乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

映画75; 『アイ・アム・サム』I am Sam ジェシー・ネルソンシ監督 2001年

2010年10月04日 | 映画




        映画75; 『アイ・アム・サム』I am Sam







 満足度 ★★★★★ ★★★★☆

 話の展開 ★★★★★ ★★☆☆☆

 この映画の好きさ ★★★★★ ★★★★☆

 お勧め度 ★★★★★ ★★★★☆


 


 2001年 アメリカ 2時間13分

 
 監督・共同脚本・製作 ジェシー・ネルソンシ



 キャスト

 ショーン・ペン

 ダコタ・ファニング

 ミシェル・ファイファー

 ダイアン・ウィースト

 ローラ・ダーン     ほか

 


 以前にも見た 『アイ・アム・サム』I am Sam

 感動して涙を流したくて、昨日 また見てしまった。

 これで、二度目か・・・。



 初めから最後まで涙を流しながら見続けた。

 見終わって家族は。
「よかったよ。」
といいつつも、わたしの顔を見てきょとんとしていた。

 最近、わたしは映画鑑賞では涙もろいらしい。



   


 最後までおつきあい下さいまして、ありがとうございます。

 感謝申し上げます。
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151; 『ぼんやりの時間』 辰濃和男  岩波新書 2010年

2010年10月04日 | 読書全般(古典など以外の一般書)

                 (写真は奈良の柳沢神社





記録のみ




 2010年度 151冊目     『ぼんやりの時間』



 


 辰濃和男 著


 岩波書店

 岩波新書  新赤版 1238

 2010年3月19日 

 218ページ 本体 720円 + 税5%

 


『ぼんやりの時間』を読了。

 今朝から木々高太郎の『木々高太郎傑作探偵小説選』を読みはじめた。

 今回『木々高太郎傑作探偵小説選』では「風水渙」全8話完全版(うれしいな)

 そのうち 1から3を、ようやく読めた。

 1と3は細部まで覚えていた。読みやすいはずなのに、それでも軽く二時間程度を要してしまった。

 まだ 『木々高太郎傑作探偵小説選』全体の1/8くらい(苦笑)


 
 気分転換にと読んだのが『ぼんやりの時間』という訳。

 著者 辰濃和男さんはこれまでにも

     『四国遍路』岩波新書

     『文章のみがき方』岩波新書

を読んだことがある。

 今回も気楽に楽しませていただいた。

 深沢七郎引用部分

  「日頃ねてくらせ」→「輝く瞬間を作れ」

は、わたしも日頃思っていることだと満足した。

 わたしも常々 楽しい時間をつなぎあわせて行きたいと願い、時をすごしている。


 




  ぼんやりと過ごす時間は、貴い!

 「ぼんやり」という言葉、国語辞典ではどう定義されているでしょうか。この本の著者、辰濃和男さんが5冊ほど調べてみたところ、こんな具合だったそうです。「気がきかないさま」「利発でないさま」「どこか元気がなく、気持ちが集中しない様子」「間が抜けているさま」「呆然としていたり、うかつであったりする状態」。
 評判が芳しくない言葉であるのは十分理解していた著者ですが、それにしても、こんなに否定的な意味での説明ばかり、というのは予想外だったそうです。

 もちろん、信号が黄色になってものんびり横断歩道を歩いていれば危険だし、入社試験の面接でぼおーっとしたりしていては、合格は難しい。けれども、そんなことは百も承知の上で、にもかかわらず、と著者は考えるのです。目標に向かってひたすら走る人間が、その生気や活力をよみがえらせ、みずみずしい感性を取り戻す上で、時折ぼんやりすることは欠かせないのではないか、否、それは貴重なひとときというべきではないか、と。

 そんな思いを出発点に、本書では「ぼんやりの達人」ともいうべき多彩な人々の文章が引かれ、散歩や温泉、あるいは森の中、闇の中などさまざまな場面に即して、実り多い「ぼんやりの時間」のための知恵が語られるのです。
 時間に追われるようにして働く人、そして人間関係の緊張に疲れた人など、現代に生きる多くの人は、本書の読後に、きっと人生観が多少とも変わっているのを発見するに違いありません。

 

   目次

一「ぼんやり」礼賛―常識に逆らった人びと
1 「ぼんやり」という貴い時間
2 「いそがなくてもいいんだよ」
3 散歩の醍醐味
4 放浪―マムシと眠る
5 夢想にふけって
6 ぼおーっとして生きる
7 自然にとけこむ
8 気分を変えるために
 

二ぼんやりと過ごすために―その時間と空間
  1 「むだな時間」はむだか
2 心安らぐ居場所で
3 静寂のなかでこそ
4 温泉の効能
 

三「ぼんやり」と響き合う一文字
 
1 「闇」―蛍と星とダークマター
2 「独」―独りでいること
3 「閑」―逆茂木に囲まれて
4 「怠」―「1日4時間労働」の夢
5 「懶」―心の余白

 あとがき






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映画74; 『アレキサンダー』ALEXANDER  オリバー・ストーン監督 2004年

2010年10月04日 | 映画




        映画74; 『アレキサンダー』ALEXANDER







 満足度 ★★★★★ ★★★★★

 美しさ ★★★★★ ★★★☆☆

 この映画の好きさ ★★★★★ ★★★★★

 お勧め度 ★★★★★ ★★★☆☆


 


 2004年 アメリカ 2時間53分


 監督 オリバー・ストーン


 キャスト

 コリン・ファレル

 アンジェリーナ・ジョリー

 アンソニー・ホプキンス

 ヴァル・キルマー

 ロザリオ・ドーソン

 ジャレット・レト


 


 先日『プリンス・オブ・ペルシャ ~時間の砂~』Prince of Persiaを観たが、今回は  『アレキサンダー』ALEXANDERを楽しむ。

 映画が始まってすぐにゾロアスター教のシンボルが現れる。このシンボルは、映画終わりにもとう上。ペルシャらしい気分を高めるが・・・。


 

 
 初っぱな、アレキサンダーのこどもの頃 色々(省略)あって とらわれる。

 処刑としては両手を木の上におき、きられる・・・直前、王に助けられるのだが、問題は処刑法。

 イランでは盗みの罪は重い。

 内容や回数によって 次の順できられると何かに書いてあった。

    片手→両手→手に加え片脚(または足)→両手両脚


 


 生徒にアレキサンダー伝授の場では、世界地図のモザイチ(モザイク)で説明。

 『古代カルタゴとローマ展』では、地図のモザイチや映画の後方で出てきた兵士のモザイチなども展示されていた。

 また、角のはえた動物のモザイチは、トルコで見たものと類似。一角獣(聖獣)のモザイチの写真は撮ったが、整理が付いてない状態。
 
 映画でもとること同じように、壁面に描かれていた。


 
  

 バビロンは ペルセポリスのあれこれをふんだんにちりばめ、心地 混乱。

 しょうがないなぁ・・・。


 

 
 山の上の要塞のようすが興味深かった。

 今は崩れ、部分煉瓦が残っていたり塀が残っている要塞を複数観たが、この映画でイメージがわいた。


 


 ペルシャとの闘い。

 砂漠の中ですな煙を上手く利用した迫力ある闘いのようすは見事だと思った。

 闘いの描き方の上手さはインドでも同様。

 これはわたし個人的には『レッドクリフ』1『レッドクリフ』2の上をいっているなと心の中で贔屓した。

 この映画を見て 肉食系的な闘いぶりの怖さに、体をよじり危険をかわしながら観ていた。


 


 映画では鷲がいたびも、また最後にも象徴的に現れた。

 イランでは鳥は神の使いとされる。(鳥が神の使いとされる国は多い)

 また鷲はことあるごとの出てきたゾロアスター教のシンボルのイメージと重なる。

 映画では戦死者が自然に鳥葬になるのではないかと思わせる場面があった。


 


 牛の頭に米をおいた瞬間、アレキサンダーは牛の首をかっ切った。

 アレキサンダーは儀式として、神に向けての言葉を言い放っていた。

 昨年の12月、イランのアーシューラーで、これに似た光景を見た。

 モスク前で、人々はバラ水などを撒く。

 やがて牛二頭、ヤギ三頭が連れてこられ、群衆の見守る中で首を切る。
 
 牛やヤギの血で一旦けがされた地は、詳しくは知らないが、「再生」の意味を持つという。

 日本で云う「新饌」的意味合いも含まれるのだろうか。

 牛とヤギはすぐに連れて行かれ、翌日(アーシューラー最終日)のために大鍋で煮込み調理され、人々に分け与えられる。

 映画ではうつってなかったが、欧州でもその肉は兵士たちに分け与えられるのだろうか。
 
 そんな気がする。


 


 アレキサンダーが映画の中で金色のリュトンで酒を飲んでいた。

 ほほう

 リュトンはあのように持って、あのように飲むのかと関心した。


 


 映画では男性同士のお互いを高めあう上での愛は認められると、初めの伝授で生徒たちに公言される。

 この映画でも男性愛が頻繁に出てくるが、中東二国や欧州の多くで そういった光景を見る機会は多かった。


 


 先出のモザイチだけではなく、この映画の美術品や調度品や庭のようすには目を奪われた。

 イランのどこかしこで見たような物も多くあり、それはたまらなく魅力的にうつった。

 また、終わり近くカルタゴ展で見たような立体造形が複数うつり、いつまでも見ていたかった。
 
 セタールの調べが美しく、いつまでも聴いていたかった。


 


 伝説のアレキサンダー

 イラン各地でも、色々な伝承が残る。

 去年の9月にいったヤズドでも、「アレキサンダーの牢獄」を見た(笑)

 アレキサンダーも若くして死んだ

 若く死んだ偉人伝は世界各地に多く残る。偉人の条件パターンのひとつだろう。


 


 映画『アレキサンダー』ALEXANDERはわたしにとって満足のいく映画だった。

 映画そのものも堪能したが、ペルシャにイメージが類似した部分が多くあり、わたしは映画そのもののおもしろさに加え、個人的な嗜好でこの映画をとらえ、満足したのだと思う。


   

 映画に無関係の話を取り留めなく書いてしまいました。

 最後までおつきあい下さいまして、ありがとうございます。

 感謝申し上げます。









 
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