11月30日から12月1日にかけて長野、白馬方面に行ってきました。メンバー3名での虫倉山への忘年登山です。ここに来て一気に寒くなったこともあり、しっかりと冠雪した後立山連峰を望むことができました。昨今、秋が長く冬が短くなったと言われますが、山の上は別のようです。今年は前半が雨続きで今一つの登山でしたが、夏の槍ヶ岳以降は天候に恵まれました。特に大きな事故もなく登り下りできたことに感謝です。虫倉山の前日、ちょっとした長野観光を楽しみました。先の台風の影響が残る千曲川を横目に向かったのは善光寺です。
善光寺は、実はお初でした。松本は何度も行っていますが、長野は意外に横浜から遠いのです。余裕があれば古戦場にも行きたかったですが、小布施などと併せて次の機会にとっておきます。
お昼は迷わず善光寺そば。参道沿いのお店で、カツどんとセットでいただきました。座った席が入口付近で寒かったこと以外は、大満足です。
善光寺近くの物見岩です。ここはかつて謙信が陣を構え、信玄側の動きを物見したと言われています。少々スリリングでしたが、私もこの岩に登ってみました。長野市街が眼下に広がりました。
初日の宿は白馬のリゾートホテルです。通称オリンピック道路を抜けて白馬方面へ向かいました。途中、真っ白な鹿島槍ヶ岳の双耳峰が見えて、明日への期待が膨らみました。
翌朝、ホテルから見た白馬三山方面です。ゲレンデにはまだ雪が積もるまでは至っていません。スキー場開き直前の中途半端な時期で、ホテル代が格安だったのは有難かったです。
白馬から再び長野方面に引き返し、途中、中条で登山口に向かいました。幸い、熊に合うことはありませんでしたが、黒いカモシカは見かけました。
稜線までしばし登りが続きます。先を行くのは学生時代の同期二人です。予報では寒波到来だったのですが、ことのほか暖かく拍子抜けしました。
やがて北アルプスを一望できる展望台に着きました。尖ったやや黒い山は百名山の一つ、五竜岳です。五竜とおみスキー場が見えますね。
虫倉山の頂上では360度のパノラマを楽しみました。白馬三山です。大学2年の時、白馬大雪渓を登ったことが思い出されます。
槍ヶ岳方面です。北アルプス南部は、まだ雪の付き方が弱いです。手前は燕岳、大天井岳など表銀座の山々です。
やはり鹿島槍ヶ岳は登らねばならない山だと、あらためて思いました。
高妻山、戸隠山方面です。右奥には妙高山も見えています。この高妻山も登り残している山の一つです。来年チャレンジしたいです。
長野、上田方面です。千曲川の上に川霧が立っています。中央奥は浅間山でしょうか?こうして見ると軽井沢の標高の高さがよく分かります。
下山後、近くにある「やきもち家」で汗を流しました。残念ながらこちらの宿は満室で白馬に泊まった次第です。ここの目玉の一つが囲炉裏です。皆で囲んで、名物のお焼き(野沢菜)で小腹を満たしました。
この日より師走です。穏やかな初冬の午後が過ぎていきます。中央奥は蓼科山と思われます。ここで信州の名山を見納めて、帰路に就きました。良い忘年登山となりました。できれば年内、天気のいい日を選んで、近場の低山で締めたいと考えています。
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