わだつみの華

あなたの心という大海原を
心地よい風が渡っていきますように

(記事はリンクフリー)

短 信(27)

2013-07-24 09:50:51 | 癒し
 お手紙拝見致しました。息子さんのこと、
さぞ、ご心配だろうと思います。親であれば、
誰しも、子どもの幸せを願わない親は
ありません。

 特に、自分のいのちにかえても、と
おもうのが、母の愛で、お手紙を拝見
しながら、私は、私の修行時代に、心配
そうにやせ切った私の姿をみつめ、
何とかして、私を、幸せに、平安にして
やりたいという願いにみちた母の面ざしを
おもいだしました。
 わからないながら、私の苦しみを
かわれるならとおもっていてくれた母の愛が、
私をここまで導いてくれたのだと思って
おります。私はあなたの御手紙を拝見
しながら、母の愛と、その愛のはるかなる
光源に思いを馳せたのであります。

 母の愛、また、すべての愛の源は、神の
愛であります。神様は、一人一人を愛しみ、
いつくしんで、決してこれを捨てるという
ことがありません。あなたの息子さんも、
神様の大切な子どもなのであります。

 そこで申し上げますが、決して、言葉を
出しすぎないように、あたたかく、
息子さんを見守り、息子さんの天命を祈る
ということが、まず第一であります。

 子どもというものは、どんなにまごころが
出ているとわかっていても、自分の心を
どうしようもない時、はたから色々
いわれますと、つい反発してしまいがちに
なるものであります。御心配でしょうが、
どうぞ息子さんを生かしているいのちの
すこやかなることを信じ、また、息子さんを
信頼されて、ただ黙ってしずかに見守る
ようになさってごらんなさい。しずかな
こころから、生まれるものは多いと
思われます。

 そうして、すべての心の疲れを、
世界平和の祈りのなかに入れて、日々、
私をよんで下さい。かならず参りましょう。

 祈りは光、そしていのちであります。
 あなたもまた息子さんも、ともに永遠の
祈りであるこの世界平和の祈りのなかに
とけこまれる光でありいのちであります。

 どうかかたく立って、愛深く、御自分に、
息子さんに対して下さいますように。
            合 掌
              昌 久