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(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

激戦

2011年10月26日 | 日記
私がダウンして2日目、それでも夜8時に帰ってきた彼に
もう言うことはなかった。

でも…うらめしいようなさみしいような顔をする娘が心配だった。

翌朝、その娘の顔が気にかかり彼のところに行く…。

もう彼はずーっと1階の和室つくったコタツで寝ている。


娘と決めた門限を守ってほしいこと、そうしないと娘が傷つくことを
伝えると帰ってきた言葉は、

「朝から勘弁してよ…」だった。


その日は私のいとこの結婚式があって市内のホテルに親戚一同が
集まっていた。

私は娘に本当のお嫁さんを見せてあげたくて一緒に行こうと約束していた。

体調はいまいちだったが、約束は約束だから出かけようと思っていた。


すると悪いと思ったのか彼が

「どっか3人で出かける?」と聞いてきた。

既に予定があるというと、自分も一緒に行っていいかと聞いてきた。

私は

「うちの両親をはじめ親戚一同揃っているんだよ、大丈夫なの?」

と反対に質問してみた。


彼は自分達の結婚式以来、正月やお盆などたまに一人二人会って
挨拶することはあっても一同となると顔を合わせたことがない。

彼の事情など誰も知らないが、それでも挨拶したりなんだりと
気を使うこともあるだろう。

しかし彼は軽い口調で

「大丈夫だよ」と携帯を見ながら返事をした。


彼が一緒だとこっちが気を使わなければならないが、娘は3人揃って
出かけた方が喜ぶのでそれもいたしかたないか…と考えた。


がしかし、しばらくするとまたコタツに寝そべったままで携帯を見ながら

「やっぱり、行かな~い」と言い出した。

最初はそう…とこっちも軽く流そうと思ったが、一人で出かける気か
聞くと

「う~ん、どっか本屋さんとか行こうかな~」とお気楽気。

思わず、

「ふ~ん、そりゃ~うちらと出かける方が煩わしよね…」と言うと

コタツの足を蹴った。


ブチっ。(私の中の何かが切れる音)


「なんなんそれ?」と喧嘩をかうと

「もう耐えらんない。なんでそうやって嫌味ばっかり言うの。
 もうこんな生活ヤダ。もう我慢できない。やってらんないっ!」と言って

パソコンから何から持って出て行ってしまおうした。


「どっちが我慢してると思ってんのっ!」と思いっきり彼を平手打ちした。


まぁ…私が彼を平手打ちするのは過去にも何度かあって…
一度はメガネを吹き飛ばし修理6,000円くらいしたっけなぁ…。


2階の自分の部屋にいた娘がはじかれたように飛んできた。

そして和室の戸をしっかりと閉め、通せんぼしていた。


向こうは向こうで言いたいことを言い、私も私で近所に聞こえるかも…
と思いつつも大声で言い返した。


「俺の苦しみなんてわからないだろっ!」と言うので

「あんたの苦しみなんてわからないよ。
 でもあんただって私の苦しみわかんないでしょ。
 だからお互い思いやらないといけないんじゃないの?
 それが家族じゃないの?」と言い返した。


また、

「あんたみたいに自分ことしか考えていない人間が
 ○○(娘)はもちろん、お義父さんお義母さん、
 じぃじ、ばぁば(私の両親)のことってみんなのこと
 考えている私にかわうわけないでしょっ!」とまで言い切った。


そうだ、そうやってみんなこと考えるから私は今まで頑張ってこれたし
我慢もできたんだ。

それを自分のことだけ考えて思うようにならないからって切れている
ような奴に我慢、我慢って言われたくないっ!って思った。


その間も彼は出て行こうとし、私は彼の両腕を押さえつけて、
娘は座って戸をしっかりととじていた。


そのうち「もうやめてよ~~~」と泣く娘の声と自分の体力が
つきそうだったのでトーンダウンさせた。

彼も落ち着きながらも、それでも外に出ようとした。

だったら好きにすればいいと思って、煙草を買いに行くだけだという
彼の腕を放した。


このまままた帰ってこないかもしれない…と思ったが、どっかで
もう諦めようと思った。


もう諦めよう。
もう期待するのはよそう。
そしてこれを最後にしてもう何も言わないにしよう。

何かを言えば、きっとまた衝突して娘を泣かすことになる。
だったら私は娘だけを守っていこうと思った。

それが私の仕事だと思った。


彼が出て行ってから、娘が2階に戻ったことを確認してお義父さんに
電話した。


「私はこれまであ~だ、こ~だ文句を言いながらも
 それでも彼のためにできることはできるだけ…と思ってやってきた。
 でも自分の体調が悪いときに何もしてもらえないってよくわかった。
 なんだかもうこれ以上頑張れない気がする。
 だから、もう彼が何をしようと、何をしなくても何も言わないから。」

と言うようなことを伝えた。

お義父さんは彼によく話してきかせるからと言うようなことを言っていたが
それももうどうでもよかった。


彼はそのまま夜まで帰ってこなかった。