四国の空と海へ

1997.5/3から 四国八十八ヶ所霊場 を巡拝させて頂いた事が
第二の人生のスタ-トに成った。

 Kご夫妻

2005-11-30 22:28:42 | 
2005.11/30 夜 数年振りに、kさん宅に電話を入れる。
奥さんが出る・・・知らない声に、声が小さく不審そう・・・?
埼玉のKで~す。 あ~ラ Kさんお久し振り!どうしたの?

ブログに四国巡拝の事を投稿するので、Kさん達と歩いた時の事を
書きますので、ご了承下さい。
どうぞ どうぞ構いませんよと言って頂く。

暫く、お互いの現況を話し合う。
お二人さん共、お元気にお過ごしのご様子。
ご主人はもう就寝されていたので、宜しくお伝え下さいと申し上げる。

懐かしい・・・あの時の事を、彷彿させた。

巡拝が終わってから、何年後に成るだろう、我が友 塩さんが「本州一周
徒歩の旅」をして、下関市に着いた時、私は新幹線で下関市に行き、
ご夫妻を塩さんに紹介して「励ます会」をした事を思い出す。
あの時は、ご夫妻には大変なお世話と、ご迷惑をお掛けしました。 合掌

事ある事に、Kご夫妻の事を思い出します。


*写真の様に、ご夫妻は本格的な、お遍路の出で立ちでした。







第七番 十楽寺へと・・・

2005-11-30 18:21:05 | 宗教
1997 五月四日
 AM.5.00 鳥の鳴き声で起床・・鶯の鳴き声!!!もする。
外を見ると、曇り空・・昨夜は凄い雨だったので、もう
降り尽くしたんだろう。
 朝食は、親切なKご夫妻とご一緒した。
今日は、六番さんから十一番さんまで、Kご夫妻と同行する
事にした。
 AM.7.15 スタート 天気は晴れ 雨の後の陽射しが強く
暑い・・・汗が吹き出る・・。

十楽寺の山門は、今まで見たことも無い様式である。

Kご夫妻は、参拝の折お二人で「般若心経」をご一緒に唱え
られて居るのが、凄く印象的であった。

前述の「定年からが面白い」小林淳弘 著 を読んで、
1995.12.15 寂聴さんの 「般若心経」を購入した。
出発までに三回読んで、心経をおぼろげに理解???した様だ。

お遍路をしながら、覚えようと心に決め、その本を持参する。

お二人さんの、その姿を拝見して、その思いがより強まった。




第六番 安楽寺へと・・・

2005-11-25 15:02:07 | 宗教
今日の宿泊所、安楽寺さんにPM14時30分に入る。
お寺さん全体、規模が大きく綺麗だ。
宿坊に案内され、今晩お世話になる部屋に入る。
お茶を頂き、一休みした後に洗濯を済ませる。
雨が又降り出した!これでは乾かないぞ~。
お風呂の準備が出来ましたと、連絡があり行くと、霊山寺の
風呂で、一緒に入った青年が入っていたので挨拶をする。
暫くすると、お礼参り中の方(65歳)が入って来たので、
巡拝のお話を、お聞きした。
奥さん(62歳私と同年)と二人で「結願」して今お礼参り中です。

二人共、日常余り歩かないので、もう『駄目だ」と思った事が
二度ありましたが、同じ宿で二泊して体力が回復したので助かりました。
(参考になった)
それにしても、お二人で良くぞ「結願」されましたネと、お祝いを
申し上げる。満ち足りた穏やかな顔が、印象的であった。

明日の宿の事で「旅館」(名前が記録に無く分からない。泊まる所は
其処しか無いので早目の予約が必要)に電話を入れるも、もう満員
で・・・と断られる! 粘る・・・お上さんが出る どんな所でもと・・
粘る・・何とかしましょう。ありがとう御座います。ホッとした。

5/5の宿泊地「焼山寺」さんに電話でお願いをする。OKを頂く。
宿泊の予約は、早めにを痛感した。
昨夜、霊山寺で夕食が一緒だった「下関」のご夫妻とお話すると、
ここの予約は一ヶ月前に取りました。 なるほど・・・。

安楽寺さんでも、このご夫妻と、夕食をご一緒した。
何かにつけ、親切にして頂き・・・どうして、こんなに親切にして
くれるんだろう? 
夕食後部屋で休んでいると、お二人さんから「浴衣」の差し入れを
受ける。
部屋には、其れらしき物が無いので、下着の侭でいたのを見られての
差し入れだったんだ。
お寺の方に聞くと、有料でお出ししています。
早速代金を、お返しに行くも受け取って貰えず。 ありがとう御座います。

巡拝に来て、初めて会う人に、これだけ親切に自分はするのだろうか
反省・・・。
 
宿坊での、夜のお勤めにもご夫妻から声を掛けて頂く。

住職 畑田秀峰師の法話を聞く。
念珠についての説明が有った。
「自分とは何かを追求」するには「真言」を唱える・・・その回数を
念珠が記録してくれます。(真言を一日百回は唱えなさい。)

病気は医者や薬だけでは治りません。それに加えて、信仰によって
心の垢を除き、治すんだの信念に生きる事によって治るものです。
一番良い方法は「八十八ヶ所の巡拝」をする事です。
  (色んなお話が有りましたが記録にも記憶にもありません。)

PM20時 雨が音を立てて降っている。明日はきっと晴れるだろう。
          
宿泊代 5.250円
歩いた距離 19.5km

  第一日が終わり「ホッと」した。 就寝







第五番 地蔵寺へと

2005-11-23 18:53:02 | 宗教
雨も上がったようだ。
地蔵寺さんへと歩を進める。
山門は、補修したばかりか新しく、今までのお寺さんとは
雰囲気が違う。
境内の裏山には、木像の五百羅漢としては日本最大級の
物があると聞くも行かず。(見ておけば良かった。)
境内にある銀杏は、樹齢800年余「たらちね銀杏」と呼ばれている。
そこで休んでいると、真っ黒に日焼けした青年が近付いて来た。

話によると、巡拝が終わり、お礼参りをしています。
26日間で八十八ヶ所を打ち終えました!!!。
宿泊は全部野宿でした!!!.  
足を見るとゴム草履!!!・・・。
巡拝は、平均で45日位と聞いていたので、その超人振りに驚く。
私は今日スタートした所だと言うと、お気を付けてと励まされる。
 (今思うと、失礼だが26日で歩けるだろうかと思う。)

近くの食堂で昼食にする。 五目チャーハンと餃子 800円也。


第四番 大日寺へと・・・ (2)

2005-11-21 18:07:14 | 宗教
汗だくになって、大日寺さんに到着した。
三方を山に囲まれ、静かな佇まいである。
本堂の屋根には、草が所々に生えていた。
先々代の住職さんの頃は、難病の遍路乞食が
多く、通夜堂に泊まった病んだ人達に
「信仰心さえあれば、お大師さんのご加護が有ります」
と言って、色々な接待をしていたそうです。

ゆっくりと休憩した後に、地蔵寺さんへ向けて歩き出す。

第四番 大日寺へと・・・ (1)

2005-11-21 15:02:36 | 宗教
大日寺さんへの道のりは、今まででは一番きつかった。
杖を突き、鈴を鳴らしながら一歩一歩リズムに乗って歩く。

中仙道を歩いた時は、写真を撮りすぎて整理に苦労したので
今度の巡拝は、最小限にしようと決めてスタートした。

大日寺さんの近くで、猪が飼われている所に巡り会った。
昨夜からの雨で、飼育場の中は泥んこになっている。
その泥んこの中で、猪の親子が15~16匹が寝そべっている。
子供達は、母親の体の上で2~3匹が寝ている!!!
生まれて初めての光景にビックリしたが、その微笑ましさに
思わず微笑んだ。 (きっと母親だよネ~)

小雨が降り続く中、湿度の高い中、汗 汗・・・で坂道を登って行く。
  



第三番 金泉寺へと・・・

2005-11-21 13:34:37 | 宗教
小雨が降ったり止んだりを繰り返す・・・。
傘は差さずに、リュックカバーだけはした。
周りの家並み、風景を楽しみながら歩く。

今泉寺の仁王門に立つと、右側に髭を伸ばした一人の青年がいた。
私のリュックを見て、肩紐の仕方が間違っていますよと、立ち上がり
調節をしてくれた。
成る程、背中にピッタリだ!!! 
彼の前にはお椀があり、百円玉が数個入っている。
私も百円を入れて、ありがとう御座いました。
彼 合掌  

ブログに使おうと、約八年振りにその写真を見ると、彼が写っていた!!!

大師堂の近くに井戸があり、ここを覗いて顔が映ると長寿のお陰を受ける
と伝えられている。 覗くと 映った!

源平の戦いの時、この寺で義経が休息した。
その時に、弁慶が持ち上げたと言う「弁慶の力石」があった。

参拝を済ませて、大日寺さんへと向かう・・・。

第二番 極楽寺へと・・・

2005-11-18 16:14:09 | 宗教
霊山寺を出て、暫く歩く内に小雨が降り出した。
今日は一日、こんな天気なんだろうか?傘は差さずに歩く。
極楽寺さんは、思いの外近くにあった。
朱色も鮮やかな仁王門は、霊山寺さんとは対象的である。
三面を山に囲まれて落ち着いた感じである。
境内には大師が植えたと言われる長命杉があった。
本尊 本堂は、国宝に指定されているせいか風格があった。

参拝を済ませて、金泉寺さんへと向かう。
途中、小柄で胡麻塩頭のお爺さんが居たので、ご挨拶をする。
お酒の匂いがし、目は白濁している・・・チョット待って!
小雨の中、家の前にあるブンタン(?)の木に登って、大きな
実を一つ採り投げてくれた。そして、もう一つ採ろうとしたので
大きな声でご辞退申し上げた。
十五キロのリュックを背負い、金剛杖を突きながらなので・・。

あ~これが、接待 と言うものなんだ!!! 合掌
木から下りて来た、お爺さんは 明日は晴れて暑くなるから
その時に食べてと言ってくれた。
厚くお礼を申し上げて、金泉寺さんへ向かう。

(この御爺さんとは、帰りの「お礼参り」の時にもバッタリと
 お会いする!!!)


第一番 霊山寺 をスタート !!!(発心の道場へ)

2005-11-16 16:43:53 | 宗教
1997 五月三日
AM5.00 起床 昨夜の雨は上がっている。天気に成るだろうか?。
朝食を済ませ、それぞれに出発だ。
昨夜 就寝前に、巡拝の本を見ていたら、参拝には順序がある事を思い出す。
昨日 礼をして山門を入り、手水鉢で手と口を清め、鐘楼で鐘を一度心を込めて撞く、
それから、本堂へ参拝、大師堂へ・・・の順序を気を使わず参拝をした。拙い・・・。

出発前に、住職の芳村超全師に事情をお話ししたところ、一瞬考えられ「よっしゃ」
今一度、最初から 「きちんと」 やって出発したら 「ええ」 と教えて頂く。

参拝を済ませて AM7.30 心置きなく、出発した。

生まれて初めての巡拝に、緊張と不安が同居した。

金剛杖を突きながら、鈴の音を響かせながら歩く・・・遍路さんに成った!!!
瞬間だ・・・


       

四国霊場 第一番 霊山寺へ (2)

2005-11-10 17:53:09 | 宗教
駅から700メータゆっくりと歩く。仁王門の前に立つ。
風格があり、建物が二層(?)なのが特徴がある。
仁王さんが、今まで見てきた像より小柄なのが印象的だ。

中に入ると、本堂 大師堂・・・が並ぶ。
順次参拝をして、八十八ヶ所霊場を無事に巡拝が出来ます
様に、お願いをした。
気持ちが落ち着き、何としても歩き抜く事を決心した。
仁王門に来ると、四十歳台のご夫婦が居たので、写真を
お願いした。
お二人さんの話によると、今日巡拝が終わり、十番さん
から一番さん(霊山寺)までのお礼参りが終わりました。
明日は徳島市からフェリーで高野山へ行きます。
凄い・・・おめでとう御座います。(車による巡拝)
  本坊納経所に行き、巡拝に必要な物を買い揃えた。
白衣(袖の無いもの)金剛杖(四面に般若心経が書い
てある)菅笠.珠数.納経帳.納札.巡拝の本.線香・・・などなど。
巡拝に必要な地図は品切れのため本を見ながらにする。
   
明日の宿泊の予約を取る。距離から言って七番さんと
思ったが満員・・六番さん安楽寺でOKを頂く。
夕食は食堂が満員であった。
希望者には、般若湯が出たが勿論注文せず。
隣に座ったご夫妻が、色々と世話してくれるので助かった。
夕食後のお勤めも、不案内な事だったが、ご一緒して
それとなく教えて頂き、感謝一杯であった。

PM8.15 就寝 かなり古い部屋で一人寝。
AM3.00 激しい雨の音・・・

明日は、愈々出発だ。

(写真は、アルバムの写真を、デジカメで撮ったので不鮮明です。)