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(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

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2011年10月14日 | 日記
先日のエピソードからしばらく私の顔色をうかがいつつ
おどおどと生活する彼…。

まぁ…それはそれでムカつくわけだが…。


私は私で彼との距離感を考えていた。

以前パニックになったとき、私があれこれ言うのがわずらわしいという
話になった。

自分でも自覚症状があったので、だったら…と思い必要最低限の世話しか
しなくしていた。

朝1日分の薬とお昼ご飯を用意すること。
食事のたびに食べるかどうか聞くこと。
寝る前に薬を飲んで早く寝るように言うこと。

これだけ。

あとはどれだけ散らかっていようと彼のいるスペースを片付けることは
しないし、何か台所であさっていようとも何か作ろうか?などとは
言わないことにした。


しかし、それでもやっぱり感心がいってしまうのか、イライラの種は
そこらじゅうに転がっていた。

夕食を食べるか聞いても、いらないといいつつ私達が寝てしまうと
残り物をあさっている様子。

娘の話を携帯をいじりながら、ちゃんと聞かない様子。


そしてそのイライラは突然爆発する。

娘は朝も夜もちゃんとご飯を食べない。

今どきの子ならよくあることかもしれないが、ご飯を食べればご飯だけ
おかずを食べればおかずだけ…きちんと全部食べたことなどほとんどない。

そしてそれは私と二人きりで食べるようになってからより顕著になった。

お義父さんがいたときはそれでも会話しながら時に笑いながらもう少し
食べていたような気がする。

それもこれも彼がちゃんと一緒に食べてくれれば解決するんじゃないの?
という思いが私の中でイライラの種が段々と大きく膨れ上がっていく。

今日もどうしても卵かけご飯を食べるというので、用意すると遊びながら
かき混ぜやっとご飯にかけたと思ったら、二口くらいでもうお腹一杯だから
いらないと言う。

でもその後にはヨーグルトも食べるし、昨日ゆでた栗も食べるという。


ついついと言うか、とうとうと言うかいつもの台詞が口をつく。


「○○もパパもちゃんと食べないから、もうご飯作らないから!」


だって…ただでさえ少ない資金の中から食材を調達し、作っても
誰も喜ばないどころか、古くなって生ゴミと化していく食料たち…
それを捨てるときにどれだけ寂しい思いになるか…。

しかももったいないと思って食べれば、どんどん私だけが肥満化
していく…。

ストレスフルな生活に、余裕がなくまったく自分磨きなどしていない。
そこに加えてどんどん肥満化していったら、もはやおばさん街道
まっしぐらだ。

いや…おばさんと言うより、すでにオヤジ臭いかも。

朝からブチ切れて娘に嫌な思いをさせた思えば、また凹み…こんな
ルーティンもうイヤだと思った。

こんなんだったら、家庭内別居状態で無関心をよそうってやろうか…
などと考えていた。


そんな時彼がおもむろにスマートフォンの画面を見せてきた。

「ほら見て…」

そこには私達の結婚式でお客様を見送るために、並んだ彼と私そして
私の両親が並んでいた。

誰よりも私の父親に目が言った。

30歳過ぎても嫁に行かないと思っていた娘の結婚式でお酒も入って、
とても機嫌がよさそうに写っている。

でもそんな父親と母親に今は心配をかけ、迷惑をかけている…。

そう思ったら、言葉に詰まってしまった。

すると彼は

「なんだ、何もないの…」と言った。

スルーして部屋を出ようとしたら、無性に泣けてきた。


何もないわけないじゃない!

自分の幸せそうな写真をみて、何でこんなに悲しい思いしなくちゃならんの!


懐かしいとかじゃなくて、ただただ悲しかったし、情けなかった。


彼が気付いて近寄ってくると

「こんなはずじゃなかったんだよね、ごめんね。ごめんね」と何度も謝った。

しかし、私だってこんなはずじゃなかったんだ。

家庭内別居感覚で無関心でいてやろうなんて思うはずじゃなかった。

だから私も理由は言わず、謝った。


彼は結婚式の写真と娘の生まれたときの写真を時々眺めながら
頑張ろうって思うと言っていた。

「だから俺のこと信じて」と言う。


私が思うよりも、彼は彼なりに私達家族を思っているってことを
言いたいのだろうか…。


わざわざツーショットではなく、私の両親の写る写真を見せたのは
どういう思いなんだろう…。


彼との距離感、私が正常で居られる程度の影響で済む範囲、
娘と彼との絆、そして私の両親や彼の両親…いろんな要素がぐるぐるして
またわからなくなった…。