鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

外見

2013年09月12日 | 日記
彼が外見重視なのは何度も書いている。

重視ってより、外見ONLYだと思っているわけだけど。

昨日から一気に落ちてしまい、また鬱々モードっていうか
影が薄くなっている感。

まぁ、薬は飲んでいるし、ご飯も食べているし、怒れば
ちゃんと寝るし…と思って放置していた。

昨日の記事のお手伝いも一応ちゃんとやってるし。

あっ、娘の宿題はしていないけど…。

これに関しては見事に三日坊主で終わった感。


すると今朝、起きがけに

「俺って不細工でしょ?」と聞いてきた。

「急にどうしたん?」と聞くと

「だって、頭ハゲそうだし…。

 外に出たら、周りの人にそう思われそうで怖くて出れない…。」


なんだそれ?

どんだけ自意識過剰なわけ?

本来はここで、格好いいとか言えばいいのはわかっているんだけど
私の信条的に無理。

だから、

「誰も気にしていないし。

 それに頭だって別にそうでもないし、腹だってでているわけじゃないし。」

とやんわりと不細工発言を否定してみた。

すると、

「だったら、格好いい?」とすぐ食いついてきたので

「いや、それは好みの問題だから…。」と言ってかわす。


彼は火曜日に、超久しぶりに美容院に行った。

お小遣い前借りして。

だって、縮毛強制高いいんだもん。

昔ほどではないにしろ。

それを根元からかけたものだから、見事にぺっちゃんこ。

髪のボリュームも極端に減り、ハゲに見えるってことらしい。

確かに、前の部分に地肌が見える。

たぶんに寝癖のせいだけど。

それまで伸ばし放題、痛み放題だったのでボリューミーだったから
ギャップがすごいだけ。


「じゃ、個人的にはどうなの?」とまだしつこく聞いてくる。

この間に、娘はこっそり起きて下に行ってしまった。

私も無視してそうしたい。

「いや、並じゃんじゃね。
 
 この間も、「○○ちゃんのお父さん格好いいね~。」って言う人いたし。」

個人的にと聞かれ、ひとまず一般論にすりかえた。


そうなのだ。

先日、娘の集まりにほぼほぼ、初めて位に顔をだした彼。

それまでも送りとか頼んだことはあるのだが、いくら娘が頼んでも
駐車場までだったので周りのお母さんとかにはばれずにいた。

しかし、たまたまその時はでかけたいでけど、一人では出れない病で
私と娘が出かけると一緒についてきたのだ。


二人並んで、娘のところに行くとこっそりと

「白いね…。」とつぶやきが。

完全にその人の目線の先には彼が…。

あわてて、そこを離れ、別行動をとる。

が、完全に娘の父親だとバレてしまったので後から

「○○ちゃんのお父さん格好いいね~って話してたんだよ。

 なんか音楽やっている人みたいって。」

って言われた。

単に、髪伸びて茶色いだけだろ…と思いつつ。

すると、

「なんのお仕事されているの~?」だって。

そこで、

「無職です。」とか「病気療養中。」とか言うと聞いた人に気使わせるから
適当に口を濁す。

確かに、かたぎっていうか、普通の父親には見えないよな…って再認識。


何度も言う。

私と娘はハゲでもデブでもいい。

普通のお父さんがいい。


縮毛強制が落ち着く頃…彼も落ち着くだろうか?

まったく、大金かけて落ち込むなんて面倒くさいヤツだ。




負荷

2013年09月11日 | 日記
ここ最近、ちょっと落ち着いているようなので
ちょっとづつ負荷を加えつつある。

1.朝食の食器洗い

2.ゴミ捨て

3.水遣り

…ってこれだけなんだけど。

…って、これさえもいつまで続くか…って思っているんだけど。


朝食の食器洗いも、その他使った鍋やフライパンなどの大物と
包丁は特に私が洗っておくわけで。

ゴミ捨てだって、まとめたものを置いておいてすぐ家の脇にある
ゴミ箱においてくるだけ。

水遣りは、夕方帰ってからやってないと催促してやってもらう。


それ以外に、ここ2~3日やってもらっているのが、娘の宿題を見ること。

基本、娘のやるのを見ているだけなんだけど。

あれこれ話しながら、一緒におやつ食べたりしながらやっている。

まぁ、娘が質問しても要領を得ないこともあるようだが…。


「○○って漢字がわからない。」と言われれば、

「辞書見たら。」って答える。

あながち、間違えじゃない。

ただし、2人でやった後、私が帰ると

「一応、見て~。」と言って娘が持ってくる。

どう考えても、娘の方が一枚も二枚も上手だ。


1日24時間。

睡眠時間が7時間とすると、残り17時間。

お手伝い時間はどう頑張っても、1時間くらい。

あとは16時間寝ようが、携帯いじろうが自由時間。

自分の本当に好きなことはできないのかもしれないが、でも
何をしても自由。

あえて本人には言っていないが、スポーツクラブに復帰する気力は
ないらしい。

今月行かなければ、即休会。

判ってはいるようだが、行く気配はまったくない。

義父はディサービスとか行ってみたらとかいうけど、彼には
合わない気もするし…。

毎日、毎日よくやっていられるな…。


やっぱりもうちょっと、負荷増やしたいよな。

できること、もうちょっと探してみよう。



同病

2013年09月10日 | 日記
同病相哀れむって言う。


昨日の深夜(11時半頃?)、彼の携帯が鳴った。

3人とも就寝しており、私が先に飛び起き、彼もやっと起きる。

あわてて切って、そのまま携帯を持って

「トイレに行って来る…。」と言って階下に行った。

が、しばらく戻ってこない。

私も目が覚めたついでに…とトレイに行こうかと階段を下りると
彼があわてて戻っていった。

折り返し電話をかけていたらしい。


私も戻って、

「ねぇ、その人君の病気のこと知ってんだよね?」と問うてみた。

その電話が誰と察しがついたわけではないが、彼がこの病気を患っていて
睡眠が大事だってことがわかる人であれば、この時間の電話を非常識
と考えないものだろうか。

しかし、彼の返事は

「わかってるよ。
 でも、この人も病気なんだよ。」だって。

「最後の最後にどうしてもダメなら電話しなって言ってあったんだ。」だって。


つまり、その人(たぶん女性)もメンタルを患っていて、落ちてどうしょうも
なくて、彼に電話をしてきたってことらしい。

なるほど…って相手の事情はわかったけど…それでいいのか?と不安になる。

「ねぇ、そんなんに引きずられないでね。」と言ってみた。

相手の女性(確定ではないが)には、大変申し訳ないがそれがきっかけで
彼まで落ちてしまわれるのは私的に困るのだ。

「うん、大丈夫だよ…。」とは言うものの

携帯を話さず、寝る気配がない。

「そんな他人の心配している余裕あるの?
 自分だって精一杯じゃん。」

と意地悪く言ってみる。

「だから、大丈夫だって…。」

と目線を携帯から話さず答える。

「もしかして、自殺未遂とかになったら嫌だから…。」だって。


まっ、確かにね…。

きっとその人にとって見たら、彼でさえ頼りになるのかもしれないし。

そんな人に見限られたって思ったら、やっぱりショックよね。


でも…やっぱりちょっと納得できない部分もあって。

なんで、君が?

もしそれで、君まで落ちたらどうするの?

こんなこと言う私って根性悪い?


そんなことを考え始めたら、こっちが眠れなくなった。


同病相哀れむ。

ともに上がっていければいいけれど、足の引っ張り合いとかあるのかな。

でも、止めさせるほどの度胸も私にもない。





映画

2013年09月09日 | 日記
久しぶりに3人で映画を見に行った。

前回行ったのはいつ振りだろう…?

タンタンだっけ?

いつ見たか忘れるくらい久しぶり。

今回のは「風立ちぬ」である。


私と娘の約束で、2人が2人とも見たい作品であれば
一緒に行こういうのがある。

私が見たいものに娘が興味がまったくないものもあるし
娘が見たいといっても、無理~ってものある。

例えば、「謎ときは…」は娘が見たいくても私が…ってもの。

「そのうちテレビでやるときでよくね?
 なんならDVD借りてあげるし。」で終了。


で、この「風立ちぬ」も2人の意見が合わなかった。

私的には見ておこうかな…って思ったんだけど、娘には
まったく興味がなく

「そのうち金曜ロードショーでやるよ。」って的確な反論。


そんなやりとりで、業を煮やした彼は一人でさっさと見に行った。


そんな彼は週末になり、どっかに出かけたい病に。

先週は吐き気やらなんやらで、何処にも出かけずほぼ2階の布団の
上で過ごした彼。

一人ぼっちで、同じ空間にいるのが飽きたのか、しきりに

「3人でどっか出かけよう。」と言う。

本当は土曜の午前中の娘の用事が終わったら、私の実家に
娘と2人で帰るつもりだった。

彼を置いて。

が、「実家に…。」と話したとたん

「俺も行く。」って聞かない。

彼が実家についてくるってのは、いろんな弊害がある。

1つは、実母があれこれ気を使ってしまうこと。

今だ本調子でない実母に負担を掛けたくない。

もう1つは、私があれこれ気を使ってしまうこと。

親を立てたり、彼を立てたりってあっちもこっちも調整しなければ
ならず、わずらわしい。

加えて、娘が駄々をこねようなものなら、三方向から攻められる
みたいで気が休まらない。

何より、彼がまた何かしでかしたら…っていう恐怖が彼以外の
みんなにあって緊張感が半端ないのだ。


で、代替案として出したのが、3人で映画だった。


彼はすっかり感銘を受けて、一人で見た後にこっそり飛行機の
ブローチみたいなのを買っていた。

そして、「もう1回見たい…。」って直後から言っていた。

私もここに来ての引退報道で、ミーハーにも乗る気になった。

が、娘は相変わらず乗る気なし。

しかし、彼が

「この作品は映画館で見せてあげたいっていうか、見るべきだと思う。」

と主張し、チケット代は私が、ポップコーン代は彼が持つことで同意した。

要は娘は、ポップコーンで釣られたわけだ。

3人並んで、真ん中に座った娘の持ったポップコーンを頬張りながら
映画を見る。

彼がこの作品の何をもって、「見るべき」と主張しているのかは
明らかにされなかったが、

見終わった後、マックでお茶をしているときに

「この作品を見て、頑張ろうって思ったんだ。
 今日は○○(娘)と見れて、本当にうれしかった。」って。

ヒロインが

「生きて」と言ったのを受け、自分も「生きねば」って思ったのか。

どんなに困難な時代でも、自分の信念に基づき自分のやるべきことを
真摯に努力することが大事だと思ったのか。

娘は、歴史的な背景よりも、飛行機(どっちかというと紙飛行機か?)の
シーンや自然のシーンが印象に残ったらしいが。

私的には、いろんな意見をネットで見てしまっていて、そういう箇所の
確認みたいな見方になってしまったが、

「創造的人生の持ち時間は10年」

って台詞を生でっていうか、映画館で聞けてよかったかな。

あと、エンドロールの最後まで席を立つ人がいなくて、主題歌の
「ひこうき雲」までで作品の一区切りって考えている人が多いのかなって。


とにかく、何度も何度も「今日はうれしかった。」って繰り返す彼。

めずらしく、その後家に帰って娘の宿題を手伝った。

娘も、「今日はいっぱい一緒にいれたね。」って。


まぁ、めずらしく充実したお休みだったってことだろう。

不安

2013年09月06日 | 日記
誰にだって、大なり小なり不安はあるだろう。

では、それをどう飼い慣らしていくのだろう。


昨日は、娘の参観日で娘の下校に合わせて二人で
帰ってきた。

娘の不安の最たるものは、友達関係。

ネックになる子(友達?クラスメート?)は私の目から見ても問題。

自分の好きな子だけ、帰宅後遊べるようにHRが
終わった瞬間に囲い込みを始める。

「今日遊べる?」

ほぼ、有無は言わせない。

誰と誰とで、何処で遊ぶってことを全部仕切る。

そして、集まると何をして遊ぶってことも全部仕切る。

気に入らなければ、にらむ、もしくは泣く。

娘はそれに従わず、拒否するので、結構一人。

一緒に遊んで嫌な思いをするくらいなら、家で一人でテレビを見る。

でも、本当はさみしいし、自分には友達がいないって不安になる。

自分はみんなに嫌われているって不安になる。

かわいそうだけど、どこまで親が介入していいのかわからない。

今は、そんなこんなで嫌な思いをしている娘の話をできるだけ
口をはさまず聞くようにしているだけ…。


ところが、そんな話を聞いている最中に彼が2階から降りてきた。

「どうしよう、不安で不安で…。」

ってボロボロ泣いている。


娘の前で泣かれても、困るので取り合えず一緒に2階に戻るように促す。

「今、動けないよ…。」と言う彼を

「ほら…。」と手を取って連れて行く。


娘はもちろん、不機嫌になる。

珍しく家に早くから私がいて、一緒にお茶をしながら話している最中だもの。

「行かないで。」って。

でも、どっちの面倒もみるのは私一人。


ひとまず、駄々泣きする彼を2階へ引っ張っていく。

「何?何が不安あの?。」って聞くと

「最近髪の毛が大量に抜けて…。」とか言い出す。


はっ?ってなる。

そこを堪えて聞くと、最近吐き気がひどいのも髪が大量に抜けるのも
ストレスのせいで、それを考えると不安で不安でしょうがなくなり
どうしていいかわからなくなる…ってことらしい。

確かに彼にとって頭髪問題というのは深刻な問題なのは理解できる。

義父はほとんどない。

義兄もその道をひた走る。

ただ彼はだけは薬を飲んでいるせいか、ひとり遺伝とは逆方向にある。

その薬、詳しくは判らないがたぶん女性ホルモンとかそんな感じ。

メンタルにも影響があるだろうから、止めろ!と当初は言っていたが
聞かないのでほってある。

見た目重視っていうか、今はもう見た目しかない彼にとって頭髪問題は
そのまま文字通り死活問題なのだ。

きっと見た目が悪いくらいならいっそ…って感じ。

私と娘にしてみれば、ハゲようが、デブろうが普通のお父さんがいいのに。


一通り、話を聞くと今度は頓服をよこせと言う。

デパス1mgを2錠、これが彼の頓服だ。

ヒルナミンもあるが、これは酩酊するから飲みたくないらしい。

1日分を全部飲んでも、辛いから追加でよこせと言う。

あ~だ、こ~だ言うと

「俺の身体は俺が一番わかってるんだから!」とか言い出す。

だったら、早よ治れよ!とか思っちゃうけど。

娘もやってきて、ちょっと目を放した隙にまた屋根に出ようとした
ので、引きずり下ろす。

まったく…なんとかの1つ覚えか。

でも昨日は雨も降っていたので、滑って落ちられたら始末が悪い。

もう、面倒くさくなったので頓服を渡して様子見を見る。


面倒臭いって悪い言い方だけど、でも本当に両方に泣かれたり、
ぐずぐず言われたりすると、

「もう面倒くさいから、勝手にしろやっ!」とか言いたくなる。

もちろん、そう勝手されても最終的に困るのは私なんだけど。


薬を飲ませて落ち着いた頃を見計らって、娘がお腹が空いたと
いうのでホットケーキを焼く。

焼きあがった頃、彼まで降りてきて

「俺も食べたい。」って。

娘的にはやりたくない気もわかるが、それでもめるものどうかと
思うので、追加で焼くことでなんとか機嫌をとる。


お腹が膨れれば、人間少しは不安が治まるのか。

薬を飲んだせいもあるだろうが、彼も納まり、娘も一緒に宿題を
したりして落ち着いた。


さて、ここで問題だ。

誰にだって、大なり小なり不安はあるだろう。

では、それをどう飼い慣らしていくのだろう。

そして、私の不安は誰が面倒みてくれるんだろう。


極力考えない。

取り合えず、それが私の答えだ。