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がんの怖さを知る

2009-08-26 21:02:13 | 日記
 父ががんで亡くなった。100歳を超えたので大往生といえますが死因が皮膚がんでした。

 瞼の上に出来たがんでしたが、2年前は何ともないように見えました。1年前の白寿の祝いの時の写真を見ますと黒いシミみたいなのが見えます。

 それから5カ月後に瞼から袋みたいなものが出たといっていましたができものぐらいに思っていました。しかしなかなか直らないのです。

 皮膚科の医者に診断してもらいましたが、がんではないという診断で安心していました。
 しかし、傷は良くならず大きくなってきましたので、大学病院に連れて行きましたら皮膚がんという診断でした。

 高齢であるので抜本的治療は出来ないと、抗ガン剤注射を月2回するようになりましたが、傷は日増しに大きくなり時には出血があったり、痛がったりして徐々にひどくなってきて、出血を止めるのが難しい状況になった来ました。痛みを訴えたり傷口をさわって出血させたり、眠れなかったり、無理難題を言い出したり、家庭での看護は大変になってきました。7カ月になった時、「抗ガン剤注射は限度になりました。これ以上抗ガン剤は打てません後はホスピスを考えて下さい。」と言い渡されました。

 病院から緩和センターんの紹介を受け、面談を受けましたが、私たちにはまだ2年くらいは生きていくという感じをしていてのんびりしていましたら、病院から面談の状況を聞いてきて入院出来るところがあったら直ぐにはいるようにとアドバイスがあり、直ぐに入院させました。
 
 それから、一カ月と3日後、あっという間に死んでしまいました。

 皮膚がんですのでがんの進行が目で見えました。出血も血止め剤で止められました。
しかし、がんが転移している可能性もあること、動脈から出血すると止められないこと、腎臓が弱ってきて本来なら透析しなければならない状態になっていることを告げられがんが人の命を奪う状況を目の当たりに感じました。

 皮膚がんは命を奪わないと言うことでしたが、傷口は大きくなること、出血があること、傷の拡大が動脈に及ぶと出血多量で死亡する可能性があると言われました。そしてその危険性は何時起きるか分からない、今日、明日にも死の危険性はあるということが分かりました。

 一般的にがんは胃や腸や肝臓等内臓や乳、前立腺等の目に見えないところで起きているのです。見えないところで組織の細胞が破裂して出血したり、養分を奪って命がなくなるのですがどうして命がなくなるのかについては、分からなかったのですが、今回皮膚がんでその経過がよく分かりました。

 長生きするとがんは避けられないかもしれません。しかし、痛みが伴うがんは避けたいものと考えました。緩和センターという病院はありますが、必要なときに何時でも入れるというものではありません。

 がん細胞は1日3000~5000個発生しているといわれています。これを毎日私たちの免疫機能が働いて殺していると言われたいますが、体調によって殺し漏れが発生し10年くらいかけて大きくなってくると言うことです。

 免疫機能を高める方法の一つに、活性酸素を退治するビタミンA,C,Eを摂取すること、日光に当たらないこと、たばこを吸わないこと、牛乳・肉類の摂取を多くしないこと等があります。

 ビタミンA,C,Eに摂取のためには野菜と果物を摂取することが大切です。
そのためには一汁三菜の和食のスタイルで食卓を揃えることが一番だと思います。