スパゲッティな日々

いわゆる「マカロニウエスタン」に翻弄される日々のことである。

マカロニ・ロケ地探訪の旅 ローマ編 第一日目 続き

2019年12月31日 | Weblog
トル・カルダーラは実にたくさんのマカロニウエスタンのロケ地として使われましたが、内部に自由に入っていけないということであれば、

比較画像も撮ることができません。

また緑が繁茂してしまっているために、同定さえ難しくなります。



これは、「リンゴーキッド」のあるシーンですが、このシーンの現在がトップに掲げた写真の場所となります。

コルブッチ監督はこのトル・カルダーラがお好きだったようで「黄金の棺」「さすらいのガンマン」にも登場します。





また「南から来た用心棒」「黄金無頼」「野獣暁に死す」…など枚挙にいとまがありません。



これは同じ場所です。



さて、硫黄の臭いを散々嗅いだ私たちは、次の目的地に向かうことにしました。

かつてローマのフェウミチーノ国際空港の近くにあった広大な土砂採掘場です。

この場所こそ、たくさんのマカロニウエスタンが撮影されたのです。

ただ、土砂採掘場というだけあって、同じ地形は全く臨め(望め)ませんが、当時の片鱗が少しでも…という気持ちでいっぱいでした。











すべてアンソニー・ステファン主演の「キラー・キッド」からです。

事前の調査ですと、上のスクリーンショットのくぼ地は巨大なごみ捨て場になっているということでした。

実際、この地域は現在はプライベート地区が多く、さらにあらゆる外国からの就労者も多くてあまり治安も良くないようでした。



やっと撮れたのがこの一枚です。

たまたま日曜日で業者の出入りがないうえに、バスの運転手が機転を利かしてくれてゲートを逆走して辿り着いた場所なのでした。

これが精一杯の写真でした。

第一日目のバスはホテルへと戻ります。