四国の空と海へ

1997.5/3から 四国八十八ヶ所霊場 を巡拝させて頂いた事が
第二の人生のスタ-トに成った。

満願・・・・・合掌。

2006-06-30 16:34:08 | 宗教
島根県玉湯町の黒谷さんと、昼食を済ませてから、外に出て改めて
町並みを見て、千年以上の歴史を刻んで来ただけの事はある。
今まで見て来た町並みとは全然違う・・・歴史・規模・等々・・。

二人で、一ノ橋から中ノ橋を渡り参道を行くと、両側には杉・檜の
老大木が鬱蒼と繁り薄暗い・・・参道の両側には、一万数千と言わ
れる墓碑・供養塔(歴史上の人物から現代の方まで)が立ち並び驚く。

行き交う参拝客の多さ・・・途切れる事が無い!!!。

玉川の清流に懸かる橋を、南無大師遍照金剛と唱えながら渡る。
愈々御廟の聖域に入った・・・歴史の重さに圧倒された。
やっと来たんだ! やったんだ! 良かった! 嬉しい!・・・合掌。

奥ノ院灯籠堂で、黒谷さんとは離れて、心行くまで参拝をさせて頂いた。
  
そして、その奥に在る大師のご廟所に向かって、参拝をさせて頂いた。
廟所は、鬱蒼とした木々の中に在った・・・静寂・・ここまで来る人は少ない。
肉身の侭で入定されて、その侭の姿で、そこに居られると言う。
四国霊場八十八ヶ所の巡拝・・・結願、十番さんから一番さんまでの
・・・お礼参り、そして今日・・・満願が出来た事を、心からお礼申し上げた。
南無大師遍照金剛・・・・・。

これからも、残す人生を「同行二人」の気持ちを忘れずに、生きて行きます。
   
そして二人で、最終の「納経所」へと向かう。











高野山へと (2)

2006-06-28 11:51:30 | 宗教
突然に、横から忽然と現れた女性から「高野山に行かれるんですか?
と、声を掛けられた。
  えェ 行く所です。
  一緒に、連れて行って下さい。
  ビックリしたが・・・
  あァ 一緒に行きましょう。
自己紹介を仕合う。
私の、巡拝の経緯を簡単に、お話しした。

黒谷さん六十歳・島根県玉湯町の方。

大変、お世話に成った方が亡くなり、お四国さんに成り、何度も巡拝を重ねて、
今日私の誕生日に、満願の参拝に来ました。
話し好きな方で、二人の会話は弾んだ。

南海電車~極楽橋~(ケーブル)~高野山~(バス)~金剛峰寺~(バス)
奥ノ院~(徒歩・約一キロ)~奥ノ院廟所

奥ノ院でバスを降りて、PM2時も過ぎていたので、昼食にした。

昼食の時の黒谷さんの、お話。(ご主人は、居無いみたい。)

 * 私は、子供が居無いので、後を継いでくれる人が居ません。
   私も六十歳に成り、早い方が良いだろうと、妹夫婦に老後の面倒を
   頼み仕事を任せました。
   私はお手伝いの立場で、仕事をしています。
   (お顔の雰囲気から、仕事は巧く行って居そう。)

 * 息子さんの、お嫁さんを大切にしてやって下さい。
   舅・姑も、歳を取って来て、最後の面倒を見てくれるのは、お嫁さん
   しか居ませんヨ。

   (私の実家の事を考えると、正にその通りだ。)

   良い話を、ありがとう御座いました・・・合掌。
    (今、その通りに、しています。)

この方との出会いも、不思議な出会いであった。

















高野山へと (1)

2006-06-26 13:13:10 | 宗教
1997 6/21 AM7.00 起床 体操 (50日目)
朝食は、ホテルの中で済ませた。

AM8.15 さ~ァ 高野山へスタートだ。
ホテル前から、徳島港へ・・・タクシーで行く。(1.580円)

和歌山への、高速フェリーはAM9.45発。
出発までに、時間があるので家内に電話を入れた。
どうしたの・・・電話が無く心配をしていた・・・いつ帰るかと、心細い声・・
・・・そう言えば、結願以来電話をしてい無かった・・・ご免ご免・・これから
お礼参りも済んだので、高野山に満願の、お礼参り行く所だと伝えた。
結願の後の事は、何も言って無いので、素直に喜んでくれた・・・合掌。

塩さんにも電話を入れる。
これから、お礼参りも済んだので、高野山え向かうと言うと、
わ~全部やったんだ~。凄いな~と、喜んでくれた・・・合掌。

徳島シャトルライン・ソレイユ1号 グリーン席にした。私一人だけ、だった。
最前列に座るも冷房が弱く後部席へ移動した。
窓際に、菅笠・金剛杖・同行二人と書いてある頭陀袋を置いて、写真を撮る。

左側に四国の山々が連なる・・・あの中には登った山も在るだろう。
瀬戸大橋も見える。
かなりの速さで進む・・・時々ピッチング・・・漁船が漁をしている。
海の色も、エメラルドグリーンからブルーえと変わるのを、繰り返しながら
進む・・・美しい海だ!!!。
海の深さが、多様な、ためか・・・海の色が変わる。

四国がどんどんと、遠ざかって行く・・・前方に、紀伊の国が見えて来た。
前日の、台風のせいか波が高く、漁船は波間に沈み・・・又、姿を見せる。
紀伊半島が、ず~っと長く伸びている。
AM10.30
海の色が一変した。
台風の雨が、流れ込んで陸地近くは乳白色に成っている!!!。

生まれて初めての和歌山県・・・紀ノ川の河口・・・和歌山市だ。

高野山へは、最初から考えて居なかったが、巡拝の結願が済んでから
思はぬ展開に成り、どうしても高野山参拝を済ませて「満願」したいの思いが
強くなった。

船を降りて、電車で行くのか、バスで行くのか、何方かに聞こうと思って
居た時に・・・。

又、出会いが待っていた。
















第一番 霊山寺から 宿泊地 徳島市へと

2006-06-23 17:31:00 | 
板東駅に着き、徳島方面行きの、時間を確認した。
PM5.36発
時間があるので、駅前の店でコーヒー牛乳を一本飲む。
時間通りに来たので、ゆったりとした気持ちで乗車した。
自然と頬が緩む・・・やったんだ~な~。

PM6.00 徳島駅に到着した。
五月には、徳島市街を通らない道を、教えて頂いたので、初めて見た街は
思っていたより、大きくてビックリした。
阿波踊りが、町並みに浮かんだ。

スラックスが、大分疲れたので買おうかと、そごうデパートに行ったが
お気に入りが無かった。
店員さんに、ビジネスホテルが近くに在るか聞くと、親切に教えてくれた。

「アルファーホテル徳島」に、到着・・・中々良い感じの所。

荷物は、金剛杖・菅笠・納経帳・各お寺さんのお姿・フイルム・同行二人
とプリントしてある頭陀袋だけにして、明朝、宅急便で家に返送しよう。

リュックを下ろす・・・ホッとした・・ウ~ン流石に疲れた。
脊髄に、何か重い物が・・・硬く張っている・・・中山式も歯が立たない。
洗濯・風呂を済ませて、夕食をと外に出ると、弁当屋さんが在ったので
ほかほか弁当・豆腐入即席味噌汁・近くで缶ビール二本(500ML)と、つまみ
を買った。
食堂などに入る元気は無かった。

早く食べて、寝たかった。

それでも、体の動きが緩慢で・・・就寝は、PM10.00に、成った。

明日は、愈々「高野山」へ・・・「満願」だ~!!!!!。

 * 宿泊代 6.520円

 * 歩いた距離 12KM 累計1.255KM

 * 写真は、近くのお寺さんの「枝垂桜」 (2006・ 3/27)




お礼参り 第三番 金泉寺 第二番 極楽寺 第一番 霊山寺へと

2006-06-21 21:42:34 | 宗教
大日寺さんへの途中に、居た・居た「猪達」!!!!! 昨日からの
激しい雨で、囲いの中は泥の海!!!だった。
ウリンボーが、五月に来た時よりも、大分大きく成っていて
ビックリした。

 * 第四番 大日寺さんに到着した。

三方を山に囲まれた、大日寺さんの仁王門(仁王像は無い)を
入り、ゆっくりと、お礼参りをさせて頂いた。(PM2.35)

大日寺さんの、山門を出て暫く行くと、小川の横の土手に居た!!!
四国独特の藍色の「青大将」・・・大きい・・雨の後・蒸し暑い、蛇の出る
条件は揃っていた。
もう、会う事は無いと思っていたが・・・。

下り坂を歩いていると、大きな橋の(高速道路?)下に、子犬が捨てられて
いた・・・横にダンボール箱・・・。
クン・クンと擦り寄ってきた・・・頭を撫でてやるも・・・可哀想・・・
こんな所に、捨てて行く人は・・・神様の・・・を、考えて居無い。

リュックの重さもが、きつい・・・背中から前に、背負い替える・・・。

一宮寺で、ご一緒した小母ちゃんから頂いた「ピーナツ」しか無い。
食べるかな? 貪る様に食べた・・・余程腹を減らして居たんだろう!!!。
可哀想だが、どう仕様も出来ない。地元の人の、出会いを願って去る・合掌。

蒸し暑い中・・歩く・歩く・・・長く感じる。
水が切れた・・・自販機が在ったが、休止中!!!。
五月の時は、こんなに長い距離だったか? 歩く・歩く・・・。

疲れは、全身に来ている。

 * やっとの思いで、第三番 金泉寺さんに到着した。

山門の横には、五月に来た時に居た、髭の青年は居なかった。
境内に入る。
ゆっくりと、お礼参りを、させて頂いた。
境内のベンチで、休んで居ると本堂の近くで、一人の青年(二十歳代)が、
頭を垂れて居た。
顔色が病的に悪い・・・世の中の苦労を、全部背負った様な容姿・・・?
行き交う人達も、全然目に入らない様子だ。
何かが、そうさせて居るんだろう?これからの巡拝で、行く先に光明を得ことが、
出来るだろうか?・・・合掌。

金泉寺さんへと歩く・・・相変らず蒸し暑い。
あ~ぁ この道だ!! 巡拝を始めて、初めてブンタンの、接待を頂いた家・・・
家の前に来ると・・・何と、あの時のお爺さんが、居るではないか!!!!!。
早速ご挨拶、結願・お礼参りの報告をした・・・ブンタンの事も・・・。
目を細めて喜んでくれた・・・合掌。

 * 第二番 極楽寺さんに到着した。

素晴らしい仁王門を入ると、境内は綺麗に整備されて、気持ちが良い。
本堂は国宝・・・風格がある。
お礼参りを、させて頂いた。

さ~ 後、一キロ余で、愈々霊山寺さんだ!!!!!。
一歩・一歩・・・これで終る・・・心経を唱えながら歩く。
背中が痛くなり、リュックを前で背負うが、これも苦しい・・・。
背中で・・前で・・・を、繰り返す。
途中に「ドイツ館」の、道路標示が在った。
(板野支店長から、是非寄ってよと言われていた。)

が、・・・それらしき建物が見えたが、そこまで歩いて行く、余裕が全く
無かった。
南無大師遍照金剛・・・を、唱えながら・・・金剛杖の鈴を鳴らしながら・・・
喘ぎながら・・・歩き続けた。 (PM4.30 到着)

 * 第一番 霊山寺の山門に立った・・万感が込み上げて来た・・・。
  
手順に沿って、お礼参りを済ませた。
鐘は三回・・・お礼の心を込めて、静かに撞いた・・・殷々と鳴り響いた・・。
表現の出来ない様な「満足感」が、訪れた・・自然と笑みがこぼれた。
体から、力が抜けて行く様な感じだった・・・ホッ~~~・・・。

この巡拝を、導いて下さった弘法大師・諸仏・祖先の皆さん・家族・友人・
遍路道で、出会った方々・・・総ての皆様に、心を込めて、お礼を申し上げた。
ありがとう御座いました。

納経所で、結願してお礼参りをして、今日、霊山寺さんに着きましたと申し
上げると、年配の方が、此処を出発された時に、ノートに名前等を記入され
ましたか? (巡拝に必要な物などを販売している所)
確かに書いたと思います。

そこに行き、5/2の所を見ると、アッタ!!!。
私の名前・住所・電話番号  一行空けて、山口市大学町の、栗本ご夫妻の
お名前・住所・電話番号が書かれていた。
店の方に聞くと、お礼参りに来られた方は、赤いボールペンで書いて頂いて
います。

自分が、スタートの前日記入した下が、空いていたので、赤のボールペンで
記入した。
周りに居た皆さんから、おめでとう御座いますと、祝福された・・合掌。

ノートの、ペイジをめくって見たが、赤のボールペンで書かれた名前は無かった。
この事を、知って居る人は少ないか?

霊山寺さん境内の、池に泳ぐ鯉は兎に角、大きく太っている。
丸々していた!!!。今まで見た事が無い。

境内を、十分に散策した後山門を出た所で、記念写真を撮って頂いた。

PM5.00 お礼参りが終った!!!!!。
南無大師遍照金剛・・・合掌。

一生忘れる事の無い、思い出と体験をさせて頂き、ありがとう御座いました。

  板東駅に向かう・・・・・。



































  















お礼参り 第五番 地蔵寺・第四番 大日寺へと

2006-06-17 17:42:32 | 宗教
Am11.30 スタート
地蔵寺さんに向けて暫く歩いた・・・と、昨夜ご一緒した今村さんが
居た!!!・・・待っていて、呉れたのか?
やあ~ や~と、挨拶。
彼・今日は僧侶の、出で立ちでは無い。

彼から、一緒に歩きますか? お願いします
托鉢をした事がありますか? ありません。

一緒に、やりましょうと言ってくれた。

一軒の家の玄関に立ち、今村さんは「般若心経」を唱え始めた。
私もと・・・唱えよ様としたが、口に出て来ない!!!。
覚えた筈の心経が・・・今村さんの、唱えるリズムに合わず・・最後まで
手を合わせて居た・・・。
その家の、奥さんが出て来られて、夫々に「笑顔」で、百円ずつ渡してくれた。
南無大師遍照金剛・・・合掌・・・嬉しかった。

巡拝中には、托鉢をしなさいと、本に書いてあったが、一人で・・・玄関に
立つ気持ちも、勇気も無かった。
今村さんと会ったのは、昨日で三回目!!!・・大師の、お引き合わせと思う。

二軒目・・二人で心経を唱える。(今度は、一緒に唱えられた。)
家からの反応が無い・・・今村さん・・出ましょう。
道に出て歩き出すと・・・若奥さんが走って来られて、夫々に百円ずつと
ミカン五~六個を、ビニールの袋に入れて持って来られ・・・どうぞ。
南無大師遍照金剛・・・合掌。

今村さんのお陰で、托鉢という貴重な体験を、巡拝の最後の所で出来た・・・
「仏縁」としか、言い様が無い・・・合掌。
ありがとう御座いました。

  * 第五番 地蔵寺さんに到着。

雨上がり・・・フェーン現象・・・蒸し暑い・・・遍路の道だった。

夫々に参拝。  お礼参りを済ませた。

ベンチで一緒に休憩。
お札の交換をした。 今村さん四十六歳・行く行くは「高野山」に入りたい。
巡拝は、今度が四回目です。今回は、逆打ちをしています。
お経は、色々知っていますと・・・唱えてみせる・・・が、私には分からない。
しかし、声・リズム・・・年期が入っている感じ。
若い時は血の気が多く、会社で喧嘩をして、止める事が多かった。
暫く話をしてから、托鉢のお礼を申し上げて、別れた。

山門を出る時に振り返ると、大師堂前の石段を上がった所で、靴を脱いで
裸足に成って、お経を上げていた。(掲載の写真)

ご家族は・会社勤めは・・・どう成っているんだろう?
迷い道に入って居る・・・?
今村さん、頑張れ~~・・・さようなら~~。

台風一過・・・フェーン現象・・・蒸し暑い中を、心経を唱えながら・・・
大日寺さんに向けて、ひたすらに、歩いた。














台風七号が、来ている・・・待機・・・半日

2006-06-16 17:38:27 | 宗教
1997 6/20 AM3.00 目が覚める。(49日目)
昨夜・就寝前も、凄く降っていた雨・・・今も、凄い音を立てながら
降っている。
台風が四国か紀伊半島に、上陸と言っていたが、どうなっただろうか?
この時間で、この雨・・・朝までに止むだろうか?
雨が激しい時は、此処でゆっくりと、休む事にしよう。
お寺さんでも、どうぞ、ゆっくり休んで下さいと言っていた。

未だ早い、寝よう・・・寝よう。

AM5.50 起床 (49日目)
凄い雨と風・・・一階に、TVを見に行くと、何人かの人がTVの前に居た。
台風七号が、足早に来ている。
ゆっくりと休もう。
体、全体が疲れのために重い・・・特に背中が・・脊髄の両側が堅く張っている。

朝のお勤めが有ったが、遠慮させて頂く。
朝食の後、崩れる様に、寝床に倒れ込んだ。

AM7.30 目が覚めた。
長男に電話をする・・・起床前? 寝ぼけ声・・・可哀想な事をした。
宝石会社(京都)の、土井さんにも、電話・・・ビックリ・・人生観変わりましたか?
同級生・篠原君にも電話・・・良く電話を、してくれたと喜ぶ。
板野支店長(名古屋)に、電話・・・一瞬???(出発前に、巡拝の事を話すと、
それは無理だよと言っていた。)
結願の事を話すと、ビックリ・凄い・頭が下がります。
でも、ケーブルは乗ったんでしょう?
乗り物には乗らず、自分の二本の足で、全行程を歩き、切りました。
へ~ッ それは凄い!!!。
(彼は、休日に車で巡拝を継続中。)
上越市の、本多さんに、電話・・・酒屋さんの、朝の雰囲気が電話から
伝わって来た・・・ビックリされ、凄い事をしたんだね~と、言ってくれた。

私を、追い越して行った人達、私が、追い越した人達・・・無事に
「結願」された、だろうか? 元気に歩いて、居るだろうか?

森下君・熊ちゃん・遍路道で生活して居た、髭の男性・・・。

この巡拝中、一杯親切を頂いた、多くの人達に心から、お礼を申し上げます。
 合掌。

途中で出会った、犬・猫・蛇・鶯・郭公・トンボ・蝶・百足・ミミズ・蟻・鶏
雀・鮎・鯔・鮠・そして総ての植物に・・・心を和ぐませて呉れて、本当に
ありがとう御座いました・・・合掌。

ぼん太さん(現役中)の、励ましの言葉、塩さんの、体力・脚力を着けてくれ
禁酒にも、付き合って呉れて、ありがとう御座いました・・・合掌。
早く、一緒に一杯やりたい~~~。

そして、気持ち良く送り出して呉れた、家内・長男・次男の家族に、心を込めて
ありがとう・・・合掌。

これからは、誰とでも大きく心を開いて接し、喜びを共にして、人生を有意義な
ものに、して行きたい。
家族とも、そんな気持ちで、労わり合いながら、やって行きたい。

休んで居ると、色んな事が頭の中を駆け巡った。

一気に、天気が回復した!!!!!。
風は有るが、皆さん揃って出発の準備・・・。

私も、スタートする事にした。

 * 掲載のツツジは、今春咲いたもの・・・色が美しかった!!!。






















 








お礼参り 第六番 安楽寺へと

2006-06-15 23:12:27 | 宗教
十楽寺さんから、安楽寺さんまで一キロ少々であった。
山門に立つと、5/3 に、お世話に成った事が思い出された。
あの日も、雨だった!!!。
山口市・大学町のkご夫妻の事が・・・親切さを、思い出した。
社務所で挨拶・・・お礼参り中です。お世話になります。

部屋に案内される。
雨・かなり激しい・・雨の音も凄い・・外を見ると、境内を雨水が川の様に
流れている。
浴衣を、お借りして洗濯・・乾燥機が、あった。
五月には、知らずに部屋に干した。

客が七人の為に、大風呂でなく一人用の風呂になった。

夕食時、高知県で、逆打ち中の方に、お会いして、挨拶した方が、目の前に
居た!!!。
お会いした事を、言えども・・・その方は、思い出せない様だ。
本格的な僧侶の装束・・・菅笠も、私達と違い、お椀を伏せた様な物だった。

皆さんと、楽しく食事をした。
その中の、埼玉県春日部市の若い女性から、明日の宿泊場所のことで、相談を
受けた。
明日の宿泊地は、藤井寺の近くに在る「藤屋」さんしか無いので、食事が済んで
から、予約を取った方が良いですよ。
もし、断られても粘りなさい。

後で、彼女から予約が取れました・・・やはり、断られましたが、粘りました。
ありがとう御座いました。  良かったですネ。

早めの就寝。 

雨が相変らず、音を立て・・・風が加わり、窓を激しく打っている。

今日一日、切幡寺さんまでは、長く・・・長く・・辛い道程であったが、
そこから安楽寺さんまでは、心に陽が射しこんだ。

 * 宿泊代 5.250円

 * 歩いた距離 30.1KM 累計 1.243KM

 * 掲載の福寿草は、二月後半の撮影です。





















お礼参り 第九番 法輪寺・第八番 熊谷寺・第七番 十楽寺へと

2006-06-13 18:18:14 | 宗教
第八十八番 大窪寺さんから、第十番 切幡寺さんまでは、約二十キロ
の行程であった。
今思い出しても、長く・・長く・・・辛い、二十キロであった。
   
ー*・・*-*・・*-*・・*-*・・*-*・・
切幡寺さんに、入って行った時と、今、出て行く時とは、気持ちの上で
雲泥の差があった。
気持ちも、歩調も軽くなった・・・合掌。

途中で昼食を買う。

第九番 法輪寺さんに、着いた。
あ~あ、此処だ!!!五月の時の「山本 紀美子」小母ちゃんの店も見える。 
5/4に来た時に、黄な粉大福餅二個・櫻の葉で包んだ大福餅二個、(中は
餡子入)大きな焼芋一個・冷たいレモン茶を、接待された事を思
い出した。

法輪寺さんに、お礼参りを、してから納経所で記帳をして頂く。
5/4に来た時に、記帳して頂いた上に重ねて、書かれた。

小母ちゃんに、お陰様で「結願」する事が出来ました。
そして、「お礼参り」に来ましたと、ご報告した。
それは、おめでとうさん、良く結願されたと、喜んで頂いた。
早速、例の大福等を出されたが、大きな焼芋一個を頂いた・・・合掌。
大福四個は、ご辞退させて頂いた。

 *例年に無い暑さで、飲料水の飲み過ぎで、大福(大きい)四個は無理。

焼芋を食べながら、冷たいレモン茶の飲み物は、美味しかった。
大きな焼芋で、腹が一杯に成った。親切だな~~・・・合掌。
大福・・・再度のお勧めも、ご辞退させて頂いた。

小母ちゃん、色々と話される・・・四国霊場を、巡拝に来た方が後日
交通事故に遭い、両足を切断・・・その方が、今、巡拝を続けています!!!!!。

昼食にと買った、パン・牛乳は、小母ちゃんに差し上げた。

 さようなら~。  又、おいで・・・。

境内の、大銀杏が目に残る。

  * 第八番 熊谷寺さんへと向かう。

雨が降り出す・・・二層の山門が見える・・・素晴らしい。

昭和十五年再建の本堂も、素晴らしい。
お礼参りの参拝をする。

五月に来た時には、藤の花が咲き誇っていた・・・今は青葉が繁る。
弁天池の水面には、雨が跳ねている。

  * 第七番 十楽寺さんへと向かう。

雨は降ったり、止んだりを繰り返す・・・蒸し暑い。
金剛杖の、鈴の音を聞きながら、心経を唱える。

山門は、十楽寺さん独特の形であった。
第八十七番 長尾寺さんの境内で、お婆さんに接待して頂いた、五円玉
二百五十円を、お賽銭箱に入れた。
お礼参りを済ませてから、今晩の宿「安楽寺」さんに、電話を入れて
宿泊をお願いした・・・即 OK を、頂く・・・合掌。


 * 掲載の福寿草は、2006年2/3撮影  今年の開花一輪は1/26であった。
  例年より二週間遅れた。
  最盛期の花の数は、家の周りに、五百個余も咲き誇る!!!。











































お礼参り 大窪寺・・・第十番 切幡寺へと

2006-06-11 21:26:28 | 宗教
AM6.15 スタート
雨が激しく降る中、大窪寺さんの前を右に・・・お寺さんも暗く・・
胎蔵ヶ峰も見えなかった。
気持ちは、表現が出来ない程、落ち込み最低だった。
ひたすら、歩く事に没頭するも、今朝の事が、頭に湧き出て来て・・・
どうしようもない。泣きべそを、かいていた・・・。
心経を唱えたが・・・途中で、出て来ない・・・。
唯、南無大師遍照金剛を、唱え続けた・・・。

この道で、良いのだろうか? 家は、ポツン・ポツンと在るが、人の姿は
無い。
と、角から、お婆さんが出て来たので、切幡寺さんへの道を、お聞きした。
雨は小降りになって来た。

AM7.05 休憩  AM7.15 スタート
ひたすらに、歩いた・・・。
下り坂を下って行くと「お遍路さん、道が間違っていますよ~」との、声。
引き返した・・・気持ちが、集中しない・・・緩やかな、下り坂が続く・・・。

こんなに、落ち込んでいては、いけない・・・巡拝に来た時の、気持ちを
思い出した・・・くよくよ、するな!!!と、背筋を伸ばした。
心経を唱えながら、ひたすら・・・歩いた。
ダンプカーの、往来が激しい・・・道一杯に使うので、身の危険を感じる。

AM9.30 休憩 雨は上がり、陽が差して来た・・・。
が、気持ちは一向に晴れず・・・溜め息が続く・・・合掌。
南無大師遍照金剛・・・。
 
長い休憩・・・場所の記録無し・・思い出せず。

AM9.50 スタート
切幡寺さんに向けて、ひたすらに、歩く・・・歩き続けた・・・。

着いた!!!急な参道を登る・・・仁王門を入ると、急な二百二十段の
石段、そして、又、三百三十段の急な石段・・・一気に登った。

この石段・・・懐かしい・・・山口市のkご夫妻と、一緒に登った石段・・・
登りつめた、目の前に、素晴らしい本堂、諸堂・・・誰も居無い。
参拝・・・お礼参り・・・懺悔・・・。
納経所で、記帳をして頂く・・・ご住職さんですか? そうです。

今朝の、一部始終を一気に、お話しした・・・爆発した!!!。

自分の胸の中に、閉じ込めて置くには、余りにも重すぎる・・・。

静かに、ジッと聞いて、おられた住職さん・・・。
「人間は、色んな事を体験・経験して、段々と大きく成って、行くものです。
 良い経験をされました。」・・・の、言葉を頂いた。

ホッと、した・・・合掌。
今までの人生で、重い胸の内を、吐露した事が有っただろうか?
どちらかと言うと、耐えて・・耐えて・・自分の弱みを見せない・・・・
生き方だった・・・。
自分の気持ちを、吐露する事が、こんなにも、気持ちを楽にしてくれる、とは
・・・有難かった。
南無大師遍照金剛・・・合掌。

 *四国八十八ヶ所を、巡拝させて頂き、所々で、何人かの方から「爆発」を、
 お受けしたが、自分が「爆発」する「機会」が来るとは、思いも、よらない事
 であった。 同行二人・・・大師を身近に、強く感じた。

 *掲載の写真は、女体山登攀途中に在った・・・落ちたら、あの世の崖。
  下に見える道迄が、深い。