くしゃみの語源は「嚔(くさめ)」という言葉です。中世の日本ではくしゃみをすると鼻から魂が抜けると信じられており、そのためにくしゃみをすると寿命が縮まると信じられていました。そこで早死にを避けるため「くさめ」という呪文を唱えるようになり、いつしかそれが「くしゃみ」という名前となり、その行為そのものを指すようになりました。
上記のように、中世の日本ではくしゃみをした人、またはその近くにいた人が「くさめ」と言う習慣がありました。1330年頃(鎌倉時代)に吉田兼好により書かれた『徒然草』の第47段には、
ある人清水へまゐりけるに、老いたる尼の行きつれたりけるが、道すがら、「嚔(くさめ)、嚔」といひもて行きたれば、「尼御前何事をかくは宣ふぞ」と問ひけれども、應へもせず、猶いひ止まざりけるを、度々とはれて、うち腹だちて、「やゝ、鼻ひたる時、かく呪はねば死ぬるなりと申せば、養ひ君の、比叡の山に兒にておはしますが、たゞ今もや鼻ひ給はんと思へば、かく申すぞかし」と言ひけり。あり難き志なりけんかし。
という記述があります。
アメリカやイギリスでも話し相手がくしゃみをしたら、ほとんどの人が
(God)Bless you.(神のご加護がありますように。)と言います。これはクシャミをすると
一瞬魂が抜けてそのすきに悪魔が入り込むという迷信のようなものがあるからです。
上記のように、中世の日本ではくしゃみをした人、またはその近くにいた人が「くさめ」と言う習慣がありました。1330年頃(鎌倉時代)に吉田兼好により書かれた『徒然草』の第47段には、
ある人清水へまゐりけるに、老いたる尼の行きつれたりけるが、道すがら、「嚔(くさめ)、嚔」といひもて行きたれば、「尼御前何事をかくは宣ふぞ」と問ひけれども、應へもせず、猶いひ止まざりけるを、度々とはれて、うち腹だちて、「やゝ、鼻ひたる時、かく呪はねば死ぬるなりと申せば、養ひ君の、比叡の山に兒にておはしますが、たゞ今もや鼻ひ給はんと思へば、かく申すぞかし」と言ひけり。あり難き志なりけんかし。
という記述があります。
アメリカやイギリスでも話し相手がくしゃみをしたら、ほとんどの人が
(God)Bless you.(神のご加護がありますように。)と言います。これはクシャミをすると
一瞬魂が抜けてそのすきに悪魔が入り込むという迷信のようなものがあるからです。
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