僕の感性

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雌伏して時を待つ

2019-01-12 18:22:24 | スポーツ
蜀の劉備玄徳がまだ国を持たず、諸国を流浪していた時、
「龍が沼の淵に潜むのは、時期を待ち、天に昇らんが為」
と説いた。

 明治大学ラグビー部は田中澄憲監督自身が3年の時の1996年を最後に
大学選手権の頂点から遠ざかっている。


 彼がヘッドコーチから監督に昇格してから様々なことに着手してきた。
9連覇した帝京大学の岩出雅之監督から規律の大切さを学び
元サントリー監督のエデイ・ジョーンズからは明確なビジョンをみんなで共有する重要性などの帝王学を学んだ。

 そして学生たちには各々かならず毎日遵守する3つのことを挙げさせて実行させた。
プラス、筋力、持久力、スキルなど個々のベースアップにも取り組んだ。

 雌伏するというのは、ただ我慢して待つのではなく
その時にしかできない勉強や体験をして力を貯めるということだ。
ただ負けて悔しがるのではなく、正しく勝つため対策を練るという意味合いになる。

田中監督の努力や明大各選手の頑張りが結実し大学選手権優勝の栄冠を手にした。




ただこれに満足せず、次は追われる立場なので更なる研究と研鑽を積み努力し続けるべきだろう。

今日だけは勝利の美酒に酔い、溜飲を下げる一時であろうことは許されるであろう。


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