僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

谷村新司

2007-11-21 23:17:43 | Weblog
私が好きなアリス時代の歌「秋止符」です。特に最初の 4行の歌詞が優れていると思います。


秋止符


作詞 谷村新司
作曲 堀内孝雄


左ききのあなたの手紙
右手でなぞって真似てみる
いくら書いても埋めつくせない
白紙の行がそこにある

友情なんて呼べるほど
きれいごとで済むような
男と女じゃないことなど
うすうす感じていたけれど

あの夏の日がなかったら
楽しい日々が続いたのに
今年の秋はいつもの秋より
長くなりそうな そんな気がして

夢を両手に都会に出て
何もつかめず帰るけど
やさしさの扉を開ける鍵は
眠れない夜がそっと教えた

心も体も開きあい
そこからはじまるものがある
それを愛とは言わないけれど
それを愛とは言えないけれど

あの夏の日がなかったら
楽しい日々が続いたのに
今年の秋はいつもの秋より
長くなりそうな そんな気がして

春の嵐が来る前に
暖かい風が吹く前に
重いコートは脱ぎすてなければ
歩けないような そんな気がして


1979年(昭和54年 )

ラジオで「純喫茶、谷村新司」という番組があって、数日前、山形についての話題に耳を止めました。谷村新司はよく山形は訪れるそうで、そのわけが傑作でした。18歳のとき、寒河江の女の子と文通を始めたそうなんです。長く続いて、いよいよ写真交換を依頼されて、彼は先に送ったんだそうです。それからすぐ音沙汰がなくなってしまいました・・・
そんな悲恋体験が彼をビッグにならしめたのか、すばらしいアーティストになりました。私はアリス時代の堀内孝雄が好きでしたが、谷村新司もなかなか捨てがたいなと思っています。


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