僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

賢治慕情

2018-05-07 20:22:26 | 
賢治は、虐げられている者ヘの慈しみの心を持っていた。
また孤独な者や貧しいものを救いたいという醇乎たる
思いやりに満ちていた。

これらはすべて母の教え
「人というものは、人のために何かしてあげるために、
生まれてきたのです。」
という言葉に集約されている。

岩手県民に愛され、根強いファンを持つ
宮沢賢治の記念館を訪れた。


文学にとどまらず、科学、農業、天文、音楽、鉱物、動植物、宗教、エスペラントなど
あらゆる分野に精通した彼の偉業を観ることができる。





アメニモマケズ手帳や栞など購入する。






山猫軒で食事をする。







ビーフシチューセット旨し



午前中、朝食をたっぷりとって
毛越寺に詣でる。
この地には伝説がある。
円仁が濃霧に惑っていると
白い鹿が現れ老人に姿を変えた。
そして、この地に堂宇を建立し霊場にせよという。

この老人を薬師如来の化身と感じ、一宇の堂を建立し、嘉祥寺と号した。

この嘉祥寺の跡を見ることができた。


他にも講堂跡、円隆寺跡、常行堂等が見学できる。










曲水の宴をする鑓水も風情がある。




本堂






庭園もまた荘厳で美しい。


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2018-05-08 22:58:07
花巻は、賢治さんの精神が至るところに息つくなにか仏の救いに溢れている気がする街ですよね🙋良い旅をなさいましたね🌈
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unknown様ヘ (僕の感性)
2018-05-09 00:06:02
コメント有り難うございます🎵

本当に花巻は佳いところです。
ますます宮沢賢治が好きになりました。
彼は日蓮正宗を信仰して多大な法華経の影響を受けました。
そこから他人への慈しみの心が植え付けられた
と思いますが、アメニモマケズという詩は、
たぶん斉藤宗次郎がモデルだと思います。
彼はお寺の三男に生まれながら、内村鑑三に
影響を受けクリスチャンになります。
実家から勘当され、非戦論によって教師の道も閉ざされてしまいます。
それでも新聞配達をしながらも信仰の道を諦めませんでした。人々から揶蘇と迫害されても
火事の火消しに乗じて家を壊されても
人を恨むことがありませんでした。
新聞や牛乳を配達しながら人々に道を教え
時には人々に祈りを捧げました。
雪が降れば道をつけ、幼児をだっこして学校に連れて行くなど
自ら奉仕の道に生き続けたのです。

木偶の坊と呼ばれて
誉められもせず
苦にもされず
そういうものに
私はなりたい
と手帳に書いたのは
賢治自身が斉藤宗次郎になりたかったのであろうと想像できます。
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