130; 『異界談義』
池上良正,山田慎也,京極夏彦,島村恭則,常光徹,内田順子,小松和彦,鈴木一馨
国立歴史民俗博物館 編集
角川書店
243ページ
2002 年
1470円
今朝から読み始めた『異界談義』をただ今読了。
小松和彦氏と京極夏彦氏の対談で、宮田登先生などが妖怪を広めた話が印象深い。
memo
「土佐お化け草紙」
「山父」「宿守・馬骨」「鬼火
(けちび)」
遺影の誕生
役者の死絵
水裃
かみしも 浅葱色の死装束
数珠
しきみ(葉)
香炉
蓮華をいけた手桶
辞世の短冊
経巻
経机
胡蝶
川
風水、都市伝説、まじない
音
『水虎考略』
河童 「飄々
ひょうひょう」
歌舞伎
大太鼓 など
「狸囃子」
第2章 異界談義
妖怪 「コト」(現象という意味)
イタコと口寄せ
巫女
神社巫女
神楽巫女
口寄せ巫女
民間巫者
ふしゃ
たたき巫女
旅女郎
ユタ 神様系
ムヌシリ 物知り
カミンチュ 神の人
イタコ
乞食 仏教徒の修行形態を刺す由緒ある言葉
勧進イタコ
乞食イタコ
いちこ
あずさ
わか
こもかぶりのイタコ
鬼門
京都 比叡山延暦寺
鎌倉
風水 流れ
鬼の意味
『陰
おん』が変化
隠れて人の目に見えないものの意
人の目に見えない死者の霊魂や精霊
人にたたる無形の霊魂
もののけ
想像状の怪物 云々
目次
第1章 異界万華鏡
妖怪絵巻と民間説話―「土佐お化け草紙」の民俗的背景
亡き人を想う―遺影の誕生
韓国の都市伝説
音の想像力
第2章 異界談義
描かれた妖怪
異界をめぐる想像力
共有財産としての妖怪
第3章 死人に口あり―民俗宗教における死者との対話
非業の死と近代
イタコと口寄せ
死者との対話と民間伝承
第4章 「おに」の来ない鬼門―風水をめぐる異界観
鬼門と北東の関係
鬼門鎮護と「鬼」の意味
中国における風水と鬼門
書籍紹介
天狗・鬼・河童などさまざまに創造された妖怪の多くは、異界の住人である。人びとは見えない世界をさまざまに想像することで、日々の不安を和らげ、生きていくための拠り所を得ようとしてきた。異界への想像力が生み出した文化は、長い歴史の中で豊かな裾野の広がりを形成している。「妖怪」「あの世」「占い」をキーワードとして、異界のもつ魅力を幅広く紹介する、異界を知るための入門書。
書籍紹介
天狗・鬼・河童などさまざまに創造された妖怪の多くは、異界の住人である。人びとは見えない世界をさまざまに想像することで、日々の不安を和らげ、生きていくための拠り所を得ようとしてきた。
異界への想像力が生み出した文化は、長い歴史の中で豊かな裾野の広がりを形成している。「妖怪」「あの世」「占い」をキーワードとして、異界のもつ魅力を幅広く紹介する、異界を知るための入門書。