珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

TIAS 2019

2019-12-07 21:32:38 | オーディオ
11月24日の午後、久しぶりにインターナショナルオーディオショウに行ってきました。今年の個人的目玉は、ウィーンアコースティックの新SPです。現在、使っているBeethoven Baby Grand(購入当時の名称はT-3GB)は、早くも導入後10年を超えました。SPは10年超えてから本領発揮と言われますが、あまり新作が出ないメーカーだけに新SPのリリースは気にはなっていました。今回はお披露目のみで、実際の販売は来春になるそうです。拙宅では昨年プリアンプを導入したので、まだまだ大きい投資はできませんが、視界の霞が取れた感覚となっています。


ようやく11月下旬になり東京・横浜方面も寒さが増してきました。国際フォーラムの回りも、ちょうど紅葉の見頃となっていました。グラデーションが見事です。屋外の出店は、思いの外、賑わっていました。


オーディオショウに来たら必ず寄るユキムのブース。ここは自然光がふんだんに入るので心地よい空間です。オラクルのCDプレイヤー、まだ頑張ってますね。


ワーフェデールは、私が最初にシステムコンポを組んだ時のSPです。もう30年近く前のことです。一時期日本では遠ざかった感がありましたが、ロッキーインターナショナル扱いで展示されていました。値段もリーズナブルです。


フューレンコーディネートで小野寺さん(想像通り穏やかな話しぶりでした)の講演を聞いた後、向かったのがナスペックのブースです。個人的なハイライト、ウィーンアコースティックの新SPを紹介するセッションです。やはりナスッペックが扱う、ロクサンのアナログプレイヤー、プライマーのアンプと組み合わせて鳴らしていました。ブースに入ったとき話をしていた方は、確か以前はユキムにいました。オーディオ業界、特に輸入系は狭いのでしょうね。お互い競合と言っても、何か仲間意識のようなものがあるのかも知れません。


新SPの名称にはReferenceが入っています。こちらはフラッグシップのBeethoven Concert Grand Referenceです。ウーハーにフラットコーンが採用されているのが大きな変化です。昨年あたりからミュンヘンのオーディオショウで試作品が展示されていました。商品化はまだ先かと思っていましたが、何とかTIASに間に合ってよかったです。会場が広すぎて参考程度ですが、ヴォーカル、弦、ピアノのバランス、低音の量感に同社のDNAを感じました。尤も、10年もその音を聴き続けているので、それが自然な音と感じてしまう・・・とも言えます。


まだ販売されていないので案内は予告編的な、この1枚のみ。計画的にモデルチェンジするのではなく、音に納得できたらモデルチェンジする・・・職人的なポリシーが書かれていました。


拙宅のSPと同サイズは、こちら、Beethoven Baby Grand Referenceです。私はトールボーイの立体表現が好きで、次も買うとしたらトールボーイです。


3時間ほどの滞在でしたが、久しぶりのオーディオショウを楽しんできました。昔はがっつり1日かけてブースをハシゴしてましたが、もうそのような気力はありません(笑)。SPは音への影響力が大きいですし、次も長期使うわけですから慎重になります。値も決して安くありません。アンプもそうでしたが、私はあまりメーカーに対しては浮気しない傾向があります。音がガラッと変わるリスクを取りたくないのでしょう(冒険も楽しいのでしょうが)。まだ気が早いとも思いますが、Referenceシリーズは今のところ本命ということになります。


まずは、来春以降、ショップ等で開催される試聴の場からスタート、のつもりです。
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