夕暮れ時鳴く蜩に“もののあわれ”を感じるのは私だけではないでしょう。
Aさんは下手な俳句を作って得意になっていました。
そばのBさんに「おい、ヒグラシってどういう字だ?」と訊ねました。
「虫偏に、中国の王朝の名の周という字だよ」と答えると
「シュウってどういう字?」と聞いてきました。
「調べるという字のゴンベンのないヤツさ」というと
「シラベルって?」と聞く。
「あーぁ もう 面倒みきれないなあ。鯛の旁(ツクリ)のほうだよ」
とBが言うと、折りしもヒグラシが「カナカナカナ」と澄んだ声で鳴き始めました。するとAさんは言いました。
「そうか カナで書こうか!」
チャン チャン
Aさんは下手な俳句を作って得意になっていました。
そばのBさんに「おい、ヒグラシってどういう字だ?」と訊ねました。
「虫偏に、中国の王朝の名の周という字だよ」と答えると
「シュウってどういう字?」と聞いてきました。
「調べるという字のゴンベンのないヤツさ」というと
「シラベルって?」と聞く。
「あーぁ もう 面倒みきれないなあ。鯛の旁(ツクリ)のほうだよ」
とBが言うと、折りしもヒグラシが「カナカナカナ」と澄んだ声で鳴き始めました。するとAさんは言いました。
「そうか カナで書こうか!」
チャン チャン
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