鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

報道

2013年09月04日 | 日記
このブログはあまり時事ネタを書かないのだが、
1つ気になる記事を見つけた。

宇多田ヒカルさんの発言でメディアが考えるべき「精神の病」の問題

最初、突然そのニュースが出た時はビックリした。

そして、少し焦った。

この手のニュースに感化されては困るのだ。

以前、加藤和彦さんってミュージシャンの人が亡くなったとき
偉く共感していて、密かに緊張が続いた時期があった。

そして、そのあと宇多田さんの写真が掲載された。

そのうつむいた姿に娘が重なった。

あ~、○○(娘)をこんな風にしてはいけない…って思った。

夜中、娘が寝てから彼にも

「○○をあんな風にさせんでな…。」と話した。

人は親近者が亡くなったとき、あーすればよかった、こーすればよかった
と大なり小なり思うものだろうが、それがあんな形で別れてしまった場合
その思いは計り知れない。

一生かけてもその思いを消化するこはできないかもしれない。

そして、その前後報道のあった精神疾患の話。

その後は、その病気の話題はほぼ触れられず、週刊誌ネタっていうのか
下世話な話だけが取り上げれていたように思う。


で、今日この記事を読んで腑に落ちた。


世の中にどれだけうつ病を始とする精神疾患が増えたとしても
やっぱりタブーであることには変わりがないんだ。

タブー視するがゆえにオープンにされない苦悩があるんだ。

そして、苦しんでいるのは私たちだけじゃないんだって。


彼は今若干軽躁気味な気がするが、吐き気が続いているようで
外に出ることはほとんどない。

ひがな1日、2階の布団に転がって携帯をいじっているだけ。

どんなに言っても、スポーツクラブにいく気配もないし、
うざく伸びきった頭なので、美容院に行けば?と言っても

「お金がない」とだけ。

正直、このまま病院に通いつつ、こんな生活を続けていても
一生変わらないような気がする。

だからと言って、どうしたらいいのかわからないのだ。

病院の先生から積極的な治療方法を提案されることもない。

ディや作業所など、方法はあるのかもしれないが本人にその気が
ない以上、私に何ができるんだろう。

第3者の専門的な人に相談できたら…って思うけど…。


先の見えない苦しさ。

先のことを考えることさえ苦しいのに。


「何かを変えなければ、何も変わらないよ。」

彼に言った言葉。

じゃ~何を変えればいいのか?

私にも答えがない。




現在

2013年09月03日 | 日記
実家の土砂災害、義父母との旅行、そして彼の相変わらずのUP・DOWN。

いろんなことがてんこ盛りだった2013年夏。

9月に入り、一雨ごとに朝晩が涼しくなった。


仕事の合間にUPしているこのブログの進みがかなり遅い。

意外に休み明け、バタバタとしていることが多いせい。

家でする気はまったくないから。

正直、長くお休みしている間に、このまま投了してしまおうかと
思ったこともあった。

何より、最近の私には毒しかなかったから。

このブログを読んでくださる方の中には心の病を患う方もいる
かもしれない。

そういう方が、こんな毒読んだからきっと不愉快だろうなって。

最初の頃は愛もあったような気がするが、今では消耗しきって
なくなったかも…ってありさまで。

愛…って言っても、夫婦愛ってより家族愛とか人間愛だったり
するんだけど…。

でも、やっぱり愛があったり毒があったり、それが私たち家族の
姿ならそれもそれか…って思うことにした。

いつまで家族を続けられるかわからないから尚のこと。

いつか、まだ続いてるよ…って読み返すのか、こんなこともあったのかと
別々に生きる日を迎えて読み返すのかわからないけど。

でも、私が彼と一緒に生きていく限りは、続くところまで続けてみようかと。


それで、UPするスピードが遅いせいでヘンにご心配をおかけするかも
しれないので今現在の状況だけさっくりと先に。

まず、実家は倒れることなく建っている。

庭の土砂は片付かないし、山は崩れっぱなしで工事は遅々として
進まないが、両親は今だ実家にするんでいる。

雨の降る日は実弟の家に非難しているが、住みなれた家がいいらしく
両親そろって日常生活に戻っているといっていいかな。

実母も倒れることなく…とは言ってもやはり体調は戻りきってはいないが
朝飯前に畑に行って、これから植える野菜苗の世話をして…ご飯作って
お茶飲んでって。

家も傷んだ箇所を修理してもらっている。

変わったことは、私や義妹さんからの電話が増えたこと。

ほぼ毎日、特に雨の降る日は1日に何度も…電話だけでなく、可能な限り
実家に帰っている。

先日、何年かぶりに彼をつれて実家に行った。

お盆のときは、母親だけだったが、先週は父親もいて…。

たいして話すわけでもないし、出されたご飯も食べずアイスばっかり
食べていたけど…。

彼はそんな風に相変わらずだけど、娘が随分と大人になった。

今年は私と離れて、実弟の家や彼の実家などお泊りができたせいか
なんだかちょっと変わった気がする。

何より、彼に話かけるようになった。

今まではどっかすねているような、どっか逃げ隠れる感じだった
のが、昨日も

「やっぱり、一緒にご飯食べようよ~。」と呼びに行った。

彼も彼で、私が言っても食べないくせに、娘に言われればやってくる。

「ちゃんとみんなが食べ終わるまで、椅子に座っててね。」とか言ってる。

彼は相変わらず、自分だけさっさと食べて席を立ってしまってはいるが。


今年の夏はことさら、災害が各地で多かった気がする。

そして報道はされないが、その災害での苦労はいまだに続いているであろうことは
想像に難くない。

そんなときだからこそ、家族って大事にしないとね…と思った夏だった。


相性

2013年09月02日 | 日記
過去記事「旅行2」にも書いたが、帰りの車中で言い合いになり
彼は走行中の車から飛び出そうとした。

高速でスピード違反で捕まった私。

所定の手続きを終えて、やっと車に戻り娘の機嫌を取っている
最中に、

「いくら取られるの?」と罰金を聞いてきた彼。

「うるっさいなっ!黙ってて!!」とけん制する私。

すると彼は

「やっぱり、俺たち相性悪いよね~。」と言い放った。


まず、罰金の話は娘に聞かせたくなかった。

ただでさえ、うちにお金がないことを気に病んでいる娘に
万単位での罰金の話は聞かせたくなかった。

もちろん、車を運転できないのでまったく罰金のシステムなど
気にしていないはずの義母にも。

さらに、「だったらあんた払ってくれんの!」と思ったことも事実。

完全に他人事な発言にムカついている上に、相性???

しかもやっぱりって言ったよね???

って、私の頭は爆発したわけである。

相性が悪いって、それって私たちに該当する言葉?

もっと言えば、相性って対等な立場の人間同士に言えることでない?

下手すれば、私は彼の保護者か介護者か?って思っているのに?


だから、思いっきり冷淡な声で、切り替えした。

そしたら、彼は…って成り行きだった。


相性、相性、相性、相性…???

そんな思いが、旅行から帰っても、実家の災害復旧に勤しんでいても
ずーっと頭の中にあった。

だから家に戻ってから、朝起きて家のことして、会社に行って、
昼休みには娘とお弁当を食べるために家に戻って、夕方家に帰ったら
ご飯作って、娘の宿題見て…そんな生活を2~3日続けていたら
段々と発酵していった。

実家ではみんながみんな、それぞれの体力に合わせて協力し合って
頑張っていた。

身体もきつかったし、疲れてはいたが、みんなで頑張ってる感があって
気持ち的に救われていた。

が、この家では私だけが必死になって頑張っている。

私だけが切ない思いをしているだけで、誰も手伝ってくれないし、
助けてくれない。

朝、朝食の後片付けをしながら、TVを見る娘と寝転がって携帯をいじっている
彼を見て、その発酵した心が爆発した。


「あ~~~、もう嫌だ!」と

なんだか手に持っていたものを流しに投げつけた。

「もう、やってらんない!」

「なんで、私だけなん!」

「相性って何?上等じゃん!よくそんなことが言えるねっ。」

きっと、慣れない土方作業で身体のあちこちが痛かったり
実家や実母のことが不安だったりといろんな要素があったんだと思う。

発酵した不満や不安が一気に噴出した感じ。

別に次の展開を想定したいたわけじゃなく、ただもういたたまれなく
ただもう我慢がならなかっただけ…。

自分でもみっともなかったから、叫ぶだけ叫んだらさっさと朝の支度を
続けよう…と思ったら、台所のドアを開けたら彼がいた。

一瞬、ヤバ…って思った。

聞かせたくて、叫んだわけじゃない。

が、彼は

「わかったよ…。」とだけ言って2階に消えた。

別にいいか…と思った瞬間、ギシッって音がした。

あっ…って思って2階に走る。

が、彼はいない。

屋根に出たと思った。

何年も前、彼は逃げ場を屋根に求めてひざを抱えて飛び降りようかと
考えていた。

高いところは苦手のはずなのに…。

屋根を伝って、台所の上に行くとやはり彼がいた。

まだ夏の暑さが残る日で屋根の焼かれて素足で熱かった。

彼はまだ、ふらふらと屋根を上を歩いていた。

「ちょっと!」と言って追いつくと

彼は、

「俺がいると、みんなが困るからもういられないよ…。」って。

確かに、困ることが多いが、この屋根から飛び降りられたら
もっと困るんだけど…って。


「実家や母親があんなふうになって、今私が困っているのに
 あんたが助けてくれなくて、どうするの!」

「今まで散々助けてあげたでしょ、だったら私が困ってるときに
 ちゃんと助けてよ!」

って言ったら

「わかった…俺が助ける。」

って以外にあっさりと収まった。


会社に行ってからも、珍しくLINEで

「俺が助けるから。口だけじゃないから。」

って送ってきた。


期待はしていないけど、だったらちゃんと助けてもらおうじゃない!
って思うことにした。

まっ、今日現在に至って助けてもらっているって自覚はないけど。