VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

Canon、ミラノサローネ帰国展

2009年08月26日 | 社会・文化
カメラから始まったキャノンは、イメージングカンパニーとしてイノベーションに挑戦し続けている。
その表現の場として昨年からはミラノサローネでもクリエイター達とインスタレーションを行っている。

今年、現地ミラノに行かなかった私は六本木での帰国展を楽しみに伺った。 @東京ミッドタウン 
主催のキャノン酒井総合デザインセンター所長と、1年ぶり。
『NEOREAL』がミラノサローネ展示会のコンセプトテーマタイトル。
デジタルイメージングの技術を見せるパワープロジェクター[WUX10]とカメラ・ビデオなどのCanon製品。

今年のメインクリエイターは建築家の平田晃久氏(左)。ご案内頂いた総合プロデューサーのTRUNKの桐山登士樹氏。

右上、平田氏が練り上げたオブジェの縮小版模型・・・これが展示会場の空間「響」に拡大展開される。
オブジェの成り立ちを解説する映像、1本の紐に輪を作り中をくぐらせる動作を12回繰りかえすというアイデア。
展開するとこうなる
紐でできた面に布を張り(伸縮性があり柔らかい)、そこにプロジェクターで海の中のイメージを映写する。

天井イッパイに広がるオブジェを行き交うことができ、海の青や光を感じて幻想的な空間に!
センサーを付ける事で、人が近くに寄って布に触ると‘クラゲ’が現れ近寄ってくる面白い仕掛け。
インタラクティブアーティストの松尾高弘氏が映像を担当。

次の展示コーナーはキャノン総合デザインセンターのクリエイター達が制作した「躍」というインスタレーション。
展示スクリーンの前に立つ人間の輪郭を認識させ一筆書きで映写(真ん中が私)。それをデザインとして色んな形に動かして見せる。

私が動くとデザイン画も変わって、そのインタラクティブさが結構面白くって遊んでしまう!

今年は現地ミラノで昨年より多い3.1万人の見学者があったと言う事。
私も今年の展示の方が洗練されているし、面白い作品だったと思う。
レクサスのように継続する事で、欧州デザイン界からの企業評価も高まっていく事だろう。

さて見学後ワインとアンティパストを頂いたので、メインディッシュをミッドタウンの「オランジェ」にて
イタリア仲間の真美ちゃんと。


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