珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

3年ぶり、にら邸訪問

2019-04-28 12:22:26 | オフ会
4月13日、3年ぶりに、高崎のにらさんのお宅を訪問してきました。ご同行は3年前と同じくニッキーさんです。3年前も感じましたが、横浜から高崎への移動は楽です。渋谷、籠原での乗り換えで済みました。オフ会は14時からだったのですが、せっかくなので話題の高崎ラーメンと餃子を食べよう、ということとなり、駅近くの「なかじゅう亭」に寄ることとしました。酔った勢いで寄るのがいいという話もありましたが、健康志向?でお昼にしました。ジューシーな餃子と鶏スープのラーメンを堪能しました。にらさんには約束より早い13:30に迎えに来ていただきました。



3年という年月はオーディオマニアにとっては、十分長いスパンです。にらさんのお宅も例にもれず、様々な変化がありました。まずお部屋がフローリングになりました。カーペット敷からの転換の構想は、2年前のgenmiさんとのオフ会の際に伺っていました。機器の方も原点回帰というか、ディナウディオ+スペクトラルへの回帰が鮮明となりました。前回はスペクトラルのアンプは無くなっていたので、大きな揺り戻しです。さらに直前、パワーアンプを更新されて、音が良くなったという話も伝わり、訪問が大変楽しみでした。


変化点を下流から紹介していきます。まずSPです。SPECIAL25からCONFIDENCE C1へ変更です。さらにスーパーツィータも載せています。CONFIDENCEとスペクトラルとの組み合わせは、九州のhimaさんが思い出されます。


スペクトラルのセパレートアンプになります。プリDMC-15SS、パワーDMA-150のラインナップです。これ以前のパワーアンプもスペクトラルだったそうです。前回訪問ではアンプは出水電器のALLIONでした。浮気はできなかった、ということでしょうか。


前回のCDプレイヤーはフランスのメトロノームCD5 Signatureでした。今回はエソテリックX-01D2です。かっちりとしたデザイン時代のフラッグシップ機ですね。5年前の訪問時がレビンソン、その後プレイバッグデザインも使われていました。試行錯誤を重ねられてきたことが分かります。


一方、アナログ機器は初回訪問時から不変です。ミッチェルエンジニアリングのGyroDec-UNV2です。5年前のエリントンのアナログ再生、とても鮮烈でした。ここに来て、デジタルとアナログの差が少なくなったとは、にらさんの弁です。


にらさんの拘りと言えば、ベンツマイクロもそうでしたね。カートリッジGliderSLも健在でした。アナログで唯一の変化点は、FIDELIXのフォノイコが導入です。ここはベンツマイクロから変化ですが、そのココロを聞いておくべきでした。


ポップス、ジャズを中心に聴かせていただきました。毎度、ここでしか聴けない渋い選曲です。ゲッツ/ジルベルトにはライブ盤もあったのですね。右下のジャケ買いしたくなる盤は、北欧のジャズヴォーカリスト、カーリン・ルンディンです。飾らないな女性ヴォーカルは、にらさんのツボです。


大御所からレア盤まで。中井大介は聴くのが勿論初めてです。自身でレーベルを立ち上げたそうです。浸透力のあるヴォーカルが印象的でした。乗りの良い、ブラジルアレンジのビートルズ作品集、楽しかったです。演奏者は大物らしい、とか。


後半はアナログです。ところどころにネタを仕込んでいただきました。70年代の男性ヴォーカルものは、私よりにらさんの方が思い入れが強いようです。平成歌謡ではありますが、中島美嘉の「雪の華」もアナログで聴かせていただきました。


スペクトラル回帰から稠密感のあるサウンドを想像していましたが、ナチュラルでリラックスできるサウンドです。音楽に入り易く、聴いていて勝手に体が動いてしまいました。ポピュラー系だけでなくクラシックも鳴りますね。ニッキーさん持ち込みの、モーツァルトのピアノ協奏曲、自然で広がりも十分でした。この3年の試行錯誤が実ったサウンドだと思います。5年前の訪問で聴いた、毒のあるサウンドも面白かったですが、時間の経過、多くのマニアとのサウンド交流が、にらさんの求める音を変えていったものと想像します。

オフ会後の感想戦は、近所の居酒屋さんで、その名も「高崎酒場」です。上州料理もで楽しめる、フランクなお店でした。最近も、お酒の好きなお客さんとこちらに来たそうです。ハイペースのにらさん、ニッキーさんとは一線を置いて、生ビールの後、〆張鶴をいただきました。例によって、オフ会の感想の他、パワーアンプ導入経緯、人の話などで、盛り上がりました。散会後、高崎駅でラスクやおきりこみうどん、を買って帰路につきました。翌日から海外出張だったこともあり、大宮まで新幹線を使いました。


にらさん、3年ぶりのオフ会、ありがとうございました。赤城山は宿題となってますので、その際は、よろしくお願いします。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サクラ×サクラ | トップ | 帰国便からの眺め »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (nira)
2019-04-30 14:34:49
仰る通り、前々回のじゃじゃ馬的で毒性のある(?)SP25よりも、今回のコンフィデンスはストイックでニュートラルなので、アンプの特徴がモロに出ていたと思います。超自然で柔らかく、オーディオ機材を感じさせないこの鳴り方こそが、まさにスペクトラルの世界です。ガツンとしたパンチ力は以前より薄らぎましたが、決してそのパンチ力が無いという事では無く、そういった誇張表現がありません。きちんと全てを網羅しつつ、出る時はガーンと出ますし、それら静動の使い分けや硬い柔らかいなど、広帯域かつ位相特性でもってコントロールしているのもまた、このアンプの特徴です。そして低域による下支えがきちんと出来た事により、音楽の表現力がグンと高まりました。自分も気がつくと音楽に没頭してしまいます。普段はクールなvafanさんにもノッてもらえて嬉しかったです(笑)
今回は以前との違いや向上を是非感じて頂きたかったので、ややオーディオ的な趣向のソフトが中心でした。次回は是非もっとディープなソフトをご用意させて頂きますので、赤城山と共に是非またお越し下さい。
返信する
ありがとうございました (横浜のvafan)
2019-04-30 17:34:27
niraさん、こんばんは。少し記事が遅くなりました。

今回は、事前にメッセージもいただいていて、かなり自信をお持ちだったので、訪問が楽しみでした。初回の音に戻るのかな?とも思っていましたが、いい意味で期待を裏切っていただきました。表現が適切かわかりませんが、優等生的なカラーも入っていたと思います。いずれにしましても、音楽に入れることがベストです。記事に書いてない部分でも相当工夫されていて感心しました。

そうですね。次回はディープなソフトにディープな夜、楽しみにしています(翌日の登山に差し支えない範囲で!)。
返信する

コメントを投稿

オフ会」カテゴリの最新記事