8日土曜日、丹波の高源寺に行ってきました。書写山、吉備路に続いて西方の古刹シリーズ第3弾です。紅葉で有名な寺ですが、アクセスは大変悪かったです。マイカーか、観光バスで訪れる人が殆どですが、私はローカル線、ローカルバスのぶらり旅を決め込んでいました。兵庫の交通は圧倒的に東西方向が手厚く、南北方向はずっと手薄になります。できればこちらにいる間に、南北方向に走るローカル線に乗ってみたいと思っていました。電車の方は計画通りに進んだのですが、バスは当てがはずれました。行き当たりばったりもぶらり旅の楽しみではありますが・・・。
高源寺の一帯は加古川の源流域でもあります。加古川駅から北に延びる加古川線を乗り継いで、拠点の柏原を目指しました。まず乗ったのは、西脇市行きです。西脇というと駅伝の強い西脇工を思い出します。西脇市、谷川とつないで、更に福知山線で一駅行くと柏原です。谷川へ向かう途中、日本へそ公園という変わった駅がありました。経度だけでなく緯度でも日本の中心にあるという場所なのでしょう。
柏原で高源寺方面へ向かうバスと接続するはずだったのですが、時刻表を見て唖然としました。9時には柏原に着いていたのですが、お昼までバスがありません。既に廃止された路線だったようです。高源寺HPのアクセスマップには記されていますので、これは苦言を呈せねばなりません。レンタサイクル、タクシーなど選択肢がよぎりました。時間帯も早かったので歩き始めたのですが、すぐに無謀であることにづきました。結局、隣の石生駅で断念、タクシーで現地近くまでワープです。運転手さんも同情してくれたのか、予算金額の範囲で少々先まで運んでいただきました。
それでも高源寺は先の先でした。タクシーを降りたのは青垣地区入り口で、さらに8kmほど歩かねばなりません。歩き始めて1時間半、ようやく高源寺に到着しました。道中の人の少なさとは一転、家族連れ、カップル、年配のご夫妻で賑わっていました。入口の風景もいい感じです。
ここは天目楓と呼ばれる葉が小さい楓が見どころです。開祖が中国での修行の後、丹波に持ち帰ったそうです。写真からも葉の小ささぶりが伝わるでしょうか?
苔むした石段に落ち葉の絨毯。これも秋のお寺の魅力ですね。
石段を上がるとまずは山門が迎えてくれます。この様子であれば新緑の頃も美しいでしょう。ワールドカップの最中に訪れた書写山、園教寺を思い出しました。
山門の奥にある仏殿です。紅葉との組み合わせが見事です。高源寺の背景は岩屋山で、登山コースも整備されています。近くに千ヶ峰という是非登りたい山もあるので、来春の再訪もありかと思っています。
樹木によって紅葉の進み具合にばらつきがあるようでした。全面、真っ赤は確かに見事でしょうが、カラフルな紅葉もまたいいものです。
岩尾山に向かう登山道に少し入った地点からの三重塔です。
寺の入り口付近まで下りて、上方を振り返ると、ご覧の光景です。色合いの妙に見入ってしまいました。歩いてきた甲斐がありました。
高源寺を後にして青垣地区のバス停を目指します。バスを逃すと大変なことになります。バス停に向かう途中での加古川のスナップです。下流域では広大な加古川ですが、丹波のこの地域ではかなり狭いですね。
この日は、パラグライダーがひっきりなしに上空から降りてきていました。珍しく着地する様子を見ることができました。田畑や河川敷を利用して皆さん上手に降りていました。丹波一帯を見下ろしながらの飛行は、さぞ爽快だったことでしょう。
帰りは福知山線でのそのまま尼崎に出て、新大阪から新幹線に乗って横浜へ戻りました。篠山を過ぎてもしばらくは丹波らしい田舎の風景が続きましたが、三田辺りから急に開けてきました。三田、宝塚、西宮など名前先行で知っている場所を、実際に確かめながらの移動も面白いです。三田側から六甲を見るのは勿論初めて。これはこれで新鮮な風景です。
暦の上ではもう立冬が過ぎ、冬の入り口となっています。8日はさほど寒くありませんでしたが、高源寺の楓が散り終わった頃、丹波地区も冬を迎えることになります。
高源寺の一帯は加古川の源流域でもあります。加古川駅から北に延びる加古川線を乗り継いで、拠点の柏原を目指しました。まず乗ったのは、西脇市行きです。西脇というと駅伝の強い西脇工を思い出します。西脇市、谷川とつないで、更に福知山線で一駅行くと柏原です。谷川へ向かう途中、日本へそ公園という変わった駅がありました。経度だけでなく緯度でも日本の中心にあるという場所なのでしょう。
柏原で高源寺方面へ向かうバスと接続するはずだったのですが、時刻表を見て唖然としました。9時には柏原に着いていたのですが、お昼までバスがありません。既に廃止された路線だったようです。高源寺HPのアクセスマップには記されていますので、これは苦言を呈せねばなりません。レンタサイクル、タクシーなど選択肢がよぎりました。時間帯も早かったので歩き始めたのですが、すぐに無謀であることにづきました。結局、隣の石生駅で断念、タクシーで現地近くまでワープです。運転手さんも同情してくれたのか、予算金額の範囲で少々先まで運んでいただきました。
それでも高源寺は先の先でした。タクシーを降りたのは青垣地区入り口で、さらに8kmほど歩かねばなりません。歩き始めて1時間半、ようやく高源寺に到着しました。道中の人の少なさとは一転、家族連れ、カップル、年配のご夫妻で賑わっていました。入口の風景もいい感じです。
ここは天目楓と呼ばれる葉が小さい楓が見どころです。開祖が中国での修行の後、丹波に持ち帰ったそうです。写真からも葉の小ささぶりが伝わるでしょうか?
苔むした石段に落ち葉の絨毯。これも秋のお寺の魅力ですね。
石段を上がるとまずは山門が迎えてくれます。この様子であれば新緑の頃も美しいでしょう。ワールドカップの最中に訪れた書写山、園教寺を思い出しました。
山門の奥にある仏殿です。紅葉との組み合わせが見事です。高源寺の背景は岩屋山で、登山コースも整備されています。近くに千ヶ峰という是非登りたい山もあるので、来春の再訪もありかと思っています。
樹木によって紅葉の進み具合にばらつきがあるようでした。全面、真っ赤は確かに見事でしょうが、カラフルな紅葉もまたいいものです。
岩尾山に向かう登山道に少し入った地点からの三重塔です。
寺の入り口付近まで下りて、上方を振り返ると、ご覧の光景です。色合いの妙に見入ってしまいました。歩いてきた甲斐がありました。
高源寺を後にして青垣地区のバス停を目指します。バスを逃すと大変なことになります。バス停に向かう途中での加古川のスナップです。下流域では広大な加古川ですが、丹波のこの地域ではかなり狭いですね。
この日は、パラグライダーがひっきりなしに上空から降りてきていました。珍しく着地する様子を見ることができました。田畑や河川敷を利用して皆さん上手に降りていました。丹波一帯を見下ろしながらの飛行は、さぞ爽快だったことでしょう。
帰りは福知山線でのそのまま尼崎に出て、新大阪から新幹線に乗って横浜へ戻りました。篠山を過ぎてもしばらくは丹波らしい田舎の風景が続きましたが、三田辺りから急に開けてきました。三田、宝塚、西宮など名前先行で知っている場所を、実際に確かめながらの移動も面白いです。三田側から六甲を見るのは勿論初めて。これはこれで新鮮な風景です。
暦の上ではもう立冬が過ぎ、冬の入り口となっています。8日はさほど寒くありませんでしたが、高源寺の楓が散り終わった頃、丹波地区も冬を迎えることになります。