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パワハラを受けているみなさんへ。

2016年04月01日 18時41分41秒 | 刑事

今日、職場でパワハラを受け追い込まれた友人から、そのパワハラの内容を聞いた。仕事的には、彼女が入社して から今日にいたるまで受けたパワハラの内容を聞き取り文書にまとめる作業をした。
 
入社した直後から受けたパワハラの内容は、あまりにひどいものだった。人間はここまで残酷になれるのかと聞く だけで陰鬱な気分になりしばらく立ち直れないほどだった。
 
もともとパワハラを受けていた時期からリアルタイムでラインなどを通じて報告と相談を受けていたので、ある程 度のパワハラの内容を把握はしていた。その時点ですらもはや職場での指導の枠を超え社会的相当性を大きく逸脱した言動が常態化していたの で、友人の弁護士に彼女を紹介し、初期対応を行おうと私を伴い弁護士事務所で本人の口からなにをされたのかが語られたのだが、話を聞くに つれ友人の弁護士もそのパワハラの壮絶な内容に絶句した。このような相談を受けることが多く、いわば慣れているはずの弁護士ですら、言葉 にならないほどの壮絶な内容だったのだ。
 
いま、休職中の彼女は弁護士に依頼して会社と協議による解決を図ろうとしている。もともと相談を受けたとき、 私からパワハラを繰り返す上司の言動の記録を残すようにと助言し、ボイスレコーダーを貸与したうえ、毎日なにを言われたか、なにをされた かの日記をつけてきた。今後、会社との対応ではこの記録が活用されるであろう。
 
ブラック企業の職場におけるいじめや常軌を逸した邪悪な指導(という名のまぎれもない暴力。言葉であろうと肉 体であろうと、被害者の心と体を蝕み破壊する行為)はメディアで報道されるようになって久しい。私もこのような報道に接して、ある程度の パワハラの内容はわかっていたつもりだった。
 
しかし、現実に行われるパワハラは、メディアが報道するレベルを優に超えるものであると今回の相談と対応・行 動を通じて悟った。メディアは、情報の受け手の心証を害するような内容を報道はしないのである。そして、常態化するありふれたパワハラ は、このような注意を喚起する程度の甘い内容ではない。
 
パワハラは、それを受ける人間の身体を生理的に傷つけ、心を蝕む。パワハラを受け続け、それが常態化した被害 者は、パワハラの原因が自分にあるかのような錯覚と思い込みにはまり込む。パワハラを平然と繰り返す人間は、このあたりを心得ている。暴 力を行使した後、これは愛情表現だととか、おまえを思ってやっているんだと、言い訳にすらならない言葉をつけくわえ、体と心に向けて振る われる暴力の原因を被害者に擦り付ける。
 
もちろん、被害者は、冷静に対処できる判断能力を奪われるのだ。こうされるのも自分のせいなのだ、とか、自分 が悪いからだ、とか、自分が愛され期待されているからこその暴力なのだと受け止めるのである。
 
当然ながら、指導に暴力が必然ではない。暴力によって部下や後輩を指導する人間は、自分の立場を利用して加害 行為を正当化しているだけの人間である。
 
なので、暴力を甘んじて享受する必要も義務もありえない。
 
法律の世界では、暴力は、それ自体独立して可罰非難の対象となる。たとえば、DVを繰り返す夫が、自分が妻に 暴力を振るうのは、妻が悪い性格だからだ、と言い訳しても、通らないのである。つまり、妻に落ち度があるからといって、暴力をふるってい い理由にはならない。そして、暴力は、背景にある人間関係などから必要十分にきりはならされ、犯罪が成立するか、すなわち可罰対象となる かが検討される。いいわけは、単に暴力を振るう人間の独りよがりの理屈であり、裁判所や警察には通用しないのである。
 
これと同じことが職場のパワハラにもいえる。殴るけるなどの有形力の行使を伴う暴力にしろ、人間性や人格を否 定する暴言による精神への攻撃にしろ、それが正当な行為として認容される余地はない(死刑を除く。)。
 
したがって、暴力を受ける者は文字どおり、被害者であることを自分に聞かせてほしい。暴力を受けなくてはなら ない原因が被害者にあることなどないのである。
 
往々にして、暴力を受け判断力が低下した者は、暴力を正当化する防衛本能が発動し、暴力という不条理から自己 の人格を守ろうとする。これは知能を持つ生き物としての本能的な防衛反応であり、この防衛本能によって視野狭窄に陥るケースが多い。なの で、常態化する暴力を受ける被害者の方には、まず、自分が暴力を受けなくてはならない理由などなく、ましてはその理由が自分にあるなどと いう視野狭窄の思い込みから抜け出ることが、自己を暴力から救出する第一歩である。このプロセスがないと、暴力により無気力化し自己の尊 厳を著しく喪失した者は、自傷他害に走る。つまり、人に対しては加害行為、自己に対しては自傷行為や自殺である。職場で暴力を受ける人間 が、家庭に帰れば家族によりいっそうの暴力を振るう加害者に転じることは、よくあることである。モラルハラスメントの加害者も、この図式 にいれてもよいケースかもしれない。
 
しかし、このように自己の力で暴力により虚無の状態から自己を救済する行為は、独りではなかなか難しいのも事 実である。なにしろ、客観的には視野狭窄に陥り自己の人格を否定する渦中にありながら、主観的にその状態を自己認識するのは背理に近い。
 
そこで、もし、職場(あるいは学校、家庭など)で暴力を受け、心が苦しい悲鳴をあげているか、あるいは、暴力 になれてしまったのであれば、連絡をしてほしい。
 
連絡が突破口である。この連絡の中で、いっしょに暴力からの自己解放に取り組んでいきたいと考えている。
 
繰り返すが、暴力を受忍しなくてはならない理由はどこにもない。そしてパワハラやモラルハザード脱出し自己の 人間回復を図りたいのであれば、ご連絡をしてほしい。
 
私は、そのような連絡を心より待っています。友人が証言する現実のパワハラの実態に触れ、その気持ちが強く なっています。


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ブログ管理人について。

磨井崇(うすいたかし)。

東京都の行政書士。
うすい法務事務所代表。
福岡健飯塚市生まれ、
神奈川県横須賀育ち。

早稲田大学卒
国家公務員1種合格(36位)
英検準1級、toeic 860。

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