僕の感性

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教育論

2007-11-15 14:01:08 | Weblog
先日、新聞に日本の教育について、北欧との比較で論じておりました。

 フィンランドは国際学力調査で学力世界一とされています。同国の教育は学力が低い子、勉強が遅れがちな子の力をどうあげるかを大切にするやり方で、エリート教育をするドイツよりも学力が高いです。
 フィンランドが育てようとするのは、発想力、批判的思考力、論理力、表現力、グローバルなコミュニケーション能力の五つです。この五つを包括した「生きる力」を育んでいった結果、同国経済の国際競争力はトップになりました。
 食品偽装問題が相次いでいる中、学校で道徳教育ができるでしょうか。15歳の子どもが孤独を感じる割合を調べたデーター(国連児童基金)によると、日本は29,8%と断トツです。多くの国は5~10%で2位のアイスランドの10,3%と比べても約3倍に上ります。
 北海道大学研究チームの調査では、小学四年~中学一年の計4,2%が、うつ病、そううつ病と診断されました。さらに警視庁のまとめでは、2006年の学生、生徒の自殺は886人と過去最悪を記録しました。

 以上が山形新聞に載っていた記事の抜粋です。私が思うに、日本の偏差値重視の教育や高学歴志向がなくならない限り、性格のゆがんだ子が増え続け、モンスターペアレンツが蔓延し、教師、生徒とも、心身疾患や自殺者が絶えない気がします。
 


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