四国の空と海へ

1997.5/3から 四国八十八ヶ所霊場 を巡拝させて頂いた事が
第二の人生のスタ-トに成った。

秩父巡礼の旅 (4)

2007-06-21 21:47:21 | 四季
2007 2/22
秩父札所について(以下、秩父札所連合会の案内文による)
秩父三十四ヶ所観音霊場(秩父市・横町・小鹿野町・皆野町
に点在)は、西国三十三ヶ所、板東三十三ヶ所と共に、日本
百番観音に数えられています。
秩父札所のおこりは、遠く文暦元年(1234)3/18開創と伝えられ、長享二年(1488)の秩父札所番付(札所三十二番蔵)が実在する事から、既に室町時代後期には秩父札所が定着したと考えられ、江戸時代になると観音信仰は庶民の心の支えとして流布し、隆盛をみるようになりました。
秩父巡礼は、一番四萬部寺から三十四番水潜寺まで静寂な山村と美しい自然の風光を背景に一巡約100㌔程あります。
この間、ある時は谷を渡り、山道を辿り、野ずらを横切っての巡拝は秩父札所ならではの
ものでしょう。
素朴な風土に培われた秩父札所霊場の観音様は多くの人々から親しまれ、幸せを祈る人々
や救いを求める人々に、安らぎと御利益を与えたまうでしょう。

四萬部寺さんの山門を出て、二番札所 真福寺さんへと向かう。
お寺さんは高篠山の中腹にあり、2.1KM 徒歩40分とある。(距離・時間は案内文より)
暫く歩くと、道は急な登り坂となる・・・呼吸を整えながら一歩一歩・・・息子は、私より大分前を歩く・・・喘いでいる・・・ きつい!!!・・・五六歩歩いて・・呼吸を整える・・・息子に近ずき、登り坂の歩き方を伝授した。
吸って吸って・・吐いて吐いてを、ゆっくりと繰り返す・・・心臓の負担を少なくしながら・・・二~三分の休憩・・そして歩く・・・。

休もう・・・息子は腰を下ろす、私はリュックを降ろし立ったまま休む。
急に谷川の「せせらぎ」が耳に入って来た・・・啄木鳥の鳴き声だ!!!と、息子・・・(息子は小学生の頃から、地元の野鳥観察の会に入っていた)・・・鳴き声の方を見ると居た!!!珍しい鳥を見せてもらった。

普段、重い物を背負って歩いて居無いので、二人共かなり堪えた。
一時間近く掛かって到着・・・参拝。
社務所は閉ざされていて、人の気配は無い。納経は三番札所への途中に在る光明寺で、どうぞと記されていた。
息子は、腹が減ったと、おにぎり・ハンバーグを食べた。

三番 常泉寺へは、膝にがくがく来る下り坂・・・2.5KM  
四番 金昌寺へは、1.4KM 先ず立派な仁王門と、その両脇に長さ数メートルの草鞋が釣り下がっていた。
山の斜面に建てられた観音堂の周囲には、1319躰の石仏が立ち並び、微笑みながら問い掛けて来た・・・夫々は小さな石仏さんだが・・・ぬくい・ぬくい雰囲気に、包まれて居た。
御堂の前には、母が子を抱く石造りの、子育て観音さんの暖かい顔が印象に残った。
参拝・・・納経・・・山門を出て、山門を見上げると五百羅漢が僅かに、何体か見えた。

五番 長興寺 へは、1.3KM
六番 卜雲寺 へは、2.7KM
七番 法長寺 へは、0.7KM 案内書には、距離・時間が書かれて居るが其の通りには進まない。
法長寺さんで遅い昼食にした・・・PM2.30 おにぎり・ハンバーグ・鯨缶・・・などを一気に頂く。
PM3.00 スタート。
八番 西善寺 1.8KM 
武甲山の表参道沿いに在り、先ず驚くのは境内に在る天然記念物の「コミネモミジ」の巨木である。
樹齢六百年余・・・もみじの樹容としては、生まれて初めて見た・・・感動・・紅葉の時期に来て見たい。

九番 明智寺 PM4.40 到着も、納経帳に記帳して頂く方が居無い!!!
記帳はPM4.30と書いてある・・・PM5.00では無かった・・・残念なり。 

今日の巡礼は此処までとする。
宿泊地まで歩いて行ける距離では無いので、息子と相談して秩父駅まで電車で行く事にした。
西武鉄道 横駅まで歩く・・PM5.00着・・・秩父鉄道に乗り換え秩父駅着PM5.30
駅を出て土産物等を販売する店で、明朝の朝の弁当(二個しか残ってい無い!!!)と
ワンカップ・缶ビール(350ML)を一本ずつ買う。
店が閉店の時間か・・客は、俺達だけ!!!

駅からホテルに電話をすると、駅前のタクシー所に行って頼めば無料で来てくれます。
ありがたや~有り難や~。 
タクシーで、宿泊地に向かう・・・二人共、考えていたより疲れた。
荷物を背負っての歩き・・・は、想定外・・・甘く考えていた。

今日の歩いた距離は、二十四キロであった。
十六番までは歩ける距離では無かった。

風呂に入り、夕食・アルコールを美味しく頂きながら・・・明日の確認をして、就寝したのはPM9.10であった。

おやすみなさい。
















秩父巡礼の旅(3)

2007-06-19 18:13:37 | 四季
6/19
梅雨は何処へ行ってしまったのか?! 朝から陽射しが強い!!
時の流れが早い・・こんな生き方で良いだろうか?
マレットゴルフ 8回 フリーマーケット 2回 ボランティア
13回 家内とのウオーキング 6回 花達の手入れ・・・と
昼寝を、週に2~3回・・・6月も三分の一が過ぎ様としている。
------・・・・・------・・・・・----------
「秩父巡礼の旅」の写真が前後して、申し訳ありません。
今日の写真は、綾瀬川に沿う様に造られたジョニングロードを、話しながら歩く母子です。
次男坊と家内・私の三人での20KM余のウオーキングを終えてから、四日後に秩父市に巡礼に付いて問い合わせたところ、秩父市旅館協同組合(0494-24-7538AM9.00~)を教えて頂いた。
無理なスケジュールと思ったが、三泊四日で結願出来るように、コース・宿泊地・等の
設計をお願いした。

数時間後に、2/22一番~十六番 (24KM) 2/23十六番~二十九番 (23KM) 2/24
二十九番~三十一番~三十二番途中迄 (31KM)2/25三十二番への途中から~三十四番 (22.5KM)
三泊四日 宿泊地 巡礼距離 100.5KM であった。
次男坊と、巡礼地図の道順に沿って、日毎に蛍光ペンでカラーの色を変えた。
これに従って歩けば、完歩出来ると一安心した。

三泊四日に必要な物品等を、お互いに書き出し確認し、追加をした。

2/21 出発の準備完了 重量八キロ!!! 重すぎる・・・家内が用意してくれた食品が
重い・・・食べたら減って行くから良いか。

2/22 次男坊の車で、秩父へと向かう。
10年前に、塩さんと行った時には無かった道・トンネルが出来ていて、AM10.00に
第一番 四萬部寺さんに到着した。
先日、お願いした駐車場に車を入れた・・・AM9.00には、到着の予定だったが出発が
遅れて、遅い到着と成った。

懐かしい!!!元禄10年(1697)建立の本堂は、裏山の懐に抱かれていた。
今日からの巡拝が無事に「結願」出来ます様に、そして家内安全・無病息災を
お願いした。
次男坊は何を、お祈りしただろうか?
先着の父娘に、写真撮影をお願いした・・・お二人さんの撮影をして上げた。

春未だ来の、秩父巡礼の旅にスタート。 








秩父巡礼の旅 (2)

2007-06-12 22:33:25 | 宗教
 次男坊は、秩父巡礼を決めてから、体ずくりと歩きに集中した。
本人が驚いた事は、今までの生活パターンの中に、運動を取り入れ
た事によって体重が増えた事だった。
嫁さんの協力に寄って、歩く事に多少の自信は持ったようだ。

そして、どの位歩けるか・・・私が四国へ行く前に何回か歩いた、我家から
目的地までの往復で二十キロのコースを歩かないかと誘った。
遣ってみたいと言うので、その日は二月十二日と決めた。
家内も一緒に歩きたいと言うので、三人の歩きに成る。

2/12(日)は、アッと言う間に遣って来た。(-1/12℃)
其の日の朝は零下であった。
行程は、自宅から伊奈町ジョギングロードまで四キロ余・・・ジョギング
ロードは片道六キロ余・・・往復すると二十キロ余に成る。
焦らず一定の速度で、2~3回の休憩を取りながら・・・話しながら・・・
ジョギングロードの折り返し地点で、昼食を取り帰路に付く予定だ。

考えても居なかった、親子三人のジョギングが始まった。AM8.30
時は二月零下の朝・・快晴・・風少々・・・寒々として居た。
住宅街を抜けると田圃道・・・枯野・・・緑は常緑樹のみ・・・。
ジョギングロード入口までは、私が先頭に立って歩いた。
妻と息子は、他愛無い話に弾んでいた。
工業団地を抜けると、伊奈町ジョギングロード入口に達した。

工業団地の北側に、源流地点を持つ「綾瀬川」が目の前に広がる田圃の中を
蛇行しながら流れている。
其の川の流れに沿う様に、ジョギングロードが作られている。
川の水は、清流では無いが汚くは無い。
綾瀬川は下流へ行くと、以前は日本一「汚い川」と言われた!!!
今は其の汚名は返上した様だ。

ロードには、一キロ毎に何キロの表示があるので、気が楽だ。
歩いて居ると、思って居たより多くの方が歩いていた。
自転車を利用して居る人も居る。
枯野と見えた、川堤の枯れ草の下には雑草の芽が多く見られた。
春は静かに来ていた!!!
今の時期には、顔を見せないと思って居た「鯉」が時々水面を揺らした。
カイツブリの番いが、餌を捕るため潜水・・浮上を繰り返していた。

ロード三キロの所で休憩を取る・・・七キロは歩いた事になる。
二人に体調・足の具合を聞くと、良い・・豆の心配も無いと言う。
水を飲み、妻の持ってきた飴・チーズなどを美味しく頂いた。
三人で雑談しながら、思い・感じた事は息子と、こんな機会を与えてくれた
神様の、ご配慮に合掌した。

折り返し地点に向けて歩く・・・以前歩いた時に、ひどい雷雨に遭って身を
隠す場所の無い田圃の中に、唯一在った梨園が切り倒されて株だけが残って
居た・・・悲しいネ~・・・。

折り返し地点で昼食にした。
妻の作った大き目で塩鮭入りと、梅干入りの、おむすびは事の外美味しかった。
夫々に二個ずつ、あっと言う間に平らげた。
やはり全身を使って歩く事は、体の隅々までを活性化してくれる。
30分の休憩の後に帰路に付いた。

一歩ずつ歩いた道は、一歩ずつ歩いて帰る・・・この作業が堪らなく楽しい。
二人も楽しそうも・・・流石に家に近ずにつれ口数も少なく成り疲れた様子だ。
途中二回の休憩を取って、家に着いたのがPM13.30・・・5時間の行程であった。
  
息子も二十キロ余を歩き切って、秩父の旅をどう思ったろうか?
自信に成ったか・・不安を感じたかは聞かなかった。

今日のブログは、一番札所までと思ったが其処まで行けなかった。