スパゲッティな日々

いわゆる「マカロニウエスタン」に翻弄される日々のことである。

「マカロニ・ウエスタン 銃器 熱中 講座」

2010年07月17日 | Weblog
少しだけお手伝いさせていただいたおかげで、ちょっと早めに手元に届いた久々のマカロニ書籍です。

仕事をうまくさぼりながら、半分ほどあっという間に読んでしまいました。

思い起こせば、私がマカロニウエスタンに熱中したきっかけは、まず音楽でした。
そして、次に心奪われたのが、その銃器でした。
どこか、イタリア人の美学みたいなものを、うすうす銃器にも感じていたのかな?なんちゃって。

この書籍。
マカロニウエスタンに登場するあらゆる銃器に言及した、世界に類を見ないとてもユニークな
マカロニウエスタン研究本であることは間違いありません。

おやぢギャグが「続・荒野の1ドル銀貨」で出てきた妙なガトリング銃のようなテンポで発射されていて、
マニアックになりがちな内容に、クリープと言うか、ブライトと言うか、コーヒーに入れるベージュの粉
のような輝きを放っています。

銃器に興味のあるファンなら、存分に著者蔵臼氏の深い洞察に酔いしれること間違いありません。

銃器には興味のなかったファンも、今後のマカロニウエスタンの見方が変わること間違いなしです。

自称マカロニ銃器ファンの私でさえ、あらためて、マカロニウエスタンの面白さを再発見させていただいています。
こんなマカロニウエスタンへのアプローチがあったんだと、あらためて感動しています。
しかも、随所に盛り込まれている氏の博識さにも脱帽です。

レナード・マンの「ガンマン無頼・地獄人別帳」に関して、これだけ言及した記事も見たことありません。



一杯やりながら読んでいたものですから、つい面白くなってしまいゴソゴソと西部開拓時代の模造拳銃
を並べて楽しんでしまいました。

子供達の本棚に、気づかれないようそっと滑り込ませておこうかなと思っています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿