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製造業本社の「海外大移動」が始まった【1】  パナソニックの最重要課題はグローバルシフト

2012-06-30 06:50:21 | 意見発表

2012年6月11日(月)

製造業本社の「海外大移動」が始まった【1】

パナソニックの最重要課題はグローバルシフト

PRESIDENT 2012年6月4日号ジャーナリスト 中島 恵=文 永井 浩=撮影

シンガポール、中国、香港……
生産拠点のみならず、本社機能の一部も海外移転する製造業が急増している。この「大移動」は、国内雇用や下請け、そして日本経済にどのように影響するのか? 最前線をレポートする。

「(業績悪化による)責任の重さを痛感しています。新たな事業モデルをつくり、収益構造の変革を急ぎ、業績のV字回復を果たしていきたい」

2月3日、パナソニック東京本社。2012年3月期連結最終損益の赤字額が7800億円になると発表した記者会見の席上、大坪文雄社長は厳しい表情で言葉を紡いだ。記者たちからは、矢継ぎ早に厳しい質問が飛び交った。

業績予想を大幅に上回る赤字額は製造業として過去最大規模――。発表する大坪社長自身でさえ、予測の2倍近い赤字額という現実を前に、夢かうつつか半信半疑の状態だったのかもしれない。

過去最大の赤字を計上したパナソニックでは、2月28日、大坪文雄社長(左)が会長に就任し、津賀一宏専務(右)が6月27日付で社長に昇格する人事を発表。グローバルシフトはより加速していきそうだ。

歴史的な円高、景気の減速、タイの洪水被害というトリプルパンチに加えて、テレビ事業の不振、東日本大震災が追い打ちをかけた。三洋電機を買収した際に発生した「のれん代」の減価償却処理費も大きく影響したといわれている。

ほぼ同時期にソニー、シャープの巨額赤字も発表され、テレビ事業などの耐久消費財で発展してきた日本の家電メーカーの凋落ぶりが浮き彫りになった。

2月28日、パナソニックは大坪社長が退任を表明。後任には、テレビ事業の構造改革などで手腕を発揮した「切れ者」と評判の津賀一宏専務が就任する。新社長のもと、進められていくべき改革の最重要テーマとして、注目されているのがグローバルシフトだ。

11年9月、パナソニックは国内にある部品や原材料の調達・物流本部機能を12年4月にシンガポールに移転すると発表。調達部門に関しては海外調達部材のグローバル活用を拡大するため、契約から調達までの一気通貫の体制を構築する。物流についても、完成品、部材ともにアジア発の物流量が増加していることを背景に、物流体制を一元化する。

家電に限らず各企業とも、これまでにもコスト削減や急激な為替変動のリスクを回避する策を講じ、海外生産の拡大や海外部材の調達を増やしてきていた。だが、今回のように本社の機能そのものを国外に移転するのは異例のことだ。同社では今春、調達と物流両部門の社員約20名もシンガポールに異動したという。

同社と前後して、光学機器メーカー・HOYAの鈴木洋最高経営責任者(CEO)が自ら仕事の拠点をシンガポールに移し、日産自動車もインフィニティ事業部を丸ごと香港に移すなど、本社機能の一部海外移転を発表する企業がこの1、2年で相次いでいる。

本社機能まで海外に本格移転するとなれば、国内の産業空洞化に拍車をかけるのではないかという懸念や、人員削減につながるとも受け取られかねない。

しかし、こうした動きはますます加速していきそうな状況だ。円高という向かい風の中、日本企業独特のビジネススタイルが「ガラパゴス化」の引き金となり、韓国勢や中国勢に追い上げられているからだ。グローバル人材を採用し、「地産地消」の広い視野に立って海外で勝負していかなければ、もはや国際競争には打ち勝てないとの危機感も広がっている。

そんな矢先のパナソニックのセンセーショナルな発表だった。その狙いは、一体どこにあるのだろうか。

※すべて雑誌掲載当時

2012年6月12日(火)

製造業本社の「海外大移動」が始まった【2】

「あ・うん」の呼吸はもはや関係ない

PRESIDENT 2012年6月4日号

「現地に住み、現地の人々と同じものを食べ、同じ空気を吸う。それが、実は今回のグローバルシフトの最大のポイントではないかと思っているのです」

パナソニック調達本部審議役の渡邉直樹氏は笑顔でこう語り始めた。

日本を捨てて海外へ行くのか――。2011年の移転発表後はそんな不安含みの憶測も飛んだ。しかし、同社で本社機能移転の話が持ち上がったのは2年前の10年のことだ。

直接のきっかけは2つある。1つ目は海外での調達比率が年々高まり、生産も海外にシフトしていることだ。海外調達比率は09年が43%、10年が53%、11年が57%となり、12年には60%に到達すると予測。海外が調達の主軸となり、販売先も海外が中心なので必然的に本社機能も移転するというもの。

2つ目はグローバル調達・物流の一元化を図るためだ。従来、同社内にはドメイン(社内分社)に部材を提供していたトレーディング社のほか、部材、原材料の集中契約に調達本部で取り組んできたが、いずれもトレーディング機能のみ、集中契約のみにとどまっていた。そこで両者をグローバル調達として統一して機能を強化させることになった。そのため、10年1月に専門のプロキュアメント社(以下プロ社)を設立した。

パナソニック調達・物流本部の移転先であるシンガポールに赴任するプロキュアメント社社長の松本誓之氏(写真奥)と、調達本部審議役の渡邉直樹氏(手前)。

プロ社社長の松本誓之氏は「グローバルの貿易知識、物流知識を持ってひとつの組織となり、全社への貢献に努めていきたい」と意気込みを語る。10~12年で調達分野において約1.5兆円のコストカットを図り、原価低減を進めている。特に電気電子部品に最大限汎用性を持たせることを目指す。

しかし、社内で心配する声がないわけではなかった。

「発想がどうしても日本人的になってしまう。海外からモノを見ること自体に意味があるのだと言っても、受け入れられない人もいました」(松本氏)

松本氏自身はアメリカでのビジネス経験が長く、海外から日本を見ることや、海外企業の考え方を理解する習慣がついている。しかし一般的な日本人からは「どうして本社まで海外に移す必要があるのか」「日本が空洞化するのではないか」といったネガティブな意見、報道もあった。それでなくともリストラに脅える社員であればなおさらだろう。だから、「社員にはできるだけ丁寧に説明するよう心がけた」(松本氏)。

当然、すべてを移転するのではなく、原材料分野では素材メーカーと日本でコラボレーションしていく必要性があり、日本に残す部分があることもつけ加えた。とはいえ、口ではグローバル化を叫びながら、日常の仕事に支障がなければ、移転する意味をなかなか見出せないだろう。日系企業同士の「あ・うん」の呼吸でビジネスができ、日本語で会話し、かゆいところにまで手が届くこれまでの関係は、ある意味で心地よかったといえる。

しかし、その考えにあえてNOを打ち出したのが今回の決断だった。そうはいっても日系との決別を意味するのではなく、あくまでも発想そのものをグローバルに転換し、取引先の再編を図ろうというのである。

海外のホテルでテレビの裏側を見るとビスの色がテレビの色に合わせた黒ではなく、バラバラなんですよ。日系メーカーはそんな見えないところにまで気を使ってきたが、多くの海外メーカーはこだわらない。その違いは小さいようでいて、非常に大きかった。結局、マインドが違っていたのだと思います」(松本氏)

外にはそれぞれの国の文化や常識、生活様式がある。「求められてもいないスペックを『日本的な丁寧さ』でわざわざつけても、コストが上がるだけで外国人には理解されない」と松本氏も同意する。世界標準の“目に見えないグローバルスタンダード”を体得するためにも、日本を離れ、現地に居を移すことが求められたというわけだ。

移転先のシンガポールはアジア各国から距離が近いという地理的条件のよさに加え、税率が日本の半分以下の17%と低いことや、ホワイトカラー人材の豊富さ、港湾手続きがスムーズで中国向け輸出にかかる関税がゼロなどの利点がある。

同社は海外移転を機に、新規の顧客開拓も含めて取引先を見直し、汎用性の高い部材の一括認証に取り組むことにした。まずは固定抵抗器とねじから取り組み始め、コイル、コネクター、スイッチに広げていく予定だ。

これまでは各ドメインの要望に応じたねじなどをバラバラに調達していたため、無駄も多かった。今後はクオリティーに影響しないこだわりは捨て、できるだけ共通化した部品や部材を使用しコストカットしていく

アジア、中国を中心に部材の集中契約の海外取引先は延べ300社を超えるが、移転に伴い取引先も再度精査していく。すでに新規取引先として、台湾の大手メーカーと接触しているという。

「国籍とか、日本語が通じるかどうかとか、過去のつながりは関係ない。一定の環境基準とグローバルスタンダードの製品づくりをしている企業なら、国内外どことでも取引していきたい。もちろん、こちらが選ぶのではなく、選び選ばれる関係が理想。目指すは共存共栄です」と渡邉氏は語る。

一方、パナソニックと好対照なのが日立製作所だ。12年3月期決算で2000億円の黒字となり、パナソニックとは明暗を分けた。同社もまた、アジアビジネス強化のため、12年4月に本社機能の一部を中国・北京に移転した。森和廣副社長が日立グループ中国・アジア地区総裁として自ら北京に乗り込み、調達担当3名、戦略担当3名も着任した。

日立製作所執行役社長
中西宏明

リーマンショック後に、約7800億円という巨額赤字を計上した日立だが、その後見事復活、電機業界の決算で一番の勝ち組となった。業績回復の立役者である中西社長は、この2月、中国・北京への本社機能の一部移転を発表した。

「中国という環境に身を置いて、そこから市場環境を見ないと最適な事業戦略を打つことはできない」という中西宏明社長からのトップダウンの命だった。

同社も海外売上高比率は43%と高く、なかでも中国の比率は13%と最大。このほど策定した「中国事業戦略2015」では15年の中国での売上高を約1.6倍の1600億元(約1兆9200億円)にまで拡大したいと意気込んでいる。

中国で同社の中心的ビジネスとなっているのは消費財ではなく昇降機、建設機械、高機能材料など。これらについて、今後北京を拠点に現地の視点で市場分析や戦略立案を行い、事業拡大を図る予定だ。調達担当者も一部移転することにより、総コストの5%削減をできるだけ早い段階で実現したいとしている。海外調達比率も現行の36%から15年度をメドに50%にまで引き上げる予定だ。

同社によると、中西社長が海外移転を決意した背景には、こんなエピソードがあるという。

同社が03年に米IBMのHDD部門を買収して設立した子会社、日立グローバルストレージテクノロジーズがあったが、その立て直し役として現職に就く以前の中西社長が米国で陣頭指揮を執っていたことがあった。そのとき、日本で優秀だとされていた人材を連れていっても、米国では意外にも思うように本領を発揮できない面があったのだという。

「環境が変われば人間も変わり、臨機応変に戦略も変えなければいけない。そうした社長の実体験が『現地に身を置いてみて考えることの重要性』につながったのではないかと思います」(同社広報)

こうした背景もあり、真のグローバル化を目指して、2011年から「グローバル人財マネジメント戦略」も開始した。今春入社した新卒社員の5~6%が外国人だが、基本的に日本人もすべてグローバル要員として採用している。

今年度から2年間、約2000人の若手社員を対象に、1~3カ月間、新興国の語学学校や顧客先などに派遣することにしており、「数カ月で海外事情がすべて理解できるわけではないが、皮膚感覚で海外を知ることに意味がある」(同)。

人材のグローバル化については、パナソニックも1990年代から力を入れてきた。09年には国内での採用人数をグローバルの採用人数(海外での現地採用)が上回った。特に営業、マーケティング、技術に特化した人材を多く採用しているのが特徴だ。その背景について、同社グローバル採用チームリーダー、柿花健太郎氏はこう説明する。

パナソニックでは、1990年代からグローバル人材採用に力を入れてきたが、その流れはますます加速していると、グローバル採用チームリーダー、柿花健太郎氏(写真左、左側)、とグループ採用センター所長、今岡正行氏(写真左、右側)は語る。

「たとえば中国で富裕層が台頭してくると、『中国には中国人に合った冷蔵庫がほしい』という欲求が高まってくるのは当然。日本からの輸出だけでは現地の方々のニーズに合った商品が提供できない。日本人よりも現地の方がつくったほうがよいということになります」

かつての「海外進出=現地工場での生産=日本への輸出」という構造は180度変化し、現地調達、現地販売が基本となった今、現地発で物事を考え、現地発でモノづくりをしていくためのグローバル人材が必要となってきたというわけだ。同社には世界約400カ所に拠点があるが、拠点間同士での人材の転勤も増えており、本社には外国人の役員も2名いる。

「外国人役員は今後も増えていくでしょう。どんな部署であれ、日常の仕事が海外抜きには語れなくなってきた。100社以上ですでに外国人が社長となっており、現地化は着実に進んでいます」(グループ採用センター所長、今岡正行氏)

同社によると、海外では同社を含めて日本企業の「ブランド力」は総体的に低く、サムスンやLGなどに大きく水をあけられているという。そこで各拠点がバラバラに人材募集するのではなく、一国で統一した採用セミナーを実施して認知度を高める努力をしている。また、アジア各地の大学内に冠講座を設け、優秀な人材の囲い込みにも必死だ。

※すべて雑誌掲載当時


「山椒大夫」からのメッセージ―現代の私たちに問いかけるもの―これを機に読んで見ます

2012-06-29 18:44:39 | 意見発表

 私はあまり本を読まないので「山椒大夫」という作品は読んでいないと思います。近いうちに読んで見ようと思っています。

鷗外「山椒大夫」からのメッセージ
―現代の私たちに問いかけるもの―

関 子/中央大学文学部教授
専門分野 日本近代文学、表象論、ジェンダー論

一、教科書に掲載されていた「山椒大夫」

 現在、高校の「現代文」の教科書に載っている鷗外の作品といえば、「舞姫」が定番のようですが、1990年代頃までは「山椒大夫」という作品が収録されていました。興味深いことにそれ以前の1950年代から1970代頃までは、中学校でも数多くの国語教科書に掲載されていました。実は私は、この作品に中学生の時に接したひとりなのです。中学生だった私は、すでに「安寿と厨子王」の話などは絵本昔話などを通じてなんとなく知っていましたが、教科書で読む鷗外の「山椒大夫」をうまく受け留めることができないでおりました。

二、説経節から近代小説へ

 その後歳月が経過し、大学教員になってからこの作品は鷗外の独創ではなく17世紀頃、人々の間で流布していた説経節「さんせう太夫」が基になっている歴史小説であることを知りました。説経節とは町の辻、つまり人々が集まる場所で、あたかも現代のストリート・ミュージシャンのように説経(説教とも)師が声と身ぶりによってその物語世界を再現するものです。「さんせう太夫」とは荘園領主に隷属する「」を統括する長者のことで、そこで働く民は過酷な労働を強いられ、来世での解放を夢見ておりました。鷗外はこのような旧い形態をもつ語り物を、その歴史性は残しながらも彼自身の言葉によって再構成し、歴史小説でありながら近代小説でもあるという世界を生み出しました。

三、作品の位置づけ

 鷗外がこの作品を発表したのは大正4(1915)年、いわば日本が近代国家としてスタートを切り、西南戦争などの国内の争いや日清・日露戦争などの他国との戦争も起きた激動の明治が終り、ようやく自国の遠い過去を想起する余裕が生じたときでした。鷗外自身の作品史から言っても、「芥川龍之介らに継承される大正期歴史小説の型をさだめた傑作」(三好行雄『山椒大夫・高瀬舟』新潮文庫・旧版解説)と言われていることは今日では案外知られていないかもしれません。

四、映像による変奏

 この物語は平安時代の末期、藤原氏による摂関政治は衰退しつつあったものの、まだ武家が台頭するには至らない時代の話です。いまNHKテレビの大河ドラマで「平家物語」が放映されていますが、それよりも少し前の11世紀末の時代です。そんな旧い物語を中学生が理解するのは難しいのかもしれません。しかし、さきほど述べたように「山椒大夫」と説経節の関係を知ってしばらくしてから、今度は溝口健二監督による映画「山椒大夫」を観る機会があり、物語内容が部分的に変更されているものの、リアルな画面のなかに詩情をたたえた叙事詩的なドラマの世界に強い感銘を受けました。

五、物語の生命線

 こうして私のなかで小説・説経節・映画という三つのジャンルが合体することで、ようやくこの物語の生命線が見えてきたのです。大きな時間と空間のなかで息づく物語は、父との離別による父探しの旅からはじまり、次には母との離別、やがて姉弟だけで他国でとして生きねばならないこと、その孤立感と苦しみ、考え抜いた挙句の脱出劇と結末の母との再会等々、今日読み返しても飽きない起伏の多い物語内容を持っています。特に弟の厨子王を逃して自死してしまう安寿像は哀切きわまりないものですが、その「死」は「生死」を超えた次元を私たちに暗示しているように思われます。

六、現代へのメッセージ

 このように「山椒大夫」は少しも愉しい話ではありません。しかし、日本の古層から連綿とつづく昔話に材を取ったこの物語の安寿と厨子王は、実に果敢に生きたと言えると思います。説経節の「さんせう太夫」では神仏の化身として讃えられる安寿ですが、鷗外は彼女をそのような天上的な存在ではなく、地上の行動する女性として描き、対するに厨子王は彼女の願いを遂行する男性として描きだしました。この物語の深層は困難な時代のなかで家族や個人がどうしたら人らしく生きるか、ということも描きだしているのではないでしょうか。時代の決まりや約束事(掟)が不確かなとき、それらに目をそむけるのではなく敢然と対峙して生きる道筋を模索すること。鷗外の「山椒大夫」には優れて現代的なメッセージが込められていると思われます。

 遠い中学生の日に撒かれた物語の種は、長い年月を経て私のなかでようやく確かに実ることができました。今回、「鷗外生誕百五十年」という記念の年に、このような機会を与えて下さった皆さんに感謝致したいと思います。

関 子(せき・れいこ)/中央大学文学部教授
専門分野 日本近代文学、表象論、ジェンダー論
群馬県出身。1949年生まれ。1974年立教大学文学部日本文学科卒業。
1979年立教大学大学院文学研究科修士課程修了。
1984年立教大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期課程満期退学。
亜細亜大学経済学部教授等を経て2011年より現職。
現在の研究課題は、近代文学について①表象論やジェンダー論の観点からの考察
②文芸映画と原作文学の比較研究などである。
主要著書に、
『語る女たちの時代 一葉と明治女性表現』(新曜社、1997年)
『女性表象の近代 文学 記憶 視覚像』(翰林書房、2011年)などがある。

過去の出来事をすべて知識として蓄え、経済危機脱出のシナリオを描いたり、医師に代わって診断を下す”京”

2012-06-15 15:40:37 | 意見発表

コンピューター革命NHKスペシャル
最強×最速の頭脳誕生

初回放送

総合2012年6月3日(日)
午後9時00分~9時49分総合

地球上の全70億人が一斉に取りかかっても数十日間かかる計算をたった1秒で行うという“世界最速”の頭脳・理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピューター「京」と、人間の言葉を聞いて理解し、人気クイズ番組で全米チャンピオンを破った“世界最強”の人工知能・IBMの「ワトソン」。激烈な競争の末に生まれたこの2つの頭脳は、人間社会を劇的に変貌させる可能性がある。
地球温暖化や津波の被害予測、遺伝子創薬など最先端分野での技術開発のスピードを一挙に短縮する「京」。過去の出来事をすべて知識として蓄え、経済危機脱出のシナリオを描いたり、症例から、医師に代わって診断を下すなど、人間を記憶から解放する「ワトソン」。両者が目指すところはひとつ、人間を実験や計算、知識の暗記といった単純作業から解放し、より高度な知的活動に専念させることだが、“知性”と呼ばれてきたものをコンピューターが肩代わりするようになった結果、私たちの社会はどう変わるのだろうか。バラ色の未来か、仕事を奪われる悪夢か。
世界各地で進むコンピューター革命の最前線ルポに加え、コンピューターが高度に発達した近未来の東京を舞台にしたアニメも挿入し、変貌の行方を描き出す。


不妊大国・ニッポンの衝撃(仮)NHKスペシャルー不妊対策はどうしたらよいのでしょうか

2012-06-15 09:51:10 | 意見発表

不妊大国・ニッポンの衝撃(仮)

初回放送NHKスペシャル

総合2012年6月23日(土)
午後9時30分~10時19分総合いま、全国の不妊治療クリニックに異変が起きている。30代の女性たちが次々に訪れ、こう尋ねるというのだ。
「私は、まだ妊娠可能ですか?」「卵子を若返らせる方法はないのですか?」
発端は、2月に放送した「クローズアップ現代」。女性の卵子は年齢とともに年を重ね、35歳の女性が妊娠し出産する確率は20歳代の半分になる。その事実に衝撃を受けた女性たちが駆け込んでいるのだという。晩婚化が進む現代、不妊は先進国共通の課題だ。しかし、日本は特異な状況にある。不妊治療専門のクリニックが世界一多く、体外受精の実施数も世界一。しかし、成功率は横ばいのまま。日本は、いつの間にか、世界一の“不妊大国”になっていたのだ。
問題は女性だけではない。不妊の原因の半分は男性側にあり、専門家は「早くに気付いて治療すれば、自然妊娠が見込めるケースも多い」と指摘する。しかし、男性側の治療が置き去りにされている現実も浮かび上がってきている。
一体なぜこのような事態になっているのか?その背景を徹底取材。同時に、医療機関と不妊治療経験者を対象に、大規模なアンケート調査を実施。「不妊大国・ニッポン」の姿を明らかにする。そして、これまで個人の問題ととらえてきた不妊が、実は、社会で向き合わなければ解決できない実態を浮き彫りにする。


赤道直下で身についた「聽之以心」--千代田化工建設社長 久保田 隆【1】

2012-06-09 07:29:39 | 意見発表

偉い人の苦労話を聞いて役立てたいと思いました。 

PRESIDENT
2012年7.2号

赤道直下で身についた「聽之以心」--千代田化工建設社長 久保田 隆【1】

プレジデントオンライン2012年6月8日(金)19:20

赤道直下で身についた「聽之以心」--千代田化工建設社長 久保田 隆【1】
(プレジデントオンライン)

PRESIDENT 2012年6月4日号
現地人の心とく「根回し」の教え

1991年春から、インドネシアのカリマンタン島(ボルネオ島)の東部、赤道直下の標識から近いボンタンで、液化天然ガス(LNG)出荷基地増設の指揮を執る。だが、頭を悩ます日々が続く。日本から呼び寄せた50人近くの設計チームと、その下で働く約400人の現地人の部隊が、事あるごとに衝突し、作業が円滑に進まない

受注したプロジェクトは総額約140億円。基地で零下160度にして液化した天然ガスを、船で日本の電力会社の火力発電所やガス会社の受け入れ基地に送り込む。建設が滞れば、その利用計画に支障をきたすし、様々なコストが膨らんで自社の業績にも悪影響を及ぼす。

それまでの海外プロジェクトは日本で設計し、資材の手配も済ませ、現地では建設工事と試運転をすればよかった。でも、今回はインドネシア政府が「地元のエンジニアリング会社を育成せよ」との条件を付け、建設地で一からすべてをやることになる。例のないことで、当然、現地責任者であるプロジェクトマネジャーを任された身に、力が入る。

しかし、「力」では、異なる文化を持つ同士を溶け合わせることはできない。考え出したのが「両者を、一緒に飲み食いさせてみよう」との案だ。設計チームはいくつかのグループに分かれ、それぞれ日本人が数人、インドネシア人が3、40人ほど付いていた。そのグループごとに「これで、思い切り飲み食いしてこい」と現金を渡し、送り出す。同国では、経費にR&R(レクリエーションとリフレッシュメント)という項目を認めていた。社員の福利厚生に使っていい費用だ。飲食代は安いから、それで十分だった。

衝突の背景には、日本人の「上から目線」がある。それは、千代田化工の社員に限らず、日本人全般に言えた。「われわれはインドネシア人より知識水準が高く、国力も上だ」との自負は、相手には驕りに映る。インドネシアの人々は、声高な自己主張はしない。だが、毎月一度、飲食を重ねるごとに率直に発言し、互いの胸中を知り合うようになる。

経営者たちの四十代

 
1947年生まれ。71年慶応義塾大学経済学部を卒業後、朝日新聞社に入社。経済部記者として産業キャップ、金融キャップ、経済部次長、静岡支局長、本社編集委員などを歴任。2007年独立。著書に『私の源流―トップ経営者からのメッセージ』(朝日新聞社)などがある。

当初は疑問視する声もあったが、やり通す。44歳。不惑を過ぎ、他人の声や視線など気にしない。そんな親分肌の姿に、日本人の部下が「番長」と名付けた。食事会には、ときに自分も参加した。なるべく、口を挟まない。妙な意見が出ても、押さえつけない。皆が何を感じているのかを受け止めるため、話を最後まで聴く習慣が身についていく。

設計も、建設工事も、軌道に乗った。でも、時々で、現場では問題が起きる。当然だ。心はかなり溶け合っても、文化までは融合しない。そんなとき、格別の相談相手がいた。発注者側の技術マネジャーで、のちに国営石油公社の総裁になるアリ・スマルノさんだ。波長が合い、「こんな問題が出たが、どうしたらいい?」と尋ねると、助言をくれた。現場のインドネシア人たちに通じていて、「みていると、あの組織ではあいつが力を持っている。あいつの攻め方は、こうだ」と教えてくれる。

ある言葉も教わった。「ムシャワラ」だ。現地の言葉で「話し合う」とか「徹底討議する」を意味する。アリさんは、ムシャワラを会議に先立ってやるように勧めた。日本で言えば「根回し」か。これまた、相手の話をよく聴くことにつながる

「無聽之以耳、而聽之以心」(之を聴くに耳を以てすることなくして、之を聴くに心を以てせよ)――物事は、耳で聴くのではなく心で聴け、との意味で、人の言葉は物理的に聴くだけではダメで、心で聴かねば本当の意味はわからないと説く。世俗的なことから超越して生きることを説いた中国の古典『荘子』にあり、孔子の言葉として納めている。ジャカルタには87年7月から7年9カ月、在任した。その間に生み出した久保田流の溶け合い術も、ムシャワラの尊重も、この教えに重なる。

1946年11月、茨城県八郷町(現・石岡市八郷地区)で生まれ、高校は土浦市までバスで通う。東北大学工学部では、化学工学科で学んだ。当時、大学にいた化学工学の大御所が千代化の創業者である玉置明善氏と友人で、玉置氏が年に一度、特別講義にやってきた。それを3年生のときに聞く。ナフサを超高熱で分解して塩化ビニールをつくる国産技術を、化学会社とともに開発した話で、感動したことを忘れない。

その後、実習や見学で全国の製油所やコンビナートを訪ねると、いくつかの礎石に「設計・施工 千代田化工建設」とあった。銀色に輝くプラント群をみながら玉置氏の話を思い出し、「化学品をつくるより、こういうプラントをつくるほうが面白そうだ」と頷き、就職先に選ぶ。

熱い論議を好む親分肌の「番長」

69年4月に入社し、配属先はLNG分野のプロセス設計部。ガス分野は傍流の時代だったが、「プラントに関係するところなら、どこでもいい」と思っていた。最初の仕事はブルネイのLNGプラントの見積もりづくりで、よくわからないうちに終わってしまう。このとき営業が注文を取っていたら、その後の道のりも変わっただろう。

だが、そうならず、神奈川県・根岸のLNG受け入れ基地の設計チームへ移る。国内初の基地の立ち上げ時で、「とにかくいって3カ月、試運転の手伝いをしてこい」と命じられた。よく覚えているが、11月8日に第一船の「コーラアラスカ号」が着き、アラスカ産のLNGを受け出す。パイプの結合部から漏れて、改善に苦労が続いた。

その後、東京湾沿岸に次々とできる電力会社やガス会社の受け入れ基地の設計チームを巡り歩き、10年間も同じ仕事が続く。正直言って、飽きていた。上司に「そろそろ、蒸留塔のあるところで仕事をしたい」イラン・イラク戦争が起きて、仕事が急停止する。代わりに回ってきたのが、インドネシアの設計だった。

2007年4月に社長となる。インドネシアから帰国後に遭遇した苦難とその克服については、次回で取り上げるが、社長になるまで土台となったのは、ボンタンで大勢を動かした経験。何よりも支えになったのが「聽之以心」の習慣だ。

もともとは、けっこう気が短かった。でも、インドネシアでかなり変わった。ずっと日本にいたら、人の話を最後まで聴き通すなどということは、できないままだっただろう。

どんな仕事でもそうだが、プロジェクトマネジャーにも向き不向きはある。でも、プロジェクトは会社の稼ぎ頭。適材を、見出していかねばならない。向いているのは、視野が狭くならない、いろいろなことに興味を持つ、そして気配りもできる人間だ。もちろん、「聽之以心」の人であってほしい。

適材か否かは、個々人を5年、10年の単位でみていれば、だいたいわかる。でも、もっと能動的に捜したい。だから、月に一度ほど、夕方6時から40代ぐらいの社員を7、8人集め、会議室にビールとつまみを用意して、飲みながら好きなことを言い合う。けっこう熱っぽい。

会は、人材捜しだけが目的ではない。自分から情報をとりにいく工夫をしないと、やはり裸の王様になる。ときに「社長、何でこんなことができないのか」と遠慮のない文句が出ると、「よし」と思う。「番長」としては、そういうのが好きだ。


日本人が気付かない「世界が恋する日本の美徳」-日本人は日本を見直すべきだ

2012-06-07 21:53:31 | 意見発表
永田公彦 パリ発・ニッポンに一言!
【第1回】 2011年10月7日
永田公彦 [Nagata Global Partners代表パートナー]
日本人こそ見直したい、世界が恋する日本の美徳

 日本に行く度に不思議に思うことがあります。それは自虐的ともいえる、自国(自分たちの社会)に対するネガティブな発言があまりにも多いこと、一方で、世界が素晴らしいと讃える日本人社会の良いところ、つまり「世界が恋する日本の美徳」に光があたっていないということです

「変なネガティブ発言」が
多すぎる!

「縮小、崩壊、斜陽、後退、衰退、低下、老化、不信、内向き、閉塞、孤立、ガラパゴス化、草食化…」日本ではこうしたネガティブ用語が連日飛び交い、その密度も年々高まっている感じがします。

 もちろん、構造的な諸問題(経済の不調、政治の混乱、国際社会での相対的地位の低下、可処分所得など家計の悪化、公的債務の増大、社会の高齢化等)と、昨今ますます不透明感を増す世界の金融市場や、3.11後の見えない復興ビジョンの重なりによる国民の不安・危機感・焦燥感・失望感の高まりが背景にあることはわかります。

 ただ、それにしても日本では、政治家、マスコミ、評論家から一般市民に至るまで、どうも自分たちの政治・経済・社会に対するネガティブな発言が多過ぎです。しかも、そのほとんどが批判の域にも達しない、陰湿かつ幼稚な誹謗中傷、言葉狩り、愚痴、感情論がたくさん目につく……そんな印象を受けるのは、僕だけではないでしょう。

 こうした社会では「自分たちは悪くなる一方だ」という暗示にかかり、“何をやっても駄目シンドローム”に取りつかれる国民が出てきても不思議はありません。また、四六時中こうした大人の「変なネガティブ発言」を聞きながら育つ子どもたちは、将来どんな大人になってゆくのか。想像しただけで恐ろしくなります

もっと批判して
もっと良いところに光をあてよう

 日本では変なネガティブ発言は多い反面、批判が少ない。

 批判は良いことです。世の中の進歩に向けた第一歩です。人に考える力、コミュニケーションする力、そして社会への参加意識を与えます。「これ本当かな?おかしいよ?こっちに行くのも有りじゃない?もっと賢いやり方あるかも?こうしたらどうだろう?」と、批判的な見方で自分の考えを展開します

 やり方は色々あります。言いたい相手に直接会ったり、メールをする。SNSやブログを使い、広く世間に発信してもいいでしょう。自分や相手の学歴、肩書きなど気にする必要はありません。相手との意見・主張の衝突を恐れることもありません。衝突は前進の糧だからです。

 僕は日本で時代錯誤の権力構造、組織体制、規制規範がいつまでたっても崩れず、社会に大胆なイノベーションとダイナミズムがもたらされない最大の理由はこの国民(有権者)の批判精神の欠如にあると考えています

 ですから名を名乗り正々堂々と「ちょっと待った」と一石を投じる日本人が増えることを、強く願って止みません。

 一方、世の中が進歩するためにはこうした批判に加え、もう1つ大切なことがあります。それは自分たちのポジティブな部分に光をあて、これをグローバル舞台で活かすことです。このポジティブな部分とは、日本人の得意分野や長所です。他の国々ではなかなか見られないが、日本では当たり前のこととして、多くの人が何気なしに行なっていることです。

 これらは日本の歴史・風土・文化の中で育まれた日本人特有の文化価値観に根ざしていて「日本や日本人のここが好き…ここが素晴らしい」「自分たちの国も取り入れればいいのに…自国の人達もこうなればいいのに」と世界の人たちが愛し、羨む点です。

ここが凄いよニッポン人

 先日パリ市内のカフェのカウンターで、スマートフォン片手にエスプレッソを飲んでいると、隣の男性が「日本の株価はどうだ?」と僕に尋ねます。少し上昇したと答えると彼は「日本には高い技術力がある。そして何よりも社会に強い連帯感があるのが素晴らしい」と付け加えます。

 なぜそう思うのかと聞くと「日本では政府による夏場の節電要請に対し、自動車関連の大手企業などが生産体制を変更した。電力需要の少ない土日に工場を操業し代わりに平日2日間の休日を与えたではないか。国民の間にそれぞれの立場を超えた連帯意識があるのは羨ましい。正直ヨーロッパ含め多くの国では難しい…」と言います。

 僕もこの日本企業の生産体制変更の動きは知っていました。ただ「世界が羨む日本人の連帯感」との発想は全くありませんでした。確かに言われてみると、この節電対策は政府・企業・従業員の三者連携による、素早い緊急対応事例です。仮に、この三者間で分離・対置・契約の概念が強い欧州でこうした体制変更となると、交渉に莫大なエネルギー、時間、コストがかかるでしょう

 なるほど彼らの目にはこうした日本の動きが「自分たちにはない連帯感」と映るのだと気づかされました(ちなみにこの男性と後で名刺交換したところ、世界各地に自社拠点を置く大手自動車部品メーカーの社長でした。なるほど生産体制変更の話題が出た訳です)。

皮肉にも3.11は世界に日本人の美徳を知らしめた

 皆さんの中にも前述の例のように、外国人から「日本や日本人のこういう考えや行動が素晴らしい」と聞かされ、日本人の良いところに気づかされた、又は再認識させられたという経験をお持ちの方は多いと思います

 例えば、皮肉にも日本が歴史上最も世界中の人達から注目された、3.11東日本大震災直後の数週間を振り返りましょう。海外メディアは、地震・津波・原発事故そのものを伝える報道に加え、日本人の行動に大きく注目しました。

 彼らはこぞって「厳しい状況でも、パニックに陥らず、社会秩序を守り、辛抱強く、整然と、助け合い行動する国民」「非常事態の混沌とした市街地でも盗難や強盗をしない市民」「被災地へ支援の手を差しのべる全国的な連帯」「被爆や余震リスクを承知で支援・復旧活動にあたる関係者や市民」…と日本人を讃え世界に発信しました。

 また日本のメディアや海外在住の日本人も、海外の政府関係者、スターや一般市民による日本人称賛の声を日本に逆発信し、複数のネット系メディアのチャットでは、僕も少し参加しましたが、日本人の行動を讃える世界中の人たちからの多くのコメントが地球を駆け巡りました。

 こうして皮肉にも3.11は、世界に日本人の美徳を一気に知らしめたと同時に、多くの日本人に「世界が恋する日本の美徳」とはどういうものかを発見、または再認識するきっかけをつくりました。

他にも美徳は盛り沢山

 前述したこと以外にも、世界が恋する日本の美徳は数多くあります。例えば、よく耳にする声を列挙してみましょう。

「街中・トイレ・駅等の公共スペースが綺麗」
「日本人は入浴回数も多いと聞くし服装も小奇麗で清潔感がある」
「夜中の外出でも安全」
「人が紛失した物を届けるなんて親切」
「人も車も多い割には静かで整然としている」
「ゴミはゴミ箱に捨てる、赤信号は渡らない、歩きながら食わず・飲まず・吸わずなど公共ルールを守る」
「風邪ひいたらマスク、電車内ではマナーモードなど周りの人たちを気遣う」
「チーム内で残業処理を助け合う」
上司(先輩)が部下(後輩)を育てスキルを伝える
「料理・庭園・生花・商品パッケージ等が繊細で美的センスが高い
「人との約束でも交通機関でも時間を守る
「サービスが行き届き正確」
「工業製品や芸術品の品質と精度が高い」
食事バランスがよく健康・長寿
「サムライブルーやなでしこジャパンなど身体的ハンディを克服しチームワークて勝つ
「建築物・庭園など自然と人との一体感がある
デザインや技術面で伝統と近代が共存
……

例をあげていくときりがありませんが、これらをあえて整理すると、和 (Harmony、 敬 (Respect)、 清 (Purity)、 寂 (Tranquility)、わび・さび (WabiSabi)、克己(Self‐Control)、思いやり(Empathy)、繊細(Refinement)、仁(Benevolence)、連帯(Solidarity)、集団(Collective)の精神に基づくものが多いようです。

一方で世界に嫌われる
日本人の文化価値観もあるが

 前述のように日本人の文化価値観の中には、多くの外国人が認め讃えるものが多くありますが、一方で彼らが理解に苦しむ、受け入れ難い、耐え難いものも多くあります。例えば「根拠なきお客様の苦情に平謝り」「理由を伝えずとにかくヤレと言う上司」「大学出たのにお茶汲み」「家族と夕食より上司と一杯」「セックスなくても続く夫婦」などです。

 こうした、日本では通用するが世界では嫌われる日本人の伝統的な文化価値観についての考察も、もちろん大切です。特に、企業活動のグローバル化や国内社会のダイバーシティを進める上で不可欠です。また単純に、日本人が海外又は国内で外国人と生活や仕事をする際にも役立つでしょう。是非とも別の機会に取り上げたいテーマです。

 しかし、こうした「世界に嫌われる日本の美徳」に着目するよりも、一時も早い復活を目指す今の日本に大切なことは、日本人自身が日本の良さを見失ってゆかないように「世界が恋し、グローバル舞台で通用する日本の美徳」に光をあてることではないでしょうか。

皆で積極的に世界に発信

 さて、こうした日本の美徳に光を当てる際に留意すべき点が2つあります。1つ目は、先にあげたような数々の美徳を、日本人自らが深く考察したうえで、その良さを十分認識することです

 例えば、なぜ外国人は「他人の紛失物を警察や忘れ物係に届けること」を、道徳観が高く素晴らしい行為だと言うのか?なぜ日本人は紛失物を届けるのは当然だと思うのか?……このように哲学のトレーニングではありませんが、色々な角度から自問自答と議論をして考察と認識を深めます

 2つ目は、こうして深く認識できた日本人の美徳を皆で積極的に海外へ発信することです。発信方法は色々あります。映画、文学、報道番組、マンガ、アニメ、ゲームなどのコンテンツに取り入れる、ダンス、音楽、料理などの文化芸術に取り入れる、柔道のようにスポーツに取り入れる、日本発世界に向けた各種のモデル(経営・人生・ビジネス・サービス)を創りそこに取り入れる、開発する製品や技術に取り入れる、個人のホームページ、ブログやSNSで発信するなど、各自が自分の立場でできる範囲のことをすればいいのです。

心の乾きを癒し社会に温もりを与える

 歴史を振り返ると世界に広がった日本人の美徳もあります。例えば、浮世絵、折り紙、マンガ、アニメ等の芸術文化、寿司、懐石等の和食、柔道、相撲等のスポーツ、カイゼン、ゲンバ等の経営手法、一部の精密機械等の工業製品です。

 ただ残念なことには、これらはまだまだ、一部の分野に留まっています。日本の美徳は「国内で眠れるサムライ」のようなものです。一刻も早く眠りから目を覚まし、外へ向け積極的に発信すべきです。これは日本人に自信と活力を与えます。日本の新しい国家ブランドを確立します。国力と国際社会での日本の相対的地位を高めます。

 そして何よりも、世界の人々に貢献します。理由は簡単です。世界の人々は、ますます混沌が深まり人間関係が殺伐とした社会で、時間のプレッシャ-を強く受けながら生きています。日本の美徳は、こうした人達の心の乾きを癒し社会に温もりを与える役割を果たすと、長年日本の外から世界各地と日本を見つめる者として、確信できるからです。


世界が注目する日本人が知らない「ニッポンの美徳」-心の格差小国

2012-06-07 21:16:08 | 意見発表
永田公彦 パリ発・ニッポンに一言!
【第2回】 2011年11月11日
永田公彦 ダイヤモンド・オンライン 
世界が注目する「花咲かじいさん」
――心の格差小国ニッポンの美徳

 世界各地で反格差の動きが高まる中、今回は心の格差が小さい日本社会に注目します。前回のコラム「日本人こそ見直したい、世界が恋する日本の美徳」で、世界の人々が「いいね!」とボタンを押す日本人特有の文化価値観が多くあると指摘しました。枯れ木に花を咲かせ、富と喜びを仲間で分かち、心豊かに暮らす「花咲かじいさん」が生まれた日本、そこで育まれた心の格差の小ささは、ますます混沌が深まり人間関係が殺伐とする社会の中で生きる世界の人々の心の乾きを癒し、社会に温もりを与える日本の美徳の一つなのです。

「和を尊ぶ日本人の格差や
金に対する価値観を知りたい」

 リーマンショックから1年経った2009年秋、「日本人とお金~個人主義と集団主義社会からの視点」と題するシンポジウムの中で講演を頼まれました。これは、毎年フランス北部リール市で毎年開催される「世界経済フォーラム・リール」で企画された約20のシンポジウムのうちの一つです。このフォーラムは、世界的な経済・社会・政治問題について毎年メインテーマを定め、複数のシンポジウムを企画、そこで世界各地から集まる専門家による講演や関係者間の議論を行うものです。

 2009年度のメインテーマは、「金と責任~マネーが世界を動かすのか?金融危機は世界を悲惨な結末に導くのか?」というものでした。金融市場の暴走によりアメリカはもとより、世界を巻き込んだ格差拡大と世界同時不況。金に対する強欲のコントロールが効かなくなる人達を放任(レッセフェール=仏:laissez-faire)した秩序なき市場原理主義を問いただすと同時に、世界の見通しについて議論するという主旨です。

 ここでなぜ、日本にフォーカスしたシンポジウムが企画されたのか?主催者から返ってきた答えは、「世界で反格差の声が高まっている。日本は、グローバル資本主義経済の枠組みに深く組み込まれているにもかかわらず、格差が相対的に小さいと聞く。個人主義を是とする欧米人とは違い、集団の和を尊ぶとされる日本人の、格差や金を対する価値観に関心が集まっている。このあたりを話してほしい」というのです。

過去100年で二度も
格差の急拡大を引き起こしたアメリカ

 アメリカでは、1910~2010年の100年で、国民の間で富の格差が大きく拡がった時期が2度ありました。具体的には、年間所得ベースで上位1%の富裕層が、国民年間所得全体の20%以上を占める状態です。1回目は1929年、ウォール街に端を発した世界大恐慌直前の10年間で、第一次世界大戦終結後の1920年に約15%だったものが1929年には約25%まで拡大しました。その後この比率は下がり続け、1950年から80年代初頭には10%程度を推移しましたが、81年のレーガン政権成立以降再び上昇に転じます。

 そして2008年秋に起きたリーマンショック前の15年間が2回目の格差拡大の時期でした。90年代半ば、ビル・クリントン政権時代に約15%だった比率が、ジョージ・W・ブッシュ政権になり20%代に突入し、2008年には遂に80年前とほぼ同水準の約25%近くまで達したのです。なお資産ベースでは、上位1%の富裕層の資産が国民資産全体に占める比率が、1929年は44.2%、2007年が34.6%と、いかにごく一部の人たちへ冨の集中が進んだかが、更に顕著になります

 このようにアメリカは、「金融市場の暴走→格差拡大→金融危機→経済危機→社会危機」という世界を巻き込んだ連鎖危機の歴史を100年の間に二度繰り返しました。そして、1929年の世界大恐慌は、結果的に欧州やアジアも含めた国の暴走(戦争)に至りましたが、今回の第二次大恐慌では、こうした悲惨な歴史が繰り返されないことを願います。

「オバマが怒った!」
リーマンショック後も拡がる格差

 アメリカ国内での富の格差は、リーマンショック以降も拡がり続けました。バブルの頂点であった2007年とリーマンショック後の2009年末時点の資産関連データ(*1)では、国民資産全体に占める上位1%の富裕層の資産比率が34.6%から35.6%へ拡大する一方で、底辺90%の国民の資産比率は27%から25%へ縮小しました。理由として、この期間、貧困層資産の大半を占める不動産の価値下落率(平均26%)よりも、富裕層資産の多くを占める株式や他証券の価値下落率(それぞれ24%、14%)が低かった。そのため、貧困層の方が、富裕層よりも金融危機で受けたダメージが大きかったことをあげています。

(*1)出所:E.ウォルフ

 これに加え、格差が縮まらない理由として、経済危機で従業員の雇用調整を避けられない状況にもかかわらず、自分たちは高額報酬を受け取り続ける、又は膨大な手切れ金を取って去ってゆくという経営者の続出も考えられます。

 2010年度はCEO報酬が対前年比12%上昇しました(*2)。2009年には、「ウォール街の銀行家たちは200億ドル(約1兆8000億円)相当のボーナスを自ら支給、金融危機前の04年と同水準の報酬を得るのはけしからん!とオバマが怒る」「経営難に陥る米三大自動車メーカーゼネラル・モーターズ(GM)、フォード、クライスラーのCEOが、高級プライベートジェットでワシントンに飛び、国民の血税(公的資金)による救済を議会に訴えた。その後GMとクライスラーは、数回の公的資金によるつなぎ融資を受けたにもかかわらず破産、事実上更迭されたGMの前会長ワゴナー氏にいたっては、2020万ドル(約20億円)の退職手当を要求、アメリカ政府の圧力もあり減額したものの、退職手当として5年間で約820万ドル(約7億5000万円)、これとは別に32年間の勤務実績に対する毎年約7万4000ドル(約680万円)の生涯手当権利を獲得した」という2つの報道が世界を駆け巡りました。

部下の500倍の報酬をもらうアメリカの社長」と
「自ら部下より低い報酬に甘んじるニッポンの社長」

 日本の全労働人口の8割以上を占める給与所得者(いわゆるサラリーマン)の報酬格差は、他の先進国やBRICs等新興国の給与所得者に比べ、相対的に低い水準にあります。アメリカでは、1990年から2005年の15年間で、従業員報酬の上昇率は4.3%とわずかであったのに対し、CEO報酬は3倍に跳ね上がりました。

 そして2009年度のCEO年間平均報酬は、SP500企業で約1100万ドル(約9億円)、ダウ工業株30種企業で約2000万ドル(約16億円)。従業員の平均年間報酬が3万6000ドル(290万円)なので、トップと従業員の年間報酬格差は、SP500企業で300倍、ダウ工業株30種企業で550倍です(*3)。一方、欧州ではこれが25倍、日本では10倍程度といわれます(但し、日産自動車を筆頭に、役員報酬額の上位50企業の平均格差は43倍)。

(*2)大手200企業CEOアンケート、出所:NYタイムス4月9日
(*3)出所:アメリカ労働総同盟・産業別労働組合会議2010年度資料、1ドル80円計算)

このような日本企業の社長たちによる謙虚な姿勢は、特に経営状態が悪い時に更に顕著になります。倒産の危機にあっても自分の報酬は維持やアップを要求する欧米の社長とは対照的に、日本の多くの社長は、トップ自ら先陣を切って減俸、場合によっては部下よりも低い額までカットです。例えば、パイロットの半分の年収で知られたJAL元社長の西松氏、半年無給で自社の再建にあたった伊藤忠商事元社長の丹羽氏などのエピソードは記憶に新しいところですが、こうした行動の原点には、伝統的に、組織の一体感・調和・秩序・人間関係を優先し家族的な運命共同体意識を大切にする日本的経営、さらには日本人社会そのものの価値観があるのでしょう。

日本は小格差社会だ!

 こう言うと、皆様から異論や反論があると思います。確かに、統計的には、所得格差が比較的大きい高齢者や単身世帯の比率の高まりもあり、ジニ係数(*4)は、80年代から上昇傾向にあります。また、90年代後半以降、非正規雇用の拡大に伴い、フリーター、ニート、ワーキングプア等の新語が続々登場、一方で、ヒルズ族に代表されるIT系起業家を含むセレブなど、新興富裕層の豪奢な生活ぶりが注目されるなど、昔に比べれば総じて冨の格差は拡大傾向にあると言えるでしょう。

 しかし、日本は、まだまだ他国と比べれば、高度に標準化された、格差の小さい国なのです。まずジニ係数では、日本は136ヵ国中76位と中位です(欧州各国やインド・韓国などよりは高いが、米国、中国、ロシア、ブラジルや多くの東南アジア・南米・アフリカ諸国よりは低い:米国CIAワールド・ファクト・ブック2010年度版)。また、富の格差(所得、資産等)に加え、別の領域での格差も考える必要があるでしょう。

 例えば、健康の格差(疾病の発生頻度、医療へのアクセス、医療の質)、教育の格差(教育の内容と質、教育機関へのアクセス)、インフラの格差(福祉施設、交通機関、エネルギー供給サービスなどの質とアクセス)、レジャーの格差(余暇時間の過ごし方の質やアクセス)等です。これらの分野は、専門家による研究も進んでいないため統計データも少なく、客観的な判断は難しいですが、北欧諸国を除く多くの世界の国・地域に比べ、日本での社会格差は概して小さいというのが、断片的な各種情報の組み合わせや、一部の国ではありますが実際に訪れて肌で感じる実感です。

(*4)所得格差を測るために世界で一般的に使われる指標で、高いほど格差が大きい

ヒエラルキーは一見強いが、
心の格差は小さい日本社会

 日本は、一見強い階層(ヒエラルキー)社会です。例えば、企業では、相談役・会長・社長・専務・常務・執行役員・部長・次長・課長・課長代理…、町内会でも、名誉会長・会長・副会長…と幾重もの肩書があります。また、上下関係の中で、お辞儀の仕方から言葉遣いに始まり、様々なルールがあります。

 一方でこうした肩書きとは裏腹に、個人と個人の間にある「心の格差」は小さいのです。ここでいう心の格差とは、社会階層や文化価値観の違いからくる、心理的な距離、隔たり、違和感、優劣感です。

 これが大きい社会では、異なる階層にいる人達が、交わることなく、それぞれ別世界で暮らすような状態です。逆にこれが低ければ、国民の多くが、同じような価値観を共有し共同体的に暮らす状態です。心理的な平等感があるとも言えます。

「社長も以前は、僕ら平社員と同じように額に汗して客に頭を下げ、工場で油にまみれ、上司に怒鳴られ、高架下の焼鳥屋で愚痴をこぼしていた」「議員も社長も、僕らと同じように500円弁当、450円の社食ランチ、400円の駅蕎麦を食べる」「あの大スターも、僕ら普通のサラリーマンも、ユニクロのヒートテックを着て、エルメスのネクタイを1本は持つ」「社長も新入社員も、なでしこジャパンの優勝に歓喜する」……これらは、心の格差が低いフラット社会ならではの現象なのです。


「会社のトイレを全て和式に」、野村HDの株主が珍提案ー私の提案は「日本人の正しい食事の教育」です

2012-06-07 09:12:58 | 意見発表

記事を読んでいて、「株主提案がある」と言うことを知った。ちょっと「株主提案」て検索して見ます。

「株式公開用語辞典の解説

  • 株主が株主総会議案提案する権利意味経営参加する権利である共益権の一つである。株主提案権を行使するために、
  • 株主は6カ月前から継続して、総株主の議決権の100分の1以上、または300個以上の議決権をもつ必要がある。
  • 要件を満たした株主は、株主総会が開催される日の8週間以上前に、取締役に対し書面で、一定事項を株主総会の議案とするよう請求することができる。
  •  ただし、株主の要求した議案が株主総会で法律上、決議するべきものでない場合、取締役は招集通知記載する必要はない。
  • なお、その議案が法令もしくは定款違反する場合や同じ内容の議案がすでに株主総会の議案としてかけられたことがあり、その総会で議決権の10分の1以上の賛成を得ることなく否決された日から3年間経過していない場合は、議案の提案をすることはできない。

新会社法基礎養成講義 【第23講】 「株主提案権」について 080421

www.artista.co.jp/article/13263079.html - キャッシュ
 
定義
 株主提案権とは、株主が株主総会の議案を提案する権利のことです。経営に参加する権利である共益権の一つです。

趣旨
 株主総会の議題や議案は、会社側で決定されるのが原則ですが、少数株主がこれらの議題や議案の提案をするためには、少数株主による株主総会の招集の方法が考えられますが、事実上はこれを行使することは困難です。

 そこで、少数株主でも容易にこれらの提案をすることができるようにし、かつ、これによって株主総会が活性化されることを期待して旧商法改正で創設されたものですが、新会社でもこれを引き続きました(会社法303条~305条)。


行使権者
 取締役会設置以外の会社においては、単独株主権とされ、一株を有する株主でも行使することができます(会社法303条1項、305条1項)。

 この理由は、前回講義でもお話したように取締役会を設置していない会社においては、旧商法下の有限会社と同様に、株主総会の権限が強く、その権限は万能の機関とされる会社だからです。

 これに対して、取締役会設置会社においては、少数株主権とされ、議決権数の要件が定められています。

 これは、株主の権限の濫用を防ぐためです。

 取締役会設置会社のうち、公開会社は、総株主の議決権の100分の1以上の議決権又は300個以上の議決権を6ヶ月間前から引き続き有する株主が株主提案権を行使することができます。

 なお、「100分の1及び300個」という要件は、定款で緩和することができ、継続保有の要件も定款でこれを下回る期間とすることができます。

 ちなみに、取締役会設置会社であっても、非公開会社では、上記の継続保有の要件は除外されます。


内容
議案提案権
 議案提案権とは、一定の事項を株主総会の目的とすることを請求することができる権利です。

 これは、取締役会が決定した議案とは別の議題を追加することを請求することができる権利です。

 株主により提案された議題は、書面又は電磁的方法で召集通知がなされる場合には、その召集通知に記載又は記録されます(299条4項)。

 この株主提案権の行使は、議題の提案についても議案の提出についても、株主総会の日の8週間前までにしなければなりません

 そして、適法に株主提案権が行使されたときは、会社は、議題提案権のときは、これを会議の目的とし株主総会の招集の通知に記載又は記録しなければならず、議案提出権のときは、その議案の要領を通知し、あるいは株主総会の召集通知に記載し又は記録しなければなりません。


議案提出権
 株主は、誰でも、1株の株主でも、株主総会の目的である事項について議案を提出することができます(304条)

 これは、株主総会が開催され、その現場において議案を提出するこができるということです。

 これまで明文規定はありませんでしたが、認められると考えられていたものをこのたびの会社法で明文化したものです。

 もっとも、当該議案が法令もしくは定款に違反する場合又は実質的に同一の議案について株主総会において総株主の議決権の10分の1以上の賛成を得られなかった日から3年を経過していない場合は、議案を提出することができません。


補足
 上場会社に対する株主提案は、例年20社ほどでしたが、2007年には従来提案権行使に消極的だった海外ファンドからの提案が多く出され、30社ほどの提案が出されているようです。提案の内容は、配当の増額を求めるものや買収防衛策に関して実効性を削ごうとする提案や役員選任を求める提案もあるようです。

 以上で今回の講義を終了します。」

と言うことで、株主になれば提案ができるのです。
そう思って株主になって企業の決算報告を見て、提案するのも白いかもしれません。
 
実際に合った提案を見てみましょう。
 
「会社のトイレを全て和式に」、野村HDの株主が珍提案
2012年 06月 4日 14:07
[ロンドン 1日 ロイター] 野村ホールディングス(8604.T: 株価, ニュース, レポート)の株主総会が27日に開かれるのを前に、ある株主から「会社のトイレを全て和式にせよ」などという珍提案が出され、話題となっている。

株主総会の招集通知に掲載された第12号議案は、日常の基本動作の見直しとして、「オフィス内の便器は全て和式とし、足腰を鍛錬し、株価四桁を目指して日々ふんばる旨定款に明記するものとする」と提案。理由については、「今が『ふんばりどき』であり、和式便器に毎日またがり、下半身の粘りを強化すれば、かならず破綻は回避できる」と説明している。

この株主は計100項目の提案をし、このうち18議案が総会に付議するための要件を満たした。提案には「会社の商号を『野菜ホールディングス』に変更するよう求める」ものや、「会社の略称を『YHD』とし、営業マンは自己紹介をする際に『野菜、ヘルシー、ダイエットと覚えてください』と前置きすること」などがあった。

取締役会は、18議案全てに対し反対を表明した。」


1.私もいろいろ提案があるのです。一つは日本の食生活です。その提案を別のブログで投稿しています。
「正しい食事を考える会」と言う会を勝手に作って、日本人にとって「正しい食事とは何か」を考える会を開催しようとしていますが、会員の応募はありません。

2.「正しい食事を考える会」で検索して最初から読んでもてください。最近の投稿は

公開 <input type="checkbox" name="eid[]" value="a77fc40101d892fcc2b75b52b29b52a0" /> ディズニーがジャンクフードCM削減へ、子どもの肥満対策ー「正しい食事」に反する食事を減らす方向 2012-06-06 06:54:19 食事教育 ウェブログ 0 0
公開 <input type="checkbox" name="eid[]" value="a20df404982642781646fbe131509dbf" /> 郡司農水相「TPP、国益にならない」 交渉に否定的ー首相はTPP加入を止めると言うことなのか? 2012-06-05 14:52:35 食事教育 ウェブログ 0 0
公開 <input type="checkbox" name="eid[]" value="61e5bb6a02832527478e846df26bb041" /> パン購入額 初めてコメを上回るー日本人は輸入小麦を主食にしてよいのかよーく考えるべきだ 2012-06-03 21:48:55 食事教育 ウェブログ 0 0
公開 <input type="checkbox" name="eid[]" value="bebf9babca0289937eaebef32275a634" /> 日本人にとっての正しい食事とは何かー食の原則を知ることです 2012-06-02 16:40:16

 と言うのがあります。
特に「日本人にとっての正しい食事とは何かー食の原則を知ることです」は「食事には原則がある」と革新的な理論を展開しています。

この内容をまとめて本を出したいとも思っていますが、実力がありません。
若い人で食の仕事で生きて行こうと考えられる方は、「正しい食事を考える会」記事を読んで、「正しい食事を考える会」の会員宣言をして論文を書き、その論文を受け入れてくれるところに就職し・・・というコースが有ると考えます。

この正しい食事を考える会の会員になること脱会することは自由です。

私の根本の理念は「日本農業を守る」と言うことです。

・・・と言うように私には提案したいことがたくさんあるのです。

今後株主提案も考えます。

 

 


不正受給横行の裏にあった「生活保護受給マニュアル」ーこのマニュアル攻略方法を考えるべきだ  

2012-06-06 21:54:04 | 意見発表

女性自身

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不正受給横行の裏にあった「生活保護受給マニュアル」

不正受給横行の裏にあった「生活保護受給マニュアル」

今週の週刊FLASH >[週刊FLASH]2012年05月29日

不正受給横行の裏にあった「生活保護受給マニュアル」

次長課長・河本準一(37)の緊急会見で、あらためて生活保護の不正受給問題が注目された。そんななか本誌は、ある広域暴力団につながる人物から「裏生活保護受給マニュアル」を入手。そのエグすぎる内容を明かし、関係者の証言とともに不正受給の一端をレポートしたい。

このマニュアルをもとにシノギ(商売)をおこなっているグループのリーダー・金本公博氏(仮名・32)は、もともと広域暴力団がバックに控えるヤミ金および振り込め詐欺グループの一員だった。だが2年ほど前から、受給者から搾取する「生活保護ビジネス」に手を染めるようになったという

関西方面では生活保護費を全額没収して米だけ支給とかあるみたいですが、うちらはそこまでエグくない。仮に受給額が10万円だとしたら、基本的にうちとの間で5万円づつ折半にしています。うちの場合、金融もやってますから、その客に声をかけてやってます。10人に声をかけたら3、4人は話に乗ってきますね」(金本氏)

裏マニュアルを見ると、生活保護の申請から受給までの流れ、注意点、重要ポイントがじつに細かく生々しく記されている。たとえば住居の問題。申請をするとケースワーカーが自宅を訪ね、生活実態の調査をおこなうのだが「部屋をゴミ屋敷化すること」「職員の訪問予定日前に生ゴミを放置しておき、異臭を漂わせておく」などといった対策が記されている

金本氏のグループでは「受給しやすい部屋の提供」までおこなっているという。ボロいアパートを一棟丸ごと借り上げて、1人1部屋。上限額の範囲内であれば家賃も全額出るため、取りっぱぐれもないのだ。

さらに生活保護受給希望の”客”に対しては申請までの期間、セミナーと称する「特訓」もおこなっているという。「事前にうちの若いのが福祉課窓口の担当役になって”想定問答”を繰り返し徹底的にやるんですよ。これがいちばん大変」(金本氏)

裏マニュアルの結びにはこうあった。

『(金本グループの)担当者の指示をよく守って自らの生活を防衛しましょう』


 


パンダ誘致に十数億円支援 正式表明 ジャニーズ事務所ーパンダ誘致に反対ー金は有効に使うべきだ

2012-06-05 14:43:58 | 意見発表

パンダ誘致に十数億円支援 正式表明 ジャニーズ事務所

河北新報2012年6月5日(火)08:15
「 仙台市が進める八木山動物公園(太白区)へのジャイアントパンダ誘致に関し、ジャニーズ事務所が復興支援のために設立した「マーチングJ財団」は4日、獣舎建設費など十数億円に上る資金援助を約束する文書を奥山恵美子市長に提出し、実現に向けた支援を正式に表明した。

 財団の佐藤俊一代表理事が仙台市を訪れ、獣舎の建設費のほか、中国から八木山動物公園へのパンダ輸送費、飼育開始から5年間のレンタル料や餌代などの支援を表明した。財団は2013年中に獣舎を建設し、市に寄付する考え。
 佐藤代表は「支援の意思を文書で明確にした。子どもに笑顔と夢と希望を与えるため、市と一致団結して取り組みたい」とあいさつ。奥山市長は「支援表明は大きなステップ。獣舎の場所や園の運営などの課題を解決し、一日も早い借り入れ実現に向け努力していきたい」と述べた。
 財団は、外務省OBや歌手近藤真彦さんらが役員を務める。昨年12月、市に支援の意向を伝え、ことし3月、市の担当者と訪中するなど準備を進めてきた。
 パンダ借り入れには、ワシントン条約で規定された繁殖保護の態勢を整える必要があり、財団関係者は「月に1度程度、中国を訪れ、借り入れの条件を詰めていきたい」と話している。」
 
将来の子供に残る金の使い方があるはずだ。