


 次はニシキウミウシです。



ここ最近、またニシキウミウシが異様に多い気がします。
私の中では、これをニシキウミウシと言うにはシックリきません。その昔はフタイロニシキウミウシと読んでいたからです。
ニシキウミウシを見る機会が多いとこのタイプを見る事が出来るのですが、ニシキウミウシの姿を見なくなるとメッキリ姿を見るのが少なくなります。
この関係は、なんなんでしょうね。


 最後にイソカサゴです。



 イソカサゴと言えば、ごくごく普通に見る事が出来る生物の一つです。
岩の上・砂地・カイメンの上、様々な所で観察できます。
でも今日はウミシダの中にいました。このような形でイソカサゴを観察したのは初めてでしたので、思わず撮影してしまいました。