乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

50:『某 夏季大学 資料 九項目』

2013-07-30 | 読書全般(古典など以外の一般書)


  50:『某夏季大学 資料 九項目』



 某夏季大学 資料 九項


   仏像
   宸翰(しんかん)
   富本銭
   二重屋根の仏堂建徳
   戒律観など、全九項目

 1~192ページ
 他 
 お願いなど 189ページまで

 

 
 様子はこちら 
 資料集の内容はここでは省略させて頂きます。

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講義漬け

2013-07-30 | 民俗考・伝承・講演


 この五日間、講義漬けだったわたくし
 まず前日から、予習復習
 これ、前から受講している○文書^^


 二日目から五日目は 奈良の由緒深きお寺での夏の講座
 これは全国から多くの人びとが集まってこられ、内容が充実
 わたくしが今興味を持つ絵巻物、それらには仏教用語が多く出て場合が多いので、それを紐解く種にはたいへん有意義なのではと今回参加した。


 一日目
 ニコマ 三時間
 そのあと、お寺様の普段見ることができない貴重な数カ所に案内される。
 この日は炎天下。その中、二時間以上歩き回り汗の中で身を泳がせながら拝見させて頂く。
 ぶっ倒れそうに暑い事も忘れるくらいに素晴らしいお宝に出会え、喜びもひとしお。


 二日目
 三コマ 四時間半
 この日から地獄が始まる。
 初日に予め手渡された厚い専門用語連発の論文のような資料を手渡されていた。
 タカをくくって
『その資料を一夜で全部読むよ!』
と、心で思い、挌闘すること、明け方まで。
 二度読み三度読み、線を引き辞書で調べ…。
 天皇のお書きになった影印四郎を多く載せて下さってたの。その部分は全てコピーに取り、半分くらいは文字におこしてみた。但し、予め書きおこして下さっている資料も多かったので、わからない部分は非常に助かった。

 と言う訳で、わたくし 二日目は徹夜して会場へ向うこととなる。
 三コマのうち興味深いものが二講義
   仏像
   宸翰(しんかん)

 特に「宸翰」については、今までにも博物館で何度も見ているので、有意義であった。
「宸翰について」たいへん面白い講義内容だったので、その夜は興奮して目がさえ、また寝そびれた。


 三日目
 二コマ 三時間
 この日興味深かったのは「富本銭」について
 富本銭については河○邦彦先生の講演を拝聴したことがある。
 だが、前夜魂資料を読み込むのに数時間を要し、難儀し、要約アウトラインをつかみ講義に挑むことができた。

 二コマをの講義を楽しませて頂いた後、中○寺、○輪寺、○起寺を拝観。


 四日目
 二コマ 三時間
 
「二重屋根の仏堂建徳」「戒律観」
 この二つの講座も絵巻物を楽しむ上で役にたつと思い予習に挑み、寝そびれる。
 二重屋根の仏堂建徳、戒律観の資料は共に専門用語が多く、チンプンカンプンで、わたくしを手こずらせる。
 何度も読み、線を引き、調べ、くたびれた雑巾のようになった。

 だがこれが修行の一つかもしれないと、ふと悟る。
 四日間寝不足の身を奮い立たせ、貴重なお話を拝聴させて頂く。
 座禅の心境、比叡山の修行僧の千日回峯行をふと思い浮かべ、ほくそ笑む。
 日本の修行はすごい。
 ある意味、イスラム教のラマダーンなどとは比較出来ないくらいにすごいことだと、仏教を思う。
 千日回峯行は感動し身震いする。

 そうして、四日間の最後の講座で良いことをおっしゃった。
  仏教は ガチガチに守らなくても良い
  たとえは、六時礼法
  夜中の修行→昼に変更 これをケロッとして、軽くやる
  このようなことを

      仏教では【方便】という


 最後に
 一日目と三日目にお話し下さった僧侶の有難いお言葉を記しておきたい

      今をどう考えてどう生きるか

 たいへん有難いお言葉が、心に染み入る。
 今をどう考えてどう生きるか…
 わたくしはかねてから上の言葉を、次の様に書き続けてきた。

      楽しい時間をつなぎあわせていきたい
 
 諸々の講座連続五日間合計 十コマプラスαー
 これらを終え、今、平常心を取り戻す。
 時間が鼓動を続ける。
 今日を、今を、充実させよう☆
 
  

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白拍子   (訂正)

2013-07-29 | 民俗考・伝承・講演


 某講座でのこと。
 某先生が、『○○○縁起白拍子』の説明の中で次のようにのべられていた。
「白拍子とは、舞踊の事です。」
 講義は非常に興味深く、また為になるお話であり、有意義な時間を過ごさせて頂いた。

 今までにも何度か白拍子は出てきたし、芝居もなじみの有る白拍子。
 念のため、白拍子を辞書やネットで調べてみた。

 白拍子(しらびょうし)とは
 日本大百科全書(小学館) より
 平安時代末期におこり鎌倉時代にかけて盛行した歌舞、およびその歌舞を業とする舞女をいう。名称の起源は、声明道(しょうみょうどう)や延年唱歌(えんねんしょうが)、神楽歌(かぐらうた)の白拍子という曲節にあるとか、舞楽(ぶがく)を母胎にする舞にあるとかの諸説がある。『平家物語』には鳥羽(とば)天皇の御代に島の千歳(せんざい)と和歌の前という舞女が舞い始めたとあり、『徒然草(つれづれぐさ)』には信西(しんぜい)が磯(いそ)の禅師(ぜんじ)という女に教えて舞わせたとある。源義経(よしつね)との物語で有名な白拍子静御前(しずかごぜん)は磯の禅師の娘とされているが、平清盛(きよもり)の寵愛(ちょうあい)を得た祇王(ぎおう)・祇女(ぎじょ)・仏御前(ほとけごぜん)や、千手(せんじゅ)、後鳥羽(ごとば)天皇の寵姫亀菊(かめぎく)などの名はいずれも白拍子の名手として知られている。白拍子を歌うことを「かぞえる」といい、今様(いまよう)、和歌、朗詠などのほか、「法隆寺縁起白拍子」のような寺社縁起も歌った。伴奏は扇拍子・鼓拍子を用い、水干(すいかん)・烏帽子(えぼし)・鞘巻(さやまき)姿で舞ったので男舞(おとこまい)といわれた。白拍子の舞は後の曲舞(くせまい)などの芸能に影響を与えたほか、能の『道成寺』ほかにも取り入れられ、その命脈は歌舞伎(かぶき)舞踊(『京鹿子娘道成寺(きょうがのこむすめどうじょうじ)』など)にも受け継がれていった。

 要するに、平安時代末期におこり鎌倉時代の、歌舞、およびその歌舞を業とする舞

『日本大百科全書(小学館)』によれば、先日わたくしが書いていた「近藤好和(國學院大學)「義経・静の史実と伝承」第8回義経・与一・弁慶・静合同サミット」のような「とある部分」は、「歩き巫女」のように明確には記されていない。
 そういった行為はあった場合もあるし、絶対あったとは限らないらしい。
 何かの本でわたくしが先日書いたような意味合いもあるように出てきた「白拍子」ではあったが、出典をど忘れしている今となっては、公表し断定するのもおかしな話だ。なので先日書いた「近藤好和(國學院大學)「義経・静の史実と伝承」第8回義経・与一・弁慶・静合同サミット」は訂正後に元(わたくしのブログ)に戻したい。
 某講座がきっかけとなり「白拍子」に興味を持つことができた。

 尚 わたくしは展示物『『浮流時縁起白拍子』(1962) 寺僧重懐 』を拝見させて頂いた事がある。






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京都大学総合博物館  自然史   京都市左京区吉田本町

2013-07-29 | 美術・文様・展示物



 京都大学総合博物館(きょうとだいがくそうごうはくぶつかん)


 

 
 3013年7月17日 京都 祇園祭 「南観音山」
 無修正 縮小のみ

 

 先日、京都大学総合博物館へ行く。
 ここは今回で二度目。
 
 前回は平常展寺では「文化史」、そして特別展『化学技術X線の謎』を中心に見たので、今回は心残りだった「自然史」を中心に楽しませて頂いた。
 猿の研究、ニホンカモシカ、ツキノワグマなどの剥製と頭部の骨。そして何よりも心ときめいたのが、昆虫。
 白蟻は実に詳しく解説され、同種類の白蟻だけでもおびただしく展示される。
 10匹以上の標本が虫ピンにさされているものも多い。最後の3匹ほどは横からピンが刺され、真横さえ楽しめる。

 ガラスケースに被いかぶさり、小さな昆虫を、まじかに見る。
 同種の全く同じ大きさ名前の昆虫でも、顔や体つきが違う事を初めて知る。
 笑っている、嘆いている、無表情を装う…犬や猫、いや人間と同様で、表情に色彩がある。
 心の中で昆虫を大きく育て上げると、恐竜のダイナミックさにも劣らない。
 トカゲアリなどは、もはやわたくしの中ではアリではない。首筋辺りにギザギザを持ち、厳つい。怖い。
 こんなアリが人間並の大きさに巨大化し、かよわいわたくしを襲うなどといった馬鹿げたイメージを膨らませてみる。
 恐ろしく心細く悲鳴をあげながら、岩陰に隠れ、逃げ惑うわたくし。
 ところが、アリの顔はカワイイ。可愛いが、ありの口は締まり目は鋭い。いかにも知性的なお顔立ち。
 わたくしのような愚か者には太刀打ち出来ないと思い知らされ、片身の狭い思いをしながら、とぼとぼとその場を去る。

 展示物の中には目を見はる いろいろな虫がいた。
 形の面白いもの、色の美しいもの、珍しいだろうと思われる昆虫

 ナナフシの大きさに驚く。驚きながら、節を数える。
 7   上手くいった
 6   アカン
 6   ×
 6   ×
 7   …7に数えられる場合もある事に喜びを覚える。

 疑似蝶
 ここでも遊ぶ。
 えらく面白い。

 バイオリンカマキリ
 ちゅるりるりーん
 こちらは 木村泰子さんの世界だ。
 童心にかえり、楽しくて仕方が無い。

 黄金虫がいた
 大きいもの、ちっちゃなもの

 いろんな黄金虫がいた
 そしてど真ん中に、誇らし気に模様の入った小さな真金の黄金虫がいた。

 最後の展示に辿り着く前に何かしらん胸騒ぎがした。
 予感的中。
 そこには、ごつごつしたアコーデオン状の胴体の憎らし気な昆虫がいた
 その名はゴキブリ
 黒いのや茶色いの、中には「ぎょえーー!」と声が出そうな、巨大なゴキブリもいた。
 茶色で大きいやつがいたにはいたが、屋久島のキャンプ場で見たチャバネゴキブリという名のネームプレートは無かった。
 チャバネゴキブリは正式名ではなかった事を思い知らされ、寂しい気持ちに陥る。
 ゴキブリにしてやられた…。
 昆虫を自分の中で拡大して見ていると、昆虫をテーマにされた訳でもあるまいに、いくつかの安部公房の小説を思い浮かべる。
 カフカを思い、わたくしは深緑色の草むらに放たれる。



                     2013年7月

 京都大学総合博物館
 京都市左京区吉田本町
 開館時間 9:30~16:30、休館日は毎週月曜、火曜、年末年始。

 
 
 

 




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恐るべし 安部公房先生

2013-07-26 | 乱鳥徒然 Rancho's room.


 みなさま
 ここのところブログ更新ができずに申し訳ございません。
 乱鳥、元気。機嫌良く生きておりまする。

 ただ今読んでいる本は、次の通りでございます。
   『庁○○○』『方丈記(早稲田大学様所蔵 三種)』『融通念仏縁起(絵巻)』(いずれも影印)
   『江戸戯画事典』(影印図が含まれる)
  
 ところで、こんなにもブログが更新出来ていませんのに、昨日の訪問者数は474人でございました。 
 なので、ここのところきて頂いている訪問者数より100人ばかリ多いのでございます。
 ご来場のみなさま、誠にありがとうございます。感謝感謝でございます(*^-^*)

    日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
    2013.07.25(木) 2071 PV 474 IP 1171 位 / 1907530ブログ

 ただいまgooブログではアクセス分析無料お試し期間後五日となってございます。
 なので、みなさんが何に興味を持って見て頂いておりますか調べてみますれば
 安部公房先生関係でございました。
    
    1番閲覧数が多かったのは07月19日
    1番訪問者数が多かったのは07月25日
    昨日1番多かった検索キーワードは安部公房 山口果林でした
    昨日1番閲覧が多かったページは山口 果林著『安部公房とわたし』 七月末日発売でした


 7月末に出版されるという山口果林著『安部公房とわたし』でございます。

 恐るべし!安部公房先生!でございまする。
 今も生きて輝かしい作品の数々をしたためて頂きたかった。
 そしてわたくしの体のシンまで突き刺すような、あの!先生の文学を読み続けたかったと悔しく感じるのでございます。
 
 日本の誇り、そして、わたくしの心の支えでもある安部公房氏を思いながら、こうしてブログ更新いたしております。

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京都祇園祭巡行 長刀鉾 (8景) 2013年7月17日

2013-07-18 | お出かけ


 2013年7月17日 京都祇園祭巡行 長刀鉾
 


 祇園祭の巡行に行ってまいりました。
 去年と同じように四条河原町での見学ですが、今年は真正面肩見てみました。
 鉾を四条通に回転させる様子がよく見え、懐かしさが込め上げてまいりました。
 
 わたくしたちは今回 上のようなところから見ています。

【平成25年(2013年)の巡行順】
さきの巡行
長刀鉾(なぎなたほこ)くじ取らず
郭巨山(かっきょやま)
太子山(たいしやま)
保昌山(ほうしょうやま)
函谷鉾(かんこほこ)くじ取らず
山伏山(やまぶしやま)
綾傘鉾(あやかさほこ)
蟷螂山(とうろうやま)
鶏鉾(にわとりほこ)
油天神山(あぶらてんじんやま)
伯牙山(はくがやま)
占出山(うらでやま)
月鉾(つきほこ)
孟宗山(もうそうやま)
四条傘鉾(しじょうかさほこ)
霰天神山(あられてんじんやま)
菊水鉾(きくすいぼこ)
芦刈山(あしかりやま)
白楽天山(はくらくてんやま)
木賊山(とくさやま)
放下鉾(ほうかほこ)くじ取らず
岩戸山(いわとやま)くじ取らず
船鉾(ふねほこ)くじ取らず
あとの巡行
橋弁慶山(はしべんけいやま)くじ取らず
北観音山(きたかんのんやま)くじ取らず
黒主山(くろぬしやま)
浄妙山(じょうみょうやま)
役行者山(えんのぎょうじゃやま)
南観音山(みなみかんのんやま)くじ取らず
鈴鹿山(すずがやま)
八幡山(はちまんやま)
鯉山(こいやま)
大船鉾(おおふねほこ)くじ取らず


 今回ご紹介するのは長刀鉾です。
 長刀鉾は毎年(くじとらず)で、先頭なのでございます。

 ではここからは、写真のみでまいります。
 鉾の先には長刀がついております。
 ずいぶんぶれてはおりますが、お許し下さいませm__m
 では 
 いざ! 長刀鉾☆















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山口 果林著『安部公房とわたし』 七月末日発売

2013-07-18 | 乱鳥徒然 Rancho's room.


 七月末日
 山口 果林著『安部公房とわたし』が発売されるらしい…☆
 読みたいような読みたくないような~
 知りたいような知りたくないような~
                 …ふくざつぅ~^^::




『安部公房とわたし』
 価格:¥ 1,575
 著者:山口 果林
 出版社:講談社
 発売日:2013年7月31日





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「夢売るふたり」松たか子 阿部サダヲ  2012年 西川美和監督・脚本

2013-07-16 | 映画
(写真は京都の祇園祭 巡行の日7/17 2012年 綾傘鉾)




 「夢売るふたり」

監督・脚本:西川美和
出演:松たか子 阿部サダヲ 田中麗奈 鈴木砂羽 安藤玉恵 江原由夏 木村多江 香川照之 笑福亭鶴瓶
2012年
「夢売るふたり」製作委員会




 松たか子さんと 阿部サダヲさんの「夢売るふたり」を見た。
「夢売るふたり」
 期待を大幅に越え、娯楽映画として楽しめる良い映画だと感じた。

 筋書きも工夫されている。
 感心したのが、松たか子さん
 小鉢の盛りつけも小料理屋のプロ級で、手先で見得を切る

 松たか子さんの男前ぶりは作品全体に表現され、映画を見ている筈なのに歌舞伎を見ている錯覚に陥る。
 この女優さん、すごいわ!
 同時に、
 なぜなぜ男に生まれて下さらなかった……という口惜しさがこだまする。
 歌舞伎界も、この方が加わっておられればまたひと味違い、重厚さを増しただろうに…と、ついつい無い物ねだりを考えてしまう。

 松たか子さんと 阿部サダヲさんの共演
 満足させない訳が無い。

 しばし、阿部サダヲさんの映画作品を二三日見続けていたいとつい思う。
 期待を裏切らず、観客を楽しませる阿部サダヲさん☆あっぱれじゃ!
 

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49:『当代江戸百化物 在津紀事 仮名世説』より「当代江戸百化物」/『庁○○○』『方丈記』

2013-07-16 | 草双紙:洒落本、仮名草子、黄表紙、黒本、赤本、合巻 等
(写真は『祇園祭礼絵巻』 今日は京都の祇園祭 宵山)


 49:『当代江戸百化物 在津紀事 仮名世説』より「当代江戸百化物」/『庁○○○』『方丈記』



 ただ今、『庁○○○』の一部を影印で読んでいる途中。
 コピーになおすとA4版でちょうど50枚分。
 なんとか15枚に突入。

『庁○○○』は奈良文化女子短期大学教授 廣吉 壽彦氏がこのように次のように示して下さっている
 分類すると、五項目で表す事ができる。

 1 玉井定時の在任中職務に基づき事前調査や職務遂行の経緯を明らかにするもの
 2 定時の職務執行のうえで必携としたもの
 3 定時が退任後、興味のおもむくまま大和・南都について編術した地誌のたぐい
 4 定時が筆写した戦記その他文学作品など
 5 定時の末裔の記録・筆写のたぐい
    (玉井家記録『庁○○○』について 奈良文化女子短期大学教授 廣吉 壽彦氏より引用)

『庁○○○』と早稲田大学様所蔵の『方丈記』今を読んでいて、何となく現在の活字が読みたくなったので、家の本を物色する。 そして今回目に泊まったのが、新日本古典文学大系の最後の方の『当代江戸百化物 在津紀事 仮名世説』
 これは面白そうだと手に取り読み始めたのは『当代江戸百化物 在津紀事 仮名世説』の中でも「当代江戸百化物」
 ところがどっこい!
「当代江戸百化物」はまず初め、綱やら両手(片手のパロディ)やら出てくるのに、妙にこり過ぎて、やたら手強い。
 二つ雌葉といえば、ひと言で言えばたかが衆道の話。なのに、ややこしい。江戸に行きていた人のレベルが高いのか、わたくしが稚拙なのか…。
『庁○○○』と『方丈記』の印影本コピーの気分転換にと選んだ「当代江戸百化物」で、かえって肩が凝っちまった。

 これは精神上よくない。『庁○○○』と『方丈記』を読みたいので、「当代江戸百化物」は二編で断念して、もう一度家中の書棚を見てこようと思う。
 









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京都

2013-07-16 | お出かけ



 今日は宵山

 暑すぎず適度に曇り、天気は上々

 今日は宵山日和ですわ(*^-^*)


 朝、夫を駅まで送っていく

 夫、わたくしを気遣い
「天気がちょうど良いから、京都へ行っておいで」
 
 うんうんと返事はしたものの、仕事の夫を考えると遊んでばかリもいられない。


 今年は祇園祭はあきらめよう…

 そうして夫の仕事帰りなら一緒に行くこっとができそうな大阪の天神祭に行こうか…

 このように奈良に住んでから、京都がだんだん遠くなる


 来年からは、年に数度はゆっくりと京都に泊まろう

 普段着の京都で心を潤したい

 昔楽しんだ道をたどり、生まれ故郷を身近かに感じたい




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京都 西本願寺

2013-07-13 | お出かけ


 京都 西本願寺


 エジプトから帰国したのが27日。
 28日には、歴史市民講座
 29日は龍谷ミュージアム「平山郁夫」の最終日だったので、駆けつける。
 ミュージアムのあとは 西本願寺と京料理。この季節、鱧や鮎が格別。冷たく冷やした生湯葉や吟醸酒。熱々の茄子田楽も捨てがたい。
 旅行で疲れたからだと緊張した心を京都は取り払ってくれる。

 ミュージアムの展示物は興味深いものが多く展示されていた。わたくしは当たり前の用に三階(平山郁夫氏が集められたお宝)からゆっくりじっくり味わいながら見て回る。ただ、機関が過ぎ、イランガラスに出会えなかった事だけは心残り。龍谷ミュージアムの企画展は今回も素晴らしかった。詳細はまた後日記録。(ずいぶん遅れて申し訳ございません)

 西本願寺でゆっくりとした時を過ごす。
 昔の様に、鳩はいない。鳩売りのおばさんや、鳩に餌を上げるこの姿も見かけない。
 だが、広くゆったりとした空間に身をおくと、ギンナンの木がささやきかける。
 無料休憩所には、今もお茶を入れて下さるおばさんもいらっしゃる。
 わたくしは京都弁を聞きたくなって、わざと唐門の行き方を尋ねてみた。
「そこをまっすぐに行って右にまがってくれはったら、すぐそこにありますさかい、行っとうくれやす。」
 懐かしいわたくしの育った言葉だ。

 西本願寺の本堂ではお坊さまたちが信者の方々にお経を唱えておられた。
 あまりの美しい調べに、わたくしたちは本堂にすい込まれ、畳の上に座らせて頂く。
 お経はみごとにワを描く。美しいハーモニーは体のシンまで入り込んでくる。
 旅行でかさついた心はリトマス紙の様に、ワを体内に取り入れた。

 鉦や鐘の音高らかに響き渡り、雅楽のリズムを思い浮かべる。
 信者さんたちが手を合わせる。わたくしも手を合わせると時は同化する。
 ご焼香。次々と信者さんたちは焼香をあげる。
 広い薄暗い堂内に、お線香の香をくゆらす。



      静かだーー。



 この時間が、日本に帰って来たという実感を味合わせてくれた。

 西本願寺
 写真は撮らせて頂いたが、パソコンなどの整理がつかず、写真を取り込むことができない。
 しかし幼い事から焼き付けられた京都は、わたくしの記憶の中では鮮やかだ。
 もうすぐ祇園祭、そして、本格的な京都の夏がやってくる。
 




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48:『方丈記・徒然草』より「方丈記」(四、五)日本古典文学大系・新日本古典文学大系

2013-07-12 | 鴨長明


47:『方丈記・徒然草』より「方丈記」(四、五)日本古典文学大系・新日本古典文学大系


 先日から意味を調べ書き写していた「方丈記」ですが、最後まで描き写し取る事ができました。

 気分は上々 

 次は早稲田大学様所蔵の「方丈記」を三つ品格的に併読して楽しみたいと思います。
 おもしろそうなので、満足の時間を過ごすとができそうだ、
 
 それにしても鴨長明って、いいなぁ! 文が見事☆
 

 『方丈記・徒然草』より「方丈記」(一、二)日本古典文学大系・新日本古典文学大系

 『方丈記・徒然草』より「方丈記」(二、三)日本古典文学大系・新日本古典文学大系

 『方丈記・徒然草』より「方丈記」(五、六)日本古典文学大系・新日本古典文学大系

 さぁて 方丈記を楽しむべし楽しむべし…



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Mint       (エジプト)

2013-07-12 | トルコ・エジプト

(写真はイラン。 BKのATMの近くで札束を数える紳士。例えば 100ドル分をリアルに替えると、札量は半端無く厚い。
 エジプトや京都・大阪の写真が整理出来ていません。ただ今パソコン、ハードディスク、フォトショップの整理中です。)



  
 写真はエジプト カイロ(車窓より写す)

  Mint

 

 エジプトのカイロに店を構えるガラス・香水の店のこと。
 店長は流暢に日本語を話されるエジプト人、お内儀は日本人
 話は健康食品さながら。
 買わずには損をする。或は買えば非常に特をするといった強迫観念さえ芽生える内容。
 立て板に水と言った話し振り。



 要するに植物の天然抽出オイル
 いろいろな種類があったが、オール25ドル。
 但し、25ミリリットル25ドル
 どひゃひゃ と声に出そうだが、これが高いと思うか安いと思うかは、各自の考えに任せまする^^
 たいそう有名な銘柄の香水もそこの会社が作っておられる(?)ということで、全く同じ配分の香水も手に入ると言う事。
 うひょひょ。これならお安いんではないかえ?
 でもでも、こんなこと、セールストークにしていいのかな(笑)



 一番気にかかった事は、原液の取り扱い方法
 火事になるのでアルコールランプにはかけないように(爆)といった注意はありました。
 しかし駅のついた手で目などの粘膜に触れないようにといった禁止事項は全く無し。
 恐るべし。恐るべし…


 わたくしは当然の事ながら、購入いたしませんでした。
 香的にはバラと青りんごが好みだったので欲しいなとは思ったのですが、25ミリリットル2、5ドルでは無く、25ドルだった事を知り、口があいたまま。



   ホワイトローズナチュラル は昔から好きだったけど 
    カイロとて あまりにお高い とほほぎす



 わたくしの好きなガラスを見て回りました。

 ところがどっこい
 バザールなどの何倍何十倍のお値段
 あほかあほか!の、お高さです。
 こんな事なら、イランでもっともっと購入しておくべきでした。



 ところで、今回この店で気になったのがミントオイル
 ミントは好きでミントティは絶えず常備。
 ミントのお茶は度々飲んでおりました。
 原液は強く、鼻詰まりまで通るのです。
 エジプトは砂埃が多いのですが、ミントですっきりした気分にリフレッシュする事ができました。
 これも同じお値段。
 お安いお安いです。なので、購入いたしませんでした。



 ところが、先日P様のページでミントをご紹介して下さっていました。
 P様はご起用で、色々な事に挑戦され、色々なものを手づくりされています。
 今回はミントと精製水とみょうばんを用いて、身体にやさしい虫除けスプレーを作られていました。
 その記事を拝見した直後、すぐに通販でミントの小瓶を購入。
 昨日届きましたので精製水でのばし、いろいろなところに使ってみました。


 
  Mintスプレー☆
  まぁ!なんて気持ちが良い事…!

  気分爽快。リフレッシュ。
  Pさま、ありがとう!^^!


 
 多くのハーブを栽培していた時のこと。
 クッキーやお料理に使ったり彩りに添えたり。お茶やお風呂にたっぷりと利用していました。
 今は土が合わず、断念。ですが、超大きなプランターでも用意して、ハーブを植えたくなりました。



 あ、そうだ☆
 エジプト料金を書いてしまいましたので、片手落ちにならぬよう、今回購入したものも記しておきます。
 北海道産 20ミリリットル 840円
 ずいぶんいろいろ使えそうです。

  









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速報 十月花形歌舞伎 片岡愛之助 松竹座

2013-07-12 | 舞台・音楽 雑感メモ


 速報

 十月花形歌舞伎 
 片岡愛之助
 乞うご期待!!

 大阪松竹座


 上は、いただいたパンフレットのまま書き出しました。
 今年の南座の顔見世は訳あって(笑)断念いたしました。
 ですので、
 十月にこういった歌舞伎が興行されるのは、たいへん嬉しゅうございます。
 後は 演目と他の役者さん…
 古典歌舞伎ははられるのか…
 などなど、気にかかるところです。




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47:『方丈記・徒然草』より「方丈記」(二、三)日本古典文学大系・新日本古典文学大系

2013-07-10 | 鴨長明

(写真はイランの男の子☆
 イランでは、奥さん自慢やお子様自慢をしながらお写真を見せて下さる男性がかなり多い。

 今回ドバイ~エジプト間の飛行機で驚いたこと。
 乳飲み子はおばあちゃままかせ。幼子はお嫁さんまかせ。
 夫は子が暴れていても、他人を装い、読書を続ける。
 こういった光景を機内で多く見かけた。)





 47:『方丈記・徒然草』より「方丈記」(二、三)日本古典文学大系・新日本古典文学大系



 先日『方丈記・徒然草』より「方丈記」を書き写していると記録したが、その後も地道にちこちこと書き写している。
 馴れてくれば気持ちがいいもので、これは写経の域に若干入り込んでいるのではないだろうかと、阿呆な事を考えほくそ笑む。
 息抜きは、意味調べ。
 電子辞書云々で調べ、ノートに書き込むのが、わたくしの若干の抵抗。本を丸写しではないよ!と、内心つぶやく。

 また、先日も書いたように早稲田大学様よりお借りしました三種類の『方丈記』も楽しむ。
 文字が美しく、絵まで載せられたものもあり、うれしくってたまらない。
 ここ暫くのお遊びといえば『方丈記』と創作料理と歌舞伎と映画の繰り返しだが、こういった生活がつくづく好きな人だなぁと、客観的に自分を観察してみる。

 
「方丈記」三
 ここにも素晴らしく美しい詩気の表現がある。
 ノート以外にも抜きだしって、声に出して読みたくなる名文。
「方丈記」は素晴らしい!

「方丈記」
 残すは四と五
 こちらは短い。
 四、五は後回しにして、某講座の今年度後半用の資料半年分に取りかからねばならない。
 時間を上手く使わねばと、毎日毎時間 思う。
 
 

 
 

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