VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

Saloni!(ミラノサローネ)な人達

2006年04月07日 | ミラノ・サローネ06
新Fiera会場のプレスルームは快適だ。カプチーノbreakをしていたら
サローネのコマーシャルFilmを撮影している、JulienとAntonioに知り合った。
ポルトガル人だがドイツで仕事をしているらしい。
松下電工の初出展について話すと、興味を持ってくれたので明日撮影に同行することにした。


ところで、アメリカの住宅見本市と大きく違う点を1つ。
来場者・出展者の人種が違う・・・デザイン系&イタリア=オシャレな人達。
アメリカの、Builders=地方のおじさん達とは違って
ジローラモのようなちょいワルオヤジやコレクション崩れのモデルみたいなオネエチャンで溢れている。
かなり、その濃さに疲れたところで、
今晩は松下電工上田くん御一行の食事会に参加させてもらう事にした。(写真右)


路面電車が走る(写真中)Duomo近くで、美味しいイタリアンとワインを頂きながら
同じ大阪の筋の笑いで、咳き込むほど笑わされ楽しい夜を過ごした。
彼らは設営から来ていたので、もう明日帰国する。
初出展ということ以外にも、様々なのアクシデントを乗り越えて成功裡におさめたサローネ初出展。
これからの、電工サローネの歴史を開いたメンバーという事になるのだろう。

Congratulation Panasonic!!

今年のColorはGreen(ミラノサローネ)

2006年04月07日 | ミラノ・サローネ06
初日は松下電工も出展しているキッチン見本市【Eurocucina】から見て回る事にしよう。

キッチンは2年に一度(照明と隔年)開催。16年目で今年は139社が出展している。
面白がって逐一、隅々まで見ていると1週間あっても足りないだろう。

そんな中でキャッチしたトピックスだけBlogでは紹介しておく。
目に付いた新鮮な色はGreen。モスグリーンに近い、日本で言う‘鶯(うぐいす)色’。
何社かに聞いてみたところ、やはり今年の色のようだ。他には‘noce(くるみ)色’という意見もあった。

そう言えば、ロンドンの洋服&バッグShopでも鶯色の商品を目にした。
ファッション(パリコレあたり)からインテリアにその潮流が来るという事を実感した。

まあ日本の市場でウケルとは思えないが、ここサローネではキッチンも当然ファッションである。



Panasoinc in Eurocucina(ミラノサローネ)

2006年04月07日 | ミラノ・サローネ06
私が今回急にサローネに行こうと思ったのは、この松下電工のサローネ初出展リリースをもらったからだ。
なので早速、一番奥まった所にある【Eurocucina(キッチン見本市)】のブースへ、
約10年前の関西時代からお仕事をさせて頂いている住建事業・キッチン担当の上田くんを訪ねて行った。
(写真左、イタリア人にも負けないイイ男)

松下電工のブランド名が国内の‘National’でななく‘Panasonic’なのは
海外の商標を別の企業が持っている為であるが、
「あのエレクトロニクスのPanasonicが、どんなキッチンを提案するのか。その融合に興味があった」と
ブラジルメディアの記者が話してくれたように
外国企業にとっては違和感無くグローバルなブランド力として、認知されていた。

プレス発表会では、日野田執行役員とキッチン河合部長がプレゼンテーション。(写真中)
いきなりベタベタの関西弁でのプレゼンに「ここは門真市?」と見紛ったが、
私の隣には通訳を聞くイタリア人が座っているという妙な空間・・・・
発表では、このサローネ初出展をステップにヨーロッパ進出の足がかりにしたいというお話があった。


各社デザイン力を駆使した煌びやかなブースが並ぶ中
松下電工ブースでは、和の和みスペースに慎ましやかにキッチンが並べられていて
「ホットする」と評判のようだ。(写真右)
基本的にデザインといっても、電工ブースではUD(ユニバーサルデザイン)がメインなので
電動昇降カウンターや収納など、欧米勢には見られない要素がある。

面白かったのは、「畳が丘」がリビングキッチン提案として使われていたのだが
外国人には収納を兼ねた、JapaneseTatamiは非常に関心を持たれていた。
もちろん、PanasonicのプラズマTV&シアター含め住空間の総合企業である片鱗は伝わっただろう。

既に、キッチンをヨーロッパで売りたいというオファーも出ているようで
日本のキッチンメーカーの先陣を切った、松下電工の初サローネチャレンジは成功したようだ。


Milano i-Saloni 2006(ミラノサローネ)初日

2006年04月07日 | ミラノ・サローネ06
今年2006年から会場が、少し郊外の‘Fieramilano’に移動した。
会場までの地下鉄は、東京のJR東海道線ラッシュアワー並みの混雑。皆、終点にある会場へ行く人だ。

到着して地上に出ると目に入る、ガラスの帆がなびいているような(写真)
清清しい見本市会場建物は、イタリア人建築家Massimiliano Fuksasによるもの。

プレス登録(すれば入場無料)し、PressRoomにて‘プレスキット’をもらうのだが
piquadro社とのタイアップで提供されている、真っ赤なオフィシャルBag(バックパックにもなる)に入っている。
それを持って上機嫌な私!(写真右)