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(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

映画

2013年09月09日 | 日記
久しぶりに3人で映画を見に行った。

前回行ったのはいつ振りだろう…?

タンタンだっけ?

いつ見たか忘れるくらい久しぶり。

今回のは「風立ちぬ」である。


私と娘の約束で、2人が2人とも見たい作品であれば
一緒に行こういうのがある。

私が見たいものに娘が興味がまったくないものもあるし
娘が見たいといっても、無理~ってものある。

例えば、「謎ときは…」は娘が見たいくても私が…ってもの。

「そのうちテレビでやるときでよくね?
 なんならDVD借りてあげるし。」で終了。


で、この「風立ちぬ」も2人の意見が合わなかった。

私的には見ておこうかな…って思ったんだけど、娘には
まったく興味がなく

「そのうち金曜ロードショーでやるよ。」って的確な反論。


そんなやりとりで、業を煮やした彼は一人でさっさと見に行った。


そんな彼は週末になり、どっかに出かけたい病に。

先週は吐き気やらなんやらで、何処にも出かけずほぼ2階の布団の
上で過ごした彼。

一人ぼっちで、同じ空間にいるのが飽きたのか、しきりに

「3人でどっか出かけよう。」と言う。

本当は土曜の午前中の娘の用事が終わったら、私の実家に
娘と2人で帰るつもりだった。

彼を置いて。

が、「実家に…。」と話したとたん

「俺も行く。」って聞かない。

彼が実家についてくるってのは、いろんな弊害がある。

1つは、実母があれこれ気を使ってしまうこと。

今だ本調子でない実母に負担を掛けたくない。

もう1つは、私があれこれ気を使ってしまうこと。

親を立てたり、彼を立てたりってあっちもこっちも調整しなければ
ならず、わずらわしい。

加えて、娘が駄々をこねようなものなら、三方向から攻められる
みたいで気が休まらない。

何より、彼がまた何かしでかしたら…っていう恐怖が彼以外の
みんなにあって緊張感が半端ないのだ。


で、代替案として出したのが、3人で映画だった。


彼はすっかり感銘を受けて、一人で見た後にこっそり飛行機の
ブローチみたいなのを買っていた。

そして、「もう1回見たい…。」って直後から言っていた。

私もここに来ての引退報道で、ミーハーにも乗る気になった。

が、娘は相変わらず乗る気なし。

しかし、彼が

「この作品は映画館で見せてあげたいっていうか、見るべきだと思う。」

と主張し、チケット代は私が、ポップコーン代は彼が持つことで同意した。

要は娘は、ポップコーンで釣られたわけだ。

3人並んで、真ん中に座った娘の持ったポップコーンを頬張りながら
映画を見る。

彼がこの作品の何をもって、「見るべき」と主張しているのかは
明らかにされなかったが、

見終わった後、マックでお茶をしているときに

「この作品を見て、頑張ろうって思ったんだ。
 今日は○○(娘)と見れて、本当にうれしかった。」って。

ヒロインが

「生きて」と言ったのを受け、自分も「生きねば」って思ったのか。

どんなに困難な時代でも、自分の信念に基づき自分のやるべきことを
真摯に努力することが大事だと思ったのか。

娘は、歴史的な背景よりも、飛行機(どっちかというと紙飛行機か?)の
シーンや自然のシーンが印象に残ったらしいが。

私的には、いろんな意見をネットで見てしまっていて、そういう箇所の
確認みたいな見方になってしまったが、

「創造的人生の持ち時間は10年」

って台詞を生でっていうか、映画館で聞けてよかったかな。

あと、エンドロールの最後まで席を立つ人がいなくて、主題歌の
「ひこうき雲」までで作品の一区切りって考えている人が多いのかなって。


とにかく、何度も何度も「今日はうれしかった。」って繰り返す彼。

めずらしく、その後家に帰って娘の宿題を手伝った。

娘も、「今日はいっぱい一緒にいれたね。」って。


まぁ、めずらしく充実したお休みだったってことだろう。