鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

相性

2013年09月02日 | 日記
過去記事「旅行2」にも書いたが、帰りの車中で言い合いになり
彼は走行中の車から飛び出そうとした。

高速でスピード違反で捕まった私。

所定の手続きを終えて、やっと車に戻り娘の機嫌を取っている
最中に、

「いくら取られるの?」と罰金を聞いてきた彼。

「うるっさいなっ!黙ってて!!」とけん制する私。

すると彼は

「やっぱり、俺たち相性悪いよね~。」と言い放った。


まず、罰金の話は娘に聞かせたくなかった。

ただでさえ、うちにお金がないことを気に病んでいる娘に
万単位での罰金の話は聞かせたくなかった。

もちろん、車を運転できないのでまったく罰金のシステムなど
気にしていないはずの義母にも。

さらに、「だったらあんた払ってくれんの!」と思ったことも事実。

完全に他人事な発言にムカついている上に、相性???

しかもやっぱりって言ったよね???

って、私の頭は爆発したわけである。

相性が悪いって、それって私たちに該当する言葉?

もっと言えば、相性って対等な立場の人間同士に言えることでない?

下手すれば、私は彼の保護者か介護者か?って思っているのに?


だから、思いっきり冷淡な声で、切り替えした。

そしたら、彼は…って成り行きだった。


相性、相性、相性、相性…???

そんな思いが、旅行から帰っても、実家の災害復旧に勤しんでいても
ずーっと頭の中にあった。

だから家に戻ってから、朝起きて家のことして、会社に行って、
昼休みには娘とお弁当を食べるために家に戻って、夕方家に帰ったら
ご飯作って、娘の宿題見て…そんな生活を2~3日続けていたら
段々と発酵していった。

実家ではみんながみんな、それぞれの体力に合わせて協力し合って
頑張っていた。

身体もきつかったし、疲れてはいたが、みんなで頑張ってる感があって
気持ち的に救われていた。

が、この家では私だけが必死になって頑張っている。

私だけが切ない思いをしているだけで、誰も手伝ってくれないし、
助けてくれない。

朝、朝食の後片付けをしながら、TVを見る娘と寝転がって携帯をいじっている
彼を見て、その発酵した心が爆発した。


「あ~~~、もう嫌だ!」と

なんだか手に持っていたものを流しに投げつけた。

「もう、やってらんない!」

「なんで、私だけなん!」

「相性って何?上等じゃん!よくそんなことが言えるねっ。」

きっと、慣れない土方作業で身体のあちこちが痛かったり
実家や実母のことが不安だったりといろんな要素があったんだと思う。

発酵した不満や不安が一気に噴出した感じ。

別に次の展開を想定したいたわけじゃなく、ただもういたたまれなく
ただもう我慢がならなかっただけ…。

自分でもみっともなかったから、叫ぶだけ叫んだらさっさと朝の支度を
続けよう…と思ったら、台所のドアを開けたら彼がいた。

一瞬、ヤバ…って思った。

聞かせたくて、叫んだわけじゃない。

が、彼は

「わかったよ…。」とだけ言って2階に消えた。

別にいいか…と思った瞬間、ギシッって音がした。

あっ…って思って2階に走る。

が、彼はいない。

屋根に出たと思った。

何年も前、彼は逃げ場を屋根に求めてひざを抱えて飛び降りようかと
考えていた。

高いところは苦手のはずなのに…。

屋根を伝って、台所の上に行くとやはり彼がいた。

まだ夏の暑さが残る日で屋根の焼かれて素足で熱かった。

彼はまだ、ふらふらと屋根を上を歩いていた。

「ちょっと!」と言って追いつくと

彼は、

「俺がいると、みんなが困るからもういられないよ…。」って。

確かに、困ることが多いが、この屋根から飛び降りられたら
もっと困るんだけど…って。


「実家や母親があんなふうになって、今私が困っているのに
 あんたが助けてくれなくて、どうするの!」

「今まで散々助けてあげたでしょ、だったら私が困ってるときに
 ちゃんと助けてよ!」

って言ったら

「わかった…俺が助ける。」

って以外にあっさりと収まった。


会社に行ってからも、珍しくLINEで

「俺が助けるから。口だけじゃないから。」

って送ってきた。


期待はしていないけど、だったらちゃんと助けてもらおうじゃない!
って思うことにした。

まっ、今日現在に至って助けてもらっているって自覚はないけど。