僕の感性

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チコちゃんに叱られる ラバーの赤黒なぜ?

2019-03-08 20:56:26 | テレビ番組
本日、「チコちゃんに叱られる」で
なぜ卓球のシェークハンドのラバーは
表と裏が赤と黒なのか?
という問題を出していた。

答えは、同じ色だと卓球がつまらなくなるから
だった。

中国の元総監督、蔡振華は、現役時代、
ラケットの両側に赤いラバーを貼っていた。
そして一方には摩擦力がある裏ソフトをはり、
もう一方には滑りやすいアンチラバーを貼って
試合をした。

そしてくるくる反転しながら試合を進めた結果
相手選手はピンポンの変化を見極められず
すぐうちミスをしたのだ。

粘着力がある摩擦ラバーで下回転をかけると
相手はネットミスしやすくなる。
逆にツルツルラバーで打ったボールを返すと
台からオーバーミスしやすくなるのだよ。

それに左腕でかくしてサービスの瞬間を相手に
見えないように出すことができたので
なおさらラリーが続かなかった。

だから観る人はつまらなく卓球人気がなく
陰湿なスポーツといわれ続けた由縁であろう。

よって今はラリーが続くようにサーブを隠しては駄目になって、ラバーも両面違う色にしなさいというルールに変わったのだ。

蛇足だが、なぜ回転のかかるラバーを裏ソフトというかという疑問に答える。
1900年代初めグッドというイギリス人が
お釣の受け皿に貼っていたラバーを
ラケットにはり試合をしたら
優勝という快挙を成し遂げた。
だからその粒々がついたイボだらけのものを
表ラバーと言った。
そのラバーを反対に貼ったほうがより回転がかかり
やり易くなったので
これが主流になり裏ソフトラバーというようになった。

ソフトとはラバーにつけるスポンジのこと。


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