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(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

町内

2011年02月21日 | 日記
日曜日、夕飯を食べ終えたばかりの頃
(娘はTVを見ながらなのでまだ食べ終えていなかったが…)
チャイムが鳴り、ドアを開けた。

そこには斜め向かいの現在班長をされている方と
お隣の方…。

話があるからと玄関までだが、どんどん入ってこられた。

住んでいる町内は10軒ちょいで班を構成している。
そしてそのような6班をまとめる組の長をしてほしいという
内容だった。

12年に1度班に回ってくる役で、順番で言えば我が家がそれ
なのだそうだ。

我が家に来る前に2軒あたったが、みんな断られどうしても
受けて欲しいと、現在の班長さん、そして4月からの班長さんが
一緒に落としにこられたわけだ。


お義父さんの援助でとうとう家のローンを片付けたばかりで
こんな話がやってくるというのも皮肉な話だ。


家を買うとき、私は結婚前の資金があったので掛かった金額の
1/3あまりを支払った。

あとは両家の親に出していただて、残りを彼名義で
ローンを組んだ。

あの頃、すでに薬を飲んではいたが普通に会社に行っていて
不動産屋さんやら銀行さんとの交渉も一緒にして、私達は
今の家を手に入れた。

もちろんローンがある以上、銀行の抵当権がついているわけで
彼が会社を辞めた時点で最悪家を手放すことも覚悟した。


しかし、そのローンが彼の不安をあおるのなら…ということで
お義父さんがなんとかするから…と言い出した。


私はおひとり様覚悟していたので、そこそこ蓄えがあった。
私の親もそう覚悟していたので私が実家に住んでいた頃
家に入れていたお金をずーっと蓄えていてくれた。


それを当てるから…とこの話は出るたび、出るたび私が断って
いたのが、この正月、私と娘が帰ってから残った彼と両親で話を
まとめてしまった。

そして、とうとうそれを使わせてもらったばかりだった。

せめて半分でも…という申し出も最後まで聞き入れられなかった。


もちろん、感謝しても感謝しきれない。

でも私はその代わりに大きな負債ともいえる何かを背負い込んで
しまったような気がする。

もうこれで私は彼やその両親を投げ出すことができなくなった。

きっと何年か先、介護やらなにやら…私が背負うことになるのだろう。


毎日の掛だって、今まで以上に無駄遣いすることはできない。


結局ここに住み続ける以上、町内の役員は受けざるを得ないのだ…
と思ったところ、今の班長さんがこう言った。

「旦那さん具合悪くて家にいるんでしょ。そんなところ悪いんだけどさ…。」


そりゃ~、毎日車が置いてあって姿もまったく見えなければ、そんな
想像は簡単につくわけだ…。


しかし、その一言は組長をやれと言われるより数段ショックだった。