vagabond の 徒然なるままに in ネリヤカナヤ

エメラルドグリーンの海,溢れる太陽の光,緑の森に包まれた奄美大島から,乾いた心を瘉す写真をお届けします。

清冽なエゴノキの花

2006-03-23 22:03:46 | ネリヤカナヤの花・植物
奄美の山中には,今,沢山の花が咲いている。
中でもエゴノキの花は,清冽な美しさが際立っている。

花は白色で,2~3cmぐらいの大きさ。
エゴノキの高さは,3~4mはあるだろうか。
青空の下,こちらを見下ろすかのようにたわわに咲いた沢山の花を見ているととても清々しい気分になる。
こんなに奇麗な花だけれど,種子には,「サポニン」という毒性分が含まれていて,魚毒(魚のエラに付いて呼吸を止める作用があるらしい)としても使われてきたそうだ。
また,昔は,洗剤(実を水に入れてかき混ぜると泡だつらしい)として使われたそうだ。
食べると,喉がとても刺激されて,「えごい」(えぐい。あくが強くて,喉がひりひり刺激される感じ)ので,「エゴノキ」と名付けられたとも聞く。

本州では,街路樹等として植えられていて,5月には花を咲かせるらしいので,ソメイヨシノが散った後,引き続いて見られる清冽な花を愛でられては。
ちなみに,私は,東京にいるときには,この花の存在すら知りませんでした
奄美へ来て花の知識が少しずつ増えました。


EF70-200mm F2.8L IS USMが先日ようやく退院してきました。
晴れれば野山へ出掛けたいのですが,週末は崩れそうです…


【2006.3.5 奄美大島・龍郷町(奄美自然観察の森)Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF70-200mm F2.8L IS USM】
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ところで,話が変わるが,「アキバ献血ルーム」では,期間限定で,献血後に「メード」によるハンドマッサージのサービスが実施されているそうだ。
これぞ「萌えーっ」って感じなのだろうか?
献血ルームもなく,アキバもない奄美大島に住む私には,東京の状況は窺い知れないが,色んな意味で『時代』を感じた。
「そこまでやるのかという声もあった」(同献血ルーム)というが,平日の献血者は休日の半分にも満たないため,月,水,木曜日の先着10人の“特典”として導入に踏み切ったとのこと。
献血離れは,よっぽど深刻なんだなぁ。

実は,私は,本州に住むころは献血リピーター。
何か簡単に人の役に立てればというのと,定期的に血を抜くと新しい血が作られて血液の成分が新鮮なまま保たれるかなと浅はかながら考えているのとが,その理由。
お近くに「献血ルーム」のある方,「萌えーっ」だけを期待せず,ちょっとでも人の役に立つために,たまには献血もしましょう!
『情けは人のためならず』ですよ。
ちなみに,献血離れの抜本的な解消策は,"輸血が必要になったときに,その対象者のこれまでの献血実績によって優先順位を付ける"という制度の導入だと思うけれど,現実的ではないんでしょうね,きっと。