goo blog サービス終了のお知らせ 

育児サークル「わはは」

わははの仲間の「ちょっと聞いて!」

気持ち新たに

2009-04-07 10:38:09 | Weblog
投稿者:えみ

今年は早く咲きそう・・・と予想されていた桜が思ったよりもゆっくり咲き始め、あと少しで満開になる頃迎えた4月。いよいよ新年度のスタートです。去年は子どもよりも親のほうがヒヤヒヤドキドキの幼稚園生活をスタートさせた我が家ですが、今年は2年目の余裕もちょっと感じられるかな。私は4月のこの緊張感のある空気が大好き。ついつい散歩に出かけたくなります♪

先日、私が年長の時に担任をした子がミュージカルに出演するというので観てきました。現在彼女は中学一年生。小さい頃観劇会で会場が暗くなるのが怖くて泣いていた面影はどこへやら・・・立派に歌って踊る姿に感激。ウルウルとしてしまいました。小学校低学年から続けてきた舞台活動は今回の舞台を最後に、しばらくは活動休止するそうで、勉強や部活に専念したいとのこと。舞台を始めたときもそうだったけれど、今回の休止に関しても、
自分のやりたいことを見つけて、選んで、進んでいく姿に逞しさを感じました。大き
くなった時にこうやってしっかり歩んでいくためには、ちいさいころからの色んな経
験の積み重ねと、愛情をたっぷり受けることがが大切なんだろうな・・・。
新年明けたときに目標は宣言したハズですが、新年度なので気持ち新たに、フレッシャ
ーズになった気分で一年間過ごしたいなと思っています。でも、子どもの成長ってほん
と早いし、今の時期ってあっという間に過ぎ去っていくもの。“気持ち新たに・・・”
ばっかり繰り返している暇はないよなぁ。よ~し!がんばるぞっ!


育児サークル「わはは」
投稿者:えみ

子どもの立場で考えて

2009-04-07 10:37:00 | Weblog
投稿者:ゆうこ

先日、息子の今年度最後となる保育参観に出かけていった。一年間の集大成とあって、今回は年中の全クラス、総勢90余名によるミニコンサートを催してくれるという。息子もめずらしく気合いの入り方が違うようで、「絶対に早く来て、一番前で見てよ!」と、しつこく私に念を押した。「わかった。約束するよ」。そう言ってうなずきはしたものの、内心私は冷めていた。だって、ここのところ園行事では立て続けに、恥ずかしい思いばかりしている。始まりは、秋の生活発表会。周りをキョロキョロ、体をぐねぐねと、落ち着きがないのはうちの子だけである。隣の子にちょっかいを出し続け、挙げ句はデコピン攻撃で顰蹙を買った。ちょっと前までは、人前に出ると“借りてきた猫”だった彼のキャラは、確実に進化(?)を遂げたらしい。以来、今回こそはと勇気を出して園へ出向いてみるものの、おふざけの限りを尽くす息子を前に、いつになったらやめてくれるのかと祈るしかない。それでもまあ、見捨てないのが親ってもんである。言われたとおり、早めに家を出た。
さて、息子の幼稚園では、保育参観のたびに行われる「園長講話」がなにしろ人気である。幼児教育のプロとして保護者を指導するというよりも、三人の息子を育て上げたひとりの母親として、いかにたくさんの失敗を繰り返してきたかという経験談が人々を惹きつける。息子さんのうち一人は幼くして脳腫瘍を患い、死の危険に幾度もさらされながら、親子で乗り越えられたそうである。その必死の歩みのなかから生まれた育児観は、すべての母親の心を捉えて離さない。そんなわけで、毎回、保護者席は前列から奪うようにして埋まっていくのであるが、今回は趣がかなり違っていた。
「さあて、今日は皆さんに、ある体験をしてもらいますよ」。そう宣言するなり園長は、母親たちを誕生月ごとに並ばせ、ピアノの伴奏に合わせて、次々と舞台の上へ呼び上げた。「一月生まれのお母さん~♪ はいっ! 両手をあげて踊りましょっ! ララ ランランランラン ラ~ン!」。会場には、どよめきがあがり、当然、いやだいやだと渋る人たちで会場は混乱した。それでも、容赦なく園長の号令が飛ぶ。「ほらっ!次!2月生まれのお母さん~♪」。結局全員が代わる代わる舞台へ登らされ、お許しが出るまでポルカのステップを踏まされた。こんなに恥ずかしい思いをするのは久しぶりである。でも、いったいなんのためにこんなことを?
「さあ、もうお分かりですか? いま皆さんたちは、とっても恥ずかしいですよね。ドキドキしちゃって、もう、どうしていいかわからなかったでしょう? それが、これからここで歌を歌ってくれる子どもたちの、いまの気持ちなんです。普段、皆さんは舞台の下から子どもを見上げて、“あら捜し”ばかりしていませんか。ウチの子だけ口の開け方が小さいだとか、落ち着きがないだとか。まさかお家に帰って、“○○ちゃんは上手だったのに、どうしてあなたは……”なんてこと、言っていませんよね?」。どのお母さんも苦笑いをしてうつむいてしまった。まもなく後ろの扉が開いて、子どもたちが入場してくる。割れんばかりの拍手の渦。やる気満々だった我が息子はというと、右手と右足が同時に出ちゃって、ロボット歩きに必死だ。
そうだね、そうやっていつもキミは、一生懸命がんばってきたんだ。ついこないだまで、ボタンひとつはめられるようになっただけで、一緒に飛び上がって喜んだというのに。いったいどれだけのプレッシャーを、キミに強いてきたんだろう。自分が情けなくなった。
帰るなり、「なんで一番前に座らなかったのよぉ!?」と怒る息子に、心から謝った。だけど号泣して目は腫れ上がっちゃったし、とてもじゃないけど一番前では見られなかったよ。


育児サークル「わはは」
投稿者:ゆうこ