イム・チャンヨンＶＳイチロー

2009年ワールドベースボールクラシック・決勝
延長10回同点、2アウト1・3塁。
イチローの決勝タイムリー。
あの8球…あの6分間…イチローは？原監督は？
韓国ベンチは？
複雑に絡み合っていた日韓両軍の思惑と誤算とは！？
当事者達が今だからこそ語る知られざる真実とは！
さらに、1本のヒットが一人のピッチャーを地獄へと突き落とした…。
イチローに打たれた韓国の抑え投手イム・チャンヨン。
試合後、韓国キム・インシク監督はこう語った。
「イチロー敬遠の指示を出したにも関わらずの失投だった…」
これをきっかけに、イム・チャンヨンは韓国社会から強烈な批判を浴びせられ
チームの指示に背いた裏切り者と罵られる事となった。
国賊者扱いとなった運命の1球・・・
あの1球を投げる直前
イム・チャンヨンの胸にはどんな感情が込み上げていたのか？
単なるサイン間違い？
それともイチローへの特別な感情があったのか？
キム・インシク監督は、いつ、どのような形で敬遠のサインを送ったのか？
捕手カン・ミンホはイチロー敬遠のサインを正確に送っていたのか？
本当にイム・チャンヨンは裏切り者だったのか？
WBC日韓対決に凝縮されたタブーな真実に迫る。


実際はキム監督からサインは出されていなかったのだ。
犯人は投手コーチのヤン・サンムン。彼は監督からの敬遠の指示を捕手、カン・ミンホに伝えなかったのだ。　彼はこういっていた。
「イチローを倒してこそ本当の勝利、どうしても倒したかった。これまで黙っていて申し訳ない。」
それにもかかわらずイム・チャンヨンは言い訳をしなかったのは
イチローに打たれたのは紛れもない事実、全ての責任は自分にあったと潔さを見せてくれたのだ。またコーチに対する恨みや怒りは微塵もないそうで、男らしいぞ！イム・チャンヨン！

私のコレクション
２００１年４月６日、対レンジャーズ戦で放った、記念すべきメジャー初ホームランを忠実に再現、立体化したメモリアルスタチュー。