四国の空と海へ

1997.5/3から 四国八十八ヶ所霊場 を巡拝させて頂いた事が
第二の人生のスタ-トに成った。

足摺岬へと (1)

2006-02-27 16:42:02 | 
1997 5/23 (23日目)
 AM5.20 起床 体操 心経  天気は良さそうだ。

朝食時、パントマイムをしているお姉さんと同席した。
米山ママ子さんにソックリ!!! ママ子さんに憧れてこの道に
入りました。今はお遍路さんです。

AM7.00 スタート  AM8.00 休憩
足に太陽と空気を与えていると、反対方向より歩いて来た、若い女性が
話し掛けて来たので話す。
来年歩き遍路を始めるので、暇を見つけて歩く練習をしています。
地元の方で、歩き遍路さんを見ていて、その気に成りました。
足ずくりも大切だが、それと一緒に「体全体を」鍛えるつもりで取り組んで
下さいと・・・薀蓄を述べた。ご迷惑だったかな?

AM8.30 スタート
歩いていると、私より年上の男性と一緒になり、同行した。
札幌市から来られた、斎藤さん(六月で六十七歳)。
長い教員生活を終えて、今は道庁に入って教育関係の編纂をしています。
心筋梗塞で一度倒れて、周りの人達から「歩くこと」が、一番良いと言われて
「四国八十八ヶ所の巡拝」を、決心しました。

歩きながら、二人の会話は途切れる事が無く続いた。
私が考えると、あんな広大な「北海道」を歩いた方が、歩きで、があり良いと
思いますが・・・何故、四国へ・・?
北海道は広すぎて、人が居ない・・・歩くのは「四国」だと思います。
北海道に来られたら、是非ご連絡をして下さい。お好きな所をご案内します。
  私が「生きていたら」と言い、にっこりされた。優しい人・・・。
斎藤さんは、阿波・・・土佐・・・伊予・・・讃岐と四回に分けて歩いています。

PM12.30 昼食
私の、高校卒業時の事を話させて貰った。
(以前ブログで「千本松牧場の思い出」に登場の「小野山先生」との事)
卒業式が近ずいた或る日、先生は生徒一人一人に「贈る言葉」を(当時、
贈る言葉と言う言葉は、余り聞か無かったが)言ってくれた。
私への言葉は「君は、このクラス一番のファイターだ」・・・ビックリした!!!
本当に「嬉しかった」!!!  

卒業して以来三年間・・職が定まらず・・九箇所の会社を、転々とした。
十回目の会社で、よ~し、この会社で骨を埋めるぞと「決心」をした。
其の会社も、中小企業の小企業に入る会社であった。
唯 扱う商品は、一部上場の会社の代理店として、その会社の商品の卸を
デパート中心にやっていた。
時は流れて・・・親会社が販売力強化と言う事で、何店かの代理店を吸収
して、販売会社とした。代理店勤務年数もカウントされての編入が条件
だったので、退職まで三十八年間・・・勤め上げた。

この間・・・色々有った!!! 嬉しい時・・悲しい時・・絶頂の時・・
奈落の時・・つらい・・この先どうなるだろう・・不安の日々・・
人間関係の複雑さに・・取引先のバイヤーとの事で・・女性との事で・・
・・・色んな事が有り、挫けそうな時も何度も有ったが、そんな時に私は
呟いた・・・一番のファイターだぞ~・・・と、負けてたまるか!!!だった。

先生からの、この「贈る言葉」が無かったら・・・あの逆境を乗り越える事は
出来なかったと思う。
今あるのも、先生の、あの言葉が原点です。
小野山先生の「誉め言葉」は、ありがたかった。感謝しています。合掌・・・。

静かに聞いておられた斎藤さんは「良かったですネ」。

ある女生徒を、厳しく叱った事を思い出しました・・・後年・・同級会に呼ばれ
行った時に、その生徒から叱られた時、悲しくて悲しくて・・それを長い間
引き摺っていました・・・と言われて、その時の、私の気持ちを伝えて納得して
貰ったが・・叱るって難しいですね・・その後のフォロー・・今では遅いですが
と、しんみりと話された。

PM1.30 スタート 
広い広い、太平洋をバックに写真を撮り合う。
其の後も、話を続けながら歩く・・・途中 地元の方から、バナナ三本ずつの
ご接待を受けた。 合掌・・・。

PM5.00 大方町 民宿 都 に到着。
斎藤さんは、都の前の 民宿 海坊主 へと行かれた。一日のお礼を申し上げた。

窓を開けたが、家が有って太平洋が見えず。
風呂・・・洗濯・・夕食 鰹のたたきが、美味しかった。
奥さんに、明日の行程に付いて、親切に教えて頂く。

今日は、思い掛けない一日であった。無事に歩けた事に感謝・・合掌・・・。

 *宿泊代 5.000円

 *歩いた距離 27.8KM 累計 520.5KM 500KMを越えた。




















第三十七番 岩本寺へと (2)

2006-02-24 13:24:23 | 
1997 5/22 Am5.20 起床 体操 (20日目)
快晴 高知 8℃ 富士山頂 -12℃  寒い朝だ。

AM7.10 スタート 遍路道を暫く歩くと、昨夜同宿の神戸さんと一緒になり同行する。
色々と話しながら歩く・・・神戸さんが先頭を歩き「焼坂峠」を登る。
一歩一歩確実に、心臓に負担を掛けない様に登る。山をやる人の登り方だ。
立ちながら、二回の小休止・・・私もこのペースにピッタリ合った。
峠を登りきってからは、下り坂・・・話が尽きない。(歳は六十一歳私と一緒)
AM9.10 休憩 私の座った所に、十円玉!! お賽銭にします。

AM10.40 休憩
「民宿あわ」の、おばちゃんに頂いた「枇杷」を二人で食べた。美味しい。
喉が渇いていたので、枇杷の甘さが最高だった。 合掌・・・。

AM11.00 七子峠に挑戦だ。 目の前に、立ち開かる・・・傾斜は45度以上!!!
一歩一歩 確実に 呼吸を整えながら 汗一杯に かきながら、登った。
登り切った所に、広場があって、そこに居た人達は、皆さんビックリ!!!。
エ~ここを上がって来たんですか!? 

二つの峠を越えると、後の遍路道は楽に歩けた。

PM3.30 岩本寺 到着
岩本寺の山門で写真を撮り合う。
今日は久し振りに同行者があり、気も合い・歩くペースも合い・会話も弾み・・・
楽しい一日であった。
土佐湾の弓形の部分の三分の二位は歩いただろうか?

 風呂 洗濯 夕食

PM7.00
家内に電話 体は大丈夫ですか・・・大丈夫 毎日楽しく歩いているよ。
      庭の花達は満開です・シクラメンは終わりました。
      気を付けてネ。
兄に電話  元気にやっているか。帰ったら家に遊びに来いよ。
塩さんに電話 彼は未だ帰宅せず・・・奥さんにも近況を伝える。
5/23 24 25の、宿泊予約を取る。

 PM8.00 床に入るも、隣室のラジオの音が高く眠れず・・・。

 *宿泊代 5.000円

 *歩いた距離 25.9KM 累計 492.7KM
























第三十七番 岩本寺へと (1)

2006-02-23 15:04:00 | 動物
1997 5/21 
AM5.15 起床 体操(ラジオ体操第一)
体操は、現役時代 朝礼の前に、全員で行う。退職してからも
現在(2006 2/23)まで、ズ~と続けている。継続は「力」!!!

今日も一日、無事に歩けますように・・合掌・・・。

今日の宿泊地は須崎の、どの辺に成るか・・・三十キロは歩きたい。
宿の前は、太平洋が一杯に開けて室戸岬の先端が見えた!!!。
あそこから、此処横波の浜辺まで歩いて来たんだ・・・気が遠く成る程の距離だ!!!
今日からは足摺岬を目指して歩くぞ~~~。

AM6.30 朝食  AM7.00 スタート
宿の前でご主人が「スカイライン」を歩くより遍路道を歩いた方が良いですよ
と、教えてくれた。
昨日渡った「宇佐大橋」へと歩いていると、何処からとも無く猫が来て、私の
前を歩きだした?・・・十五分位・・歩く・・猫の道案内?
大橋を渡ると須崎市だった。
AM8.00 
休んでいると、独特のホームで歩く男性がやって来て談笑をする。
新潟県より・四十二歳・荷物の重量は六キロ・Tシャツ二枚・パンツ二枚
スラックス一本・靴下四足・・・今日は、岩本寺まで歩くと言う!!!。
凄い・・・私の二日分・・・。
俺は俺・・・俺のペースで行こう。

彼 お先にと言いながら、独特のホームで、ハイスピードで去って行った。

入り江が、重なり合う中を歩く。波も無く静かだ・・・美しい。
 
* 遍路道 右に左に 振ってくれ

坂の手前に店があり、牛乳を買う。
奥さんに「海綺麗ですね」と言うと「あら~そんな事有りません」・・・
旦那さん「海のことや~」・・・奥さんレジを打ち間違える・・打ち直す!。

*レシートを 握り潰すは 美人妻 

AM10.45 休憩
足に太陽と空気を・・・。
ここの入り江は、特に美しい・・木々の緑も良い・・海の色も・・・。
時はゆったりと流れいる 合掌・・・。

 *青い海 木々の緑と ハーモニー  (恥ずかしいが、出て来るので・・)
 *青い空 青い海海 独り占め
 
AM11.00 スタート
美しい入り江が続く・・・。 と・・・あの 右足が、ご不自由なご主人と
奥さんが、前の方を歩いている!!!。
ご挨拶・・談笑・・・。
車の、ご接待を受けながら歩いています。それにしても凄い・・合掌。

昼食を買う 揚げパン・バナナ・ヨーグルト(500円)
総菜屋さんみたいな店は無いので、偏ってしまう。
PM12.10 昼食
近くの農家の小父さんに宿の事を聞くと、今日は中土佐の、安和か久札の宿が
良いと教えてくれた。

PM2.00 須崎 警察署の前で休憩

住友セメントの大工場があった。
押岡の郵便局で五万円を引き出した。 局の姉さんが親切だったので
宿のことを相談したら、直に見つけてくれた。 電話番号も・・・。
即 お願いの電話をすると OK 合掌・・・。(民宿 あわ)
お姉さんより、お水飲まれますか?コップで三杯一気に頂く・・合掌・・・。

歩いていると、スーパーが有ったので、麻混の半袖のシャツを二枚買う。
@1.000円 今まで使った長袖のシャツは、家に返送しよう。

女性のお遍路さんが、納札を落として・・・風で舞っている!!!。
一緒に拾ってあげた。  驚く程・・・感謝された。
 
町の人に聞くと「あわ」までは、二キロ位と教えてくれた。
しかし 歩いて・・歩いて・六キロあった。
PM3.35 民宿 あわ に到着した。
持ち物を点検して、不要な物を郵便局から返送した。
お上さんが、二階に上がって来られて話す。話し好きな方で、蜜柑・枇杷
民宿・・・と、一年中忙しくしています。 主人が仕事を止めて、一緒に
やってくれるので助かります。

夕食時、一人打ちの方と一緒になり話す。
千葉の神戸さん、歩くのが好きで友達と「中仙道」も歩き、山登りも良く
しています。 巡拝では毎日ビールを頂いています。
私は飲まないで歩いている と 言うと、へ~とビックリされた。

明日は 岩本寺さんだ。 早く寝よう。 (宿は岩本寺 宿坊)

 *宿泊代 6.000円

 *歩いた距離 29.8KM 累計 466.8KM



































第三十六番 青龍寺へと

2006-02-22 14:19:49 | 四季
村中を歩く・・小川には水がたっぷりと流れている。
雲が多くなるも、雨の心配なし。一時間毎に、足に太陽と
空気を・・・を、繰り返す。
塚地峠までは、心臓破りの道であった。峠には水が無く、三十五番
さんで頂いた「ブンタン」を食べた・・美味しい!!!。

AM11.45 峠を下りに下る・・・小さな町並みに出た所に食堂「エイト」
があり、昼食にした。 焼きそばを頼む。
四国風の味付けなのか、初めての味だ。水はコップに四杯!!!。

宇佐大橋を渡る・・・海に掛けられた大きな橋・・・下の海は綺麗だ。
風が強い・・左側に海、右側に小高い山が続く・・美しい風景だ。
この橋が無かったら、大変な歩きに成ったと思う。
昔は、渡し舟があったそうな・・・。
PM1.50 今夜の宿泊地「山陽荘」に到着した。
目の前は「太平洋」が、大きく広がる・・・「土佐湾」の真ん中!?。
荷物を、お預けして「青龍寺」さんへスタート。

青龍寺さんは、標高255M 石段は120段余り・・休みもせずに登った。
参拝を済ませて降りて来ると、車でのお遍路さんの運転手の方が、休んで
居られたので「談笑」した。

宿への帰り道に、傷付き変色した百円硬貨を拾う・・S46年 物!。

又 八王子の男性と会う。 暗い顔をして「ブンタン」を食べていた。
民宿へ行ったが断られ、これから行ける所まで歩くと言っている。
宿は、先方の都合もあるので、予約が必要だ。
私も徹底しよう。
PM3.00 山陽荘に到着。
朝予約をした時、一人だと8.000円 二人以上ですと7.000円と言われて
いたので、どんな宿かと思っていたが、感じの良い所であった。
案内された部屋は、太平洋の見える所でなく裏山が、迫って来る部屋で
ガッカリした。
唯 椎木の葉が、新緑に入れ替わり紅葉をしている様だった。美しい。
鶯・鳶・・・の鳴き声が嬉しい。
風呂は広く、ゆったりとしていて最高!!!。
久し振りに、体重測定 60KG 3KG 減 歩いて減ったんだ。

夕食 いつもの事だが、出された物は全部頂く。

今日一日、無事に歩けた事に合掌・・・。  

 *宿泊代 8.000円

 *歩いた距離 20.9KM 累計 437KM










































第三十五番 清滝寺へと

2006-02-21 12:02:53 | 動物
1997 5/20 (18日目)
AM5.30 起床 体操 鶯 雀 ? 三種類の鳥の、さえずりで目が覚
めた。
般若心経を唱える。 何時からか、就寝時に寂聴さんの、般若心経を
読み枕もとに置いて眠る。
今日は、三十五番さんと三十六番さんの巡拝予定だ。
お上さんが、行程の地図をコピーしてくれた・・合掌。

AM7.30 快晴 荷物を白石屋さんに、お預けしてスタート。
田圃道を歩き続けると、小高い山々が重なり合う場所に来た。
山門までは、急な上り坂で・・・そこから、なお急な九十九段の石段があった。
境内で、八王子から来られた男性に会い談笑をする。
鐘楼で鐘を静かに撞いた。 快晴のため、素晴らしい眺めだ。

境内の売店のおばちゃんから「ブンタン」のご接待を受けた。
ニ~三個と言われたが、一個にして頂いた。合掌・・・。

AM9.00 白石屋さんに向けてスタート。
途中の細い田圃道で「真っ黒で背中に黄色の星がある蛇」に出会った!!!。
一瞬・・・止まったが、シュワ・・・と音を立てて、凄い速さで消えた。
散歩中の、三人のおばちゃんが居たので聞くと・・? 蝮では無いし・・
蝮なら、ジッとして動かないし・・? 初めて見た蛇であった。

白石屋さんの近くで、元気なおばちゃんに会い話しをすると、最初に宿泊の
電話をした「菊屋旅館」の方であった。丁度お留守だったので白石屋さんに
成った。 おばちゃん、青龍寺さんえの道を、親切に教えてくれた。合掌・・。
AM9.45 白石屋さんに到着・・皆さんとお話しをして、お礼を申し上げて・・。
AM10.00 スタート

























第三十四番 種間寺へと

2006-02-17 16:39:26 | 宗教
一時間毎に、足に太陽と空気を与えながらピッチを上げた。

PM5.30種間寺さんに到着した。
納経帳への、記帳の時間は過ぎていて誰も見えない。
ベルを鳴らして、歩き遍路ですが・・・遅くなり申し訳有りませんが
記帳をお願いします・・・。
ご住職が来られ、無表情・・無言で記帳をしてくれた。 合掌・・・。

境内で楽しそうに遊んでいる子供達に、写真を撮ってくれる人は?
と声を掛けると、私が撮る~と一番小さな子供!撮って貰う・・ありがとう。
PM5.45 スタート
此処からのスパートは、今までで一番凄かった。一日中天気が良かったのが
風が出て来て、空模様がおかしく成って来た。
途中で、今日の宿泊地「白石屋」さんに電話を入れると、おばちゃん今何処に
居るの? 場所を言うと・・分かりました七時過ぎには着くね。

今迄だと、この時間は風呂・洗濯・食事も済んで、ゆっくりして居る時間だ。
雨も来そうなので、休みも無くひたすら歩きに歩いた。
大きな川にぶつかった。「仁淀川」だった・・・素晴らしい河だ!!!
夕暮れの暗さが来始めている中、橋を渡ると「土佐市」だった。
四国にも、こんなに大きな河があったんだ。 
川上の遠い方で、あめが降っているのが見える。美しさに見取れていると、
軽四輪の車が近ずいて来て、白石屋さんに行くんですか? え~え!!
この道だと、車が多くて排気ガスが多いので、この河の土手の水防小屋まで
歩いて、そこから降りた所の道を行くのが近道です。 合掌・・・。

遂に「雨」が降って来た!! ハイピッチで歩く・・小屋に着いた。
土手を降りると、雨がかなりの勢いで降って来た。アンブレラを出す。
そこに高校生が自転車で来たので「白石屋」さんを聞くも「知りません」。
暫く行くと、ガソリンスタンドがあり、聞くと教えてくれた。
凄い雨に成った!!!

と・・・先程の生徒が、傘も差さずに分厚い電話帳を持って来てくれた!!!。
あッ ありがとう・・・今そこで聞いて分かったョ。
ありがとう~と、重ね重ねお礼を言った。 合掌・・・。

ずぶ濡れの彼・・・この親切は一生忘れない。
このような子に育てた、祖父母・ご両親・・に感謝・ありがとう御座いました。
私は、二人の男の子を、このような事が出来る子に、育てただろうか?反省。

PM7.30 激しい雨の中、やっと「白石屋」さんに着いた!!!。
雨で大変だったネ~と、おばちゃんと、お上さんが出迎えてくれた。
風呂に、どうぞ、どうぞと勧められ、荷物を部屋に置いて、即 風呂へ・・・。
一日の疲れを取った。 良く歩いた。

部屋は十五畳!!に一人。 洗濯・乾燥をセットして夕食に行く。
食堂で若いグループと一緒だ。
出して頂いた物は、総て美味しく頂いた。明日の力だ。
若者達は、食い散らして残す・・・。

今日は、今迄で一番歩いた「38.5KM」 足大丈夫!

お上さんが、洗濯物を綺麗に畳んで持って来てくれた!!!。

すみません・・・ありがとう御座います。 連発・・・。

 *親切が 重なり合って 胸熱く  

 * 宿泊代 6000円  (気風が良いおばちゃん・温厚なお上さん)

 *歩いた距離 38.5KM 累計416.1KM








































第三十三番 雪蹊寺へと

2006-02-17 14:02:57 | 
桂浜方向へとひたすら歩く・・気温が上がり暑い!!。
四国に来る前から、乗り物には一切乗らないと決めていた。
浦戸湾フェリーに乗らずに、雪蹊寺さんえと歩く・・地図が無い
ので、この方向だろうと歩く・・・ドライブイン「かつお船」が
有ったので、昼食にする。
PM2.00 昼食には遅い時間なのに、快く迎えてくれた。
ニンニクのスライス付きの「鰹のたたき」は、本当に美味しかった。
女性の店員さんの接客も、心がこもっていて嬉しかった。 合掌・・・。
 
浦戸大橋は、普通の橋とはデザインが違い美しく・・・歩いているのは
私だけ、車も少ないく、辺りの風景の美しさに見とれた。

PM3.30 雪蹊寺さんに到着。参拝を済ませて、納経所のおばちゃんと話す。
こちらまでは、大師様も船で来られたんですヨ。皆さんも船で来られます。
約五キロも、余分に歩いてしまった・・・。何かどっと疲れが来た!!。
其のまま、そこを離れると・・・おばちゃんから「納経代」をと・・・
声を掛けられた!!! すみません!!・・お支払いをする。恥ずかしい。
三十二番さんで写真を撮りあった方も、足のご不自由なご夫婦も早くに
着いていた。
PM3.50 スタート 道を間違えて、ロス三十分!!!。

こんな事が重なって、これから宿泊地まで、到着が大分遅れるとは夢にも
思は無かった。




















第三十二番 禅師峰寺へと

2006-02-16 11:44:43 | 
遍路道を歩いていて、道路が傾斜している時、側溝部分も傾斜
していると、非常に歩きずらい。傾斜している所を歩くと足首に
負担が来て痛い・・側溝部分は水平にして欲しいと、歩きながら
何時も思う。
歩き遍路さんは、数の上では少ないと思うが、一歩一歩、歩いて
いると、この傾斜が続くと・・・非常に苦痛だ。
道路補修の折には是非考えて頂きたい。

下田川を渡り、トンネルを抜けると小高い山があった。
その上に、第三十二番さんが有るんだろう。
登って行こうとすると、近くに居たおばちゃんから、荷物を置いてから登った
方が楽ですよと教えられ、リュックをお預けした。
急な坂道を登る・・・AM11.40 禅師峰寺 到着
参拝を済ませていると、同年輩の方が居られたので写真を撮り合った。

太平洋に向けてベンチが有り、ゆっくりと休憩をした。
快晴・・太平洋も広がり、素晴らしい眺望だ!!! 桂浜も見える。
漁船・・貨物船・・が、静かに流れている。
途中で買った、枇杷を美味しく頂いた。
PM12.20 スタート 麓のおばちゃんに、お礼を申し上げる。合掌・・・。



















第三十一番 竹林寺へと

2006-02-14 11:52:46 | 動物
1997 5/19 AM5.30 起床 体操
一晩眠ると、疲れが殆ど取れる。睡眠とは、ありがたいものだ。
毎日連続で歩いていると、体の足りない所の筋肉が、新しく創ら
れて行く感じがする・・・六十一歳でも!!!  

AM8.00 遅いスタート
高知市街に入っての川は、干潮時(?)のせいか汚れていた。
そんな川の中で、一羽の鷺が一本足でじ~と立っている。
今まで、見た事の無いカラーをしていた。
人間だと、お金さえ出せば何でも買えるが、お金も無く自然界の中で
自分の食べ物を、自分で探し続ける・・・厳しい・・・今日何も捕れなかったら
・・餌が目の前に来るまで、ジッと待つ・・・。 

五台山の麓に到着。 標高145メートルの、竹林寺さんに向けて、きつい坂を登る。
野良猫が、何匹もいて泣きながら近寄って来て纏わり付くも、上げる物は無い。
可哀相だが、どうする事も出来ない・・・頭を撫でてやるだけだ。
    
AM9.00竹林寺さんに到着。
風格のある本堂・・高さ三十二メートル・朱塗鮮やかな五重塔が特に目に付く。
参拝 納経所で、三十二番さんへの地図を頂く。 合掌・・・。
  
 * 捨て猫の 声悲しくて やるせなし
 
 * 森の中 無縁仏の 哀れさよ

AM9.30 スタート
途中 右足首が曲がったご主人と、一緒に歩く奥さんに出会った。
五~六年前から計画を立てて、今 巡拝をしています。
ご主人の、全身を使っての・・・歩く姿に・・言葉も無い・・・。

唯・・ご夫妻は共に「明るい」「仲が良い」!!!!!