我が家のお隣には引っ越したときからお世話になっている
方がいる。
御歳87歳のおばあちゃん…というとちょっと失礼な気もするが
娘がいることもあり親しみをこめて○○(苗字)のおばあちゃんと
お呼びしている。
ゴミだしのことから、町内のことまで教えていただき
娘のお祝いやらお年玉まで頂戴していて本当にありがたい
方なのである…。
その家には娘一人で遊びに行かせてもらうこともあるし
彼と3人でお邪魔したこともある…。
そこでうかがった話だと、その家には息子さんが一人いて
亡くなられた旦那さんのご兄弟の息子さんを養子にされて
いるそうだ。
なんでも小学1年生頃に母親が息子さんを置いて出て行かれて
そのあと父親が育てられないとのことで親戚に預けられ
最後におばあちゃんのところにこられたのだそうだ。
おばあちゃんには実子はないそうだ。
そしてその息子さんは10年来うつ病で苦しんでこられた。
今は契約社員で働いてはいられるが、ここまで二人で本当に
病気で苦しまれてきたそうだ。
おばあちゃんは顔を合わすたびに、声をかけて彼の様子を
聞いてくださる。
そして励ましてくださる。
きっと誰よりも家族の苦しみをわかっていられるからだと
思う…。
本当にありがたい。
まさしく天の配剤と思うばかりだ…。
色んな人に助けられて今私達はある。