珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

一諾千金の怠け者さんを招いて

2014-11-16 23:45:45 | オフ会
この土日は連続でオーディオ交流です。昨日15日は拙宅に一諾千金の怠け者さんにお越しいただきました。一諾千金の怠け者さんは同じ神奈川県にお住まいで、先日のファイルウェブミーティング in Tokyoでもご一緒させていただきました。私より10歳ほどお若いのですが、アルテックのエンクロージャーやホーンを使って、オールホーンのシステムを組まれています。一方、ソース側にCDプレイヤーではなくLinux系のPC、Cuboxを使用している点は、拙宅とも共通です。要するに調整しろの大きいシステムを扱われていて、HNにあるような"怠け者"ではないのは確かです。

このところ、パッとしない天候の週末が続いていましたが、ようやく好天と重なりました。掃除、買い物も順調に捗って、一諾千金の怠け者さんを最寄駅まで迎えに行きました。


近所のオーガニックレストランでまず腹ごしらえです。繁盛していたのはいいのですが、若干厨房の回転に影響があったようです。予定より50分ほど遅れてのオフ会スタートとなりました。


お若い一諾千金の怠け者さんを意識してポピュラー志向で組んでみました。それでもレストランや音楽再生の合間の会話で、クラシック志向が高まっていることが判りました。今振り返ると、もう少しクラシック比率を上げてもよかったですね。


70~80年代の洋・邦のポップスにも関心があると伺いました。丁度お生まれになった頃の曲ですから、一諾千金の怠け者さんご自身はリアルタイムでの接点はないはずです。それでもこの時代のポピュラーソングに共通する質の高さを、感じられているようでした。これは大変嬉しい話です。中島みゆき、ユーミン、竹内まりや、小田和正、サザン・・・皆さん現役ですから、歳を重ねた現在の歌声は知られています。アナログレコードに封印されたフレッシュな声を聴くと、そのギャップに皆さん驚かれます。そして「若い!」となります。


一諾千金の怠け者さん自身はCuboxによるデジタル再生に注力し、アナログはペンディング中とのことでした。それでもかつてご自宅にあったレコードを持ってきていただきました。何と御父上が聴かれていた盤だそうです。1枚目はカーペンターズの『Now and Then』です。何十年ぶりに針を落としたことになるのでしょうか。まさにこの行為そのものが、Now and Thenといった感じです。さすがに盤質の問題がありチリパチノイズは避けられませんでしたが、カレンのヴォーカルの厚みに引き込まれます。73年ですからアナログしか無かった時代の音です。


続いて2枚目も有名なアーヨ、イ・ムジチの『四季』です。この有名な『四季』をアナログで聴くのは、世田谷のOさん宅訪問以来2度目です。電解水で洗って聴きたいという衝動を抑えつつ、冬の第一楽章を聴かせていただきました。こちらもチリパチノイズの奥に垣間見るヴァイオリンの音色に、アナログならでは艶、伸び、響きを感じることができました。交流がなければ、拙宅のDelphiに御父上の盤が乗ることもなかったわけで、少々不思議な感覚で聴かせていただきました。この盤、中古レコード市場で出回っていると期待しているのですが、どうでしょうか。


数曲、聴いていただいた段階で、SPが消える音場の話題になりました。意外だったのは一諾千金の怠け者さんがお使いのオールホーンシステムの音との相似性です。一諾千金の怠け者さんはジャズよりクラシック志向が強く、ドライバーなどもその方向に変えてきたそうです。音場の広がりも大事にされていて、拙宅の音に通ずる部分が感じられたとのことです。まだ想像ですが、拙宅よりSP間隔は広く、リスニングポジションからSPまでの距離はずっと長いでしょう。仮に両SP内に音場が形成されたとしても、広さを感じられると予想しています。

一諾千金の怠け者さん、次はこちらからの訪問楽しみにしています。音場だけでなく、Cuboxの使いこなしも興味津々です。
コメント (7)
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