ふりかえって考えてみますと、人類の
歴史は、闘争の歴史のようなところがあ
ります。科学の発展も、軍備目的をもっ
てなされたことが、逆に人類の運命に役
立つようになった向きがたくさんありま
す。こうした科学の進歩を、戦争とは全
く関係なしになしとげられるようになら
なければ、人類の平和は成り立たないの
ですが、まず人類の根本的な思想の誤り
を直さない限りはそれは無理ということ
になるのです。それは恰かも、米国にソ
連に先んじて武器を捨てなければ、世界
平和は成り立たない、と説いても、今の
立場では絶対に武器を捨てるわけにはゆ
かないのでもわかります。
地球人類の思想の誤りはいったいどこ
にあったのでしょう。まず、最大の誤り
は、人間が神と離れて存在しているもの
だ、という認識なのです。人間は神のみ
心の中にあって生活しているという、一
番根本的なことを忘れ去った時から人類
の不幸は始まっているのです。そして、
今日までその尾をひいていて、今や正に
地球人類壊滅の瀬戸際まで追いつめられ
てきてしまったのです。
歴史は、闘争の歴史のようなところがあ
ります。科学の発展も、軍備目的をもっ
てなされたことが、逆に人類の運命に役
立つようになった向きがたくさんありま
す。こうした科学の進歩を、戦争とは全
く関係なしになしとげられるようになら
なければ、人類の平和は成り立たないの
ですが、まず人類の根本的な思想の誤り
を直さない限りはそれは無理ということ
になるのです。それは恰かも、米国にソ
連に先んじて武器を捨てなければ、世界
平和は成り立たない、と説いても、今の
立場では絶対に武器を捨てるわけにはゆ
かないのでもわかります。
地球人類の思想の誤りはいったいどこ
にあったのでしょう。まず、最大の誤り
は、人間が神と離れて存在しているもの
だ、という認識なのです。人間は神のみ
心の中にあって生活しているという、一
番根本的なことを忘れ去った時から人類
の不幸は始まっているのです。そして、
今日までその尾をひいていて、今や正に
地球人類壊滅の瀬戸際まで追いつめられ
てきてしまったのです。