珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

ハンコックさん宅訪問

2019-12-01 22:55:29 | オフ会
11月16日、ハンコックさんのお宅を訪問してきました。昨年8月以来、1年3か月ぶりの訪問です。前回が猛暑だったことを憶えていますが、この日は穏やかな秋晴れの1日でした。ハンコックさんには、先日、拙宅オフに来ていただいたばかりです。その際、すっかりアナログ再生がメインとなり、9割9分アナログ・・・といった話を伺っていました。ハンコックさんと言えばジャズ、それもオリジナル盤といったイメージがあります。結局、聴きたくなる音楽に収斂するのは、どちらのオーディオファンも同じようです。最寄り駅で待ち合わせて、早速サウンド交流スタートです。


WATT3/Puppy2、健在でした。交差法のSP配置もほぼ変わっていません。オーディオシステムとしては落ち着かれた感があります。


アナログ中心のプログラムを想像していましたが、当方にも配慮いただきデジタルも再生していただきました。DACは、Oさん製作のES9018 DACです(ゴールムドムンドっぽい筐体)。アナログの方はステレオ(オラクル)、モノラル(エラック)の2台切り替えです。以前のブログを通じて、モノラルを聴かれていることを知っていましたが、実際に聴くのは今回が初めてです。アンプの方は、プリ・パワー共にハンコックさんの拘り、オールドレビンソンです。以前は故障がちだったようですが、アンプの調子が戻って良かったですね。


ハンコックさんは、私の数少ないオラクル仲間です。黒いベースに黒いアーム。拙宅の透明アクリル+シルバーに比べて、落ち着いた印象です。スタビライザーは使用されてません。


サウンド交流の前半はデジタルでした。拙宅からの持ち込み音源含めて聴かせていただきました。プレイヤーはラズパイです。別端末で曲を指定して再生します。そのデジタルアウトをOさんのDACで受けます。デジタル再生の機器構成は、前回同様ですが、無線LANを導入してネットワークを物理的に切り離しています。一聴して、前回よりノイズフロアが下がった印象を持ちましたが、この影響かも知れません。ES9018が共通するためか、私好みのヴォーカルに近づいたような・・・。しっとりした感じの声が良かったです。


アナログタイムの出だしは、懐かしい邦楽、洋楽からの選曲です。ユーミンの『昨晩会いましょう』は大学時代に耳タコで聴きました。トーン暗めの曲が多いですが、どの曲も味があります。「夕闇をひとり」がお好きとは渋いですね。美空ひばりの『エヴァ―グリーン』を探し求めるあたりも、流石レコード派の証しです。「スカイレストラン」は、しばじゅんではなく、本家の方をかけていただきました。数枚かけたところでハンコックさんが、インサイドフォースキャンセラーを調整されました。邦楽を聴いているうちに、オラクルの調子が上がってきたようです。


カジュアルな曲で、私が一番はまったのがこちら。レオン・ラッセルのカバー「A Song For You」です。いいですねぇ、沁みます。続けて「Top of The World」をリクエストしましたが、普段聴いているデジタルとアレンジが異なります。アナログ盤のアレンジの方が、力が抜けていい感じです。


クラシックはあまり聴かれないというハンコックさん。それでも素敵な音楽をかけていただきました。若きアルゲリッチのショパンのピアノソナタです。


アナログのメインは勿論、ジャズです。ベニー・ゴルソン、カーティス・フラー、クリフォード・ブラウン・・・私でも分かるハードバップのアーティストを中心にアルバムを選んでいただきました。ハンコックさんのシステムは下支えがしっかりいていてジャズが合います。それに関係すると思いますが、中高域が冴えます。あと、アナログ盤ならではの鮮度の高さ、を全般に感じました。ミスティの出だしの一音に、ゾクッと来ました。オーディオ色が強く、国内盤ということもあり、オリジナル盤と言ってもびっくりする値段ではないそうです。


モノラル盤でかけていただいたアーティストは私は存じ上げていませんでした。モノラルでも音が部屋が満ちる感じはステレオに引けをとりません。不思議ですが立体感があります。帯域がナローでも腹に来ればOKです。サウンド交流の締めは、ティナ・ブルックスとフレディ・ハバードの『True Blue』より「Good Old Soul」でした。この盤はハンコックさんのブログで知り、CDで所有しています。フレディ・ハバードを聴くきっかけにもなりました。ようやくアナログ、それもオリジナル盤で聴けて嬉しかったです。


終了後、駅近くの居酒屋さんに移動し、オーディオや音楽についてお話させていただきました。これまでの機器の変遷なども伺いましたが、いろいろ曲折があったようです。それでもここに来て、音が安定して、音楽に向き合えていることが伝わってきました。システムの方もほぼ固まってきた感があるのですが、いかがでしょうか?尤も終わりが無いのがオーディオでもありますが・・・。今回、ジャズは当然良かったのですが、カーペンターズも素晴らしかったです。また落ち着いたところで定点観測させて下さい。秋の相互交流、ありがとうございました。
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2 コメント

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Unknown (先日は、ありがとうございました。)
2019-12-03 07:32:42
横浜のvafanさん、
先日はありがとうございました。
やはり聴いて頂くと発見がありますね。
アナログは気分屋なので、
日によっていまいちなときもありますね。
前日に、ちょっと調整したのがダメでした。
それでも、カーペンターズの前に行った調整は上手くいったようで、良かったです。
アナログにはまだまだ可能性を感じていますので、
細かいところを追い詰めて、また磨きをかけたサウンドをお聴き頂けるようにしたいと思います。
引き続き、宜しくお願いします。
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Unknown (vafan)
2019-12-03 22:46:33
ハンコックさん、こんばんは。

先日はありがとうございました。普段聴きが、ほぼアナログと伺ってましたが、デジタルの音も前から進化してました。逆に驚いた次第です。

やはりハンコックさん、アナログ盤で聴くジャズがお好きなんですね。私も好きな邦楽だけでも、もっとアナログ盤を聴かねばと、反省しました。

また、時を置いてサウンド交流お願いします。
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