「伊豆大島ダイビング うみのわ」の海況報告

伊豆大島の老舗スキューバダイビングショップ・和光マリンが、2020年から「伊豆大島 ダイビング うみのわ」になりました。

近寄れず…。

2009年10月16日 16時12分39秒 | 秋の浜
 今日は左の砂地で粘って生物を探してみようと思い、ジックリと潜ってきました。

最初の画像はヒレナガネジリンボウです。
ここにいた個体はペアで確認できました。
ただ引っ込ませないようにジワジワと近寄ったのですが、1匹は引っ込んでしまいました。それでも1匹は接近を許してくれて、この画像を撮影する事ができました。
さてこれ以外では接近を許してくれるハゼは少なく、こんな画像になりました。



 ホタテツノハゼの仲間です。オニハゼの似ていますが、背鰭が違うでしょ、これが目印です。
これ以外にはネジリンボウ・別個体のヒレナガネジリンボウ・ミナミダテハゼ・クロイトハゼなどです。


 他に砂地らしい生物を4種類紹介します。









 サカタザメ・セレベスゴチ・アカエイ・ホウボウです。
画像では分かりにくいのですがサカタザメ・セレベスゴチ・アカエイは、その種にしては全て小さく子供サイズでした。
サカタザメは水中ライトを入れて撮影しようと思ったのですが、接近できなくてこのような画像になってしまいました。
セレベスゴチは、チョット小さすぎて判断が出来ないのですが、たぶんそうではないかと思います。
アカエイは、ここ最近このサイズが多くなってきています。今日も合計3個体確認できました。
逆にホウボウは大きなサイズでした。こちらも登場するには、だいぶ早いのですが見る事が出来ました。


 漁礁の周りにはネンブツダイの子供の群がいました。



 だいぶ大きく成長してきました。この群れに混ざってマハタ・コクテンカタギが観察できます。





 これ以外にもカスザメ・ワニゴチなどの砂地らしい生物も観察できました。


 砂地っぽくは無いですが観察できた生物を2つ紹介します。





 コロダイ・キンチャクダイ(幼魚)です。
コロダイはホンソメワケベラにクリーニングをされていました。コロダイの胸鰭の所に少しだけ写っています。
キンチャクダイの幼魚は、最近見かける事が多くなってきましたが例年に比べると少なめです。今日の個体は、まだ体色が黒く幼魚の色が多いです。隙間に入られてしまい暗くて分かりにくいですが、逆に黄色いラインが生えてますね。


 最後に浅場で撮影したトゲトゲウミウシです。



 久しぶりの登場になります。去年?・一昨年?は大量発生して普通に見る事が出来たり、交接シーンも観察できていました。
それ以来、全く姿を目にしていなかったのですが今日久しぶりに観察できました。