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(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

不安

2013年09月06日 | 日記
誰にだって、大なり小なり不安はあるだろう。

では、それをどう飼い慣らしていくのだろう。


昨日は、娘の参観日で娘の下校に合わせて二人で
帰ってきた。

娘の不安の最たるものは、友達関係。

ネックになる子(友達?クラスメート?)は私の目から見ても問題。

自分の好きな子だけ、帰宅後遊べるようにHRが
終わった瞬間に囲い込みを始める。

「今日遊べる?」

ほぼ、有無は言わせない。

誰と誰とで、何処で遊ぶってことを全部仕切る。

そして、集まると何をして遊ぶってことも全部仕切る。

気に入らなければ、にらむ、もしくは泣く。

娘はそれに従わず、拒否するので、結構一人。

一緒に遊んで嫌な思いをするくらいなら、家で一人でテレビを見る。

でも、本当はさみしいし、自分には友達がいないって不安になる。

自分はみんなに嫌われているって不安になる。

かわいそうだけど、どこまで親が介入していいのかわからない。

今は、そんなこんなで嫌な思いをしている娘の話をできるだけ
口をはさまず聞くようにしているだけ…。


ところが、そんな話を聞いている最中に彼が2階から降りてきた。

「どうしよう、不安で不安で…。」

ってボロボロ泣いている。


娘の前で泣かれても、困るので取り合えず一緒に2階に戻るように促す。

「今、動けないよ…。」と言う彼を

「ほら…。」と手を取って連れて行く。


娘はもちろん、不機嫌になる。

珍しく家に早くから私がいて、一緒にお茶をしながら話している最中だもの。

「行かないで。」って。

でも、どっちの面倒もみるのは私一人。


ひとまず、駄々泣きする彼を2階へ引っ張っていく。

「何?何が不安あの?。」って聞くと

「最近髪の毛が大量に抜けて…。」とか言い出す。


はっ?ってなる。

そこを堪えて聞くと、最近吐き気がひどいのも髪が大量に抜けるのも
ストレスのせいで、それを考えると不安で不安でしょうがなくなり
どうしていいかわからなくなる…ってことらしい。

確かに彼にとって頭髪問題というのは深刻な問題なのは理解できる。

義父はほとんどない。

義兄もその道をひた走る。

ただ彼はだけは薬を飲んでいるせいか、ひとり遺伝とは逆方向にある。

その薬、詳しくは判らないがたぶん女性ホルモンとかそんな感じ。

メンタルにも影響があるだろうから、止めろ!と当初は言っていたが
聞かないのでほってある。

見た目重視っていうか、今はもう見た目しかない彼にとって頭髪問題は
そのまま文字通り死活問題なのだ。

きっと見た目が悪いくらいならいっそ…って感じ。

私と娘にしてみれば、ハゲようが、デブろうが普通のお父さんがいいのに。


一通り、話を聞くと今度は頓服をよこせと言う。

デパス1mgを2錠、これが彼の頓服だ。

ヒルナミンもあるが、これは酩酊するから飲みたくないらしい。

1日分を全部飲んでも、辛いから追加でよこせと言う。

あ~だ、こ~だ言うと

「俺の身体は俺が一番わかってるんだから!」とか言い出す。

だったら、早よ治れよ!とか思っちゃうけど。

娘もやってきて、ちょっと目を放した隙にまた屋根に出ようとした
ので、引きずり下ろす。

まったく…なんとかの1つ覚えか。

でも昨日は雨も降っていたので、滑って落ちられたら始末が悪い。

もう、面倒くさくなったので頓服を渡して様子見を見る。


面倒臭いって悪い言い方だけど、でも本当に両方に泣かれたり、
ぐずぐず言われたりすると、

「もう面倒くさいから、勝手にしろやっ!」とか言いたくなる。

もちろん、そう勝手されても最終的に困るのは私なんだけど。


薬を飲ませて落ち着いた頃を見計らって、娘がお腹が空いたと
いうのでホットケーキを焼く。

焼きあがった頃、彼まで降りてきて

「俺も食べたい。」って。

娘的にはやりたくない気もわかるが、それでもめるものどうかと
思うので、追加で焼くことでなんとか機嫌をとる。


お腹が膨れれば、人間少しは不安が治まるのか。

薬を飲んだせいもあるだろうが、彼も納まり、娘も一緒に宿題を
したりして落ち着いた。


さて、ここで問題だ。

誰にだって、大なり小なり不安はあるだろう。

では、それをどう飼い慣らしていくのだろう。

そして、私の不安は誰が面倒みてくれるんだろう。


極力考えない。

取り合えず、それが私の答えだ。