VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

JapanTimes社長

2006年06月01日 | Friend
英字新聞「TheJapanTimes」の記者である友人Ericから、
新社長が女性の活用について我々と意見交換をしたいという依頼をもらい
リクルートワークス研究所の石原さん(写真中)を加えてランチをご一緒した。

小笠原ジャパンタイムズ社長(写真左)は米国育ちの為、
専門用語は社長室の酒井さん(写真右)に通訳して頂きながらも、話は大いに盛り上がった。

女性の活用と言えばリクルート、と世間的には評価が高いが
実は、制度的に女性を支えるというより、創業来、分かり難い企業であった為
男性は採用し難かったが、‘男勝りに頑張る女性’を採用し機会を与えてきた結果
河野栄子前社長のように、突出した女性も出たというだけで
今となっては、グローバルな企業と比べるとダイバーシティにおける女性への取り組みは
後塵を排し、組織的な対策検討を今年から始動したばかり。

私自身、20代の営業マン時代に辛い思い出が沢山ある。
例えば、私が部署で一番大きな売上目標を持っていても、
営業職の女性が22時以降に残業をするのは、当時の労働基準法上問題があり帰宅するよう命ぜられる。
時間効率を上げる為に夕食も食べず、必死で集中しながら企画書を書いたり残務処理をしたり
それでも済まず、自宅へ持ち帰りサービス残業する毎日だった。 
その傍らで、時間に制限無くのんびりと夕食を食べた後
おしゃべりに興じ、暢気に22時以降も仕事をする男性社員を見ては不公平を感じたものだ。
    (当社は残業代もフルで出ていたので、労働時間差=収入差)
きっと子供を持って働く女性も、同じような実感があるのではないだろうか。
そしてリクルートは多くの女性が辞めてしまう、
女性にとっては‘永く働けない会社’のレッテルも付いて回る。

ところで、ジャパンタイムズの親会社であり小笠原社長が取締役でもある
(株)ニフコは、私が約5-6年前「赤ちゃんのためにすぐ使う本」の営業で
チャイルドシートの通販をお手伝いしたというご縁があり驚いた。

小笠原社長が日本企業を精力的に回り、新しい風を自社へ吹き込もうとされている姿に共感し
ご協力できそうな事は是非お手伝いしたいと思った。
素敵な方と出会えて、Ericに感謝!