乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

165; パリ国立図書館蔵 『世界版画2 銅版画の誕生』 筑摩書房 1978年

2010-10-28 | 読書全般(古典など以外の一般書)







記録のみ

     2010年度 165冊目     

           パリ国立図書館蔵 『世界版画2 銅版画の誕生』





               

 筑摩書房

 1978年9 月

 86ページ(絵)+22ページ(解説)  ¥3200




 パリ国立図書館蔵 『世界版画4 ブリューゲルとその時代』が楽しかったので、本日二冊目は『世界版画2 銅版画の誕生』にした。

 今日は朝から雨が降る。

 冷たく白い冬の雨には、銅版画はよく似合う。



  

   

(スキャンの関係でトリミングの位地がおかしく、作品の一部になっていることをお許し下さい)


 上はミローニの作品と思われる「聖告白」

 別段好きな作品ではないが、

 さてのここでもんだいです。

 どれがオリジナル(の印刷物の画面上でのコピー)でしょうか?
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 オリジナル(コピー)はふたつ





 版画の白黒が反転している。

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 Photoshopを使い色調補正で反転といったいたずらをしてみよう・・・と、思った。

 
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 上はLC.Z.の版画家 「荒野におけるキリストの誘惑」

 若干 立体造形的なデッサン感覚。

 物に好きな作品ではないが、作者の経歴が気にかかる。

 

 銅版画も見て楽しめるものだなと、今更ながら感心する。






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164; パリ国立図書館蔵 『世界版画4 ブリューゲルとその時代』 筑摩書房 1978年

2010-10-28 | 読書全般(古典など以外の一般書)






記録のみ

     2010年度 164冊目     

           パリ国立図書館蔵 『世界版画4 ブリューゲルとその時代』





               

 筑摩書房

 1978年11 月

 55ページ(絵)+22ページ(解説)  ¥3200




 昨日家族と約束していた京都文化博物館と美術館「えき」だが、風邪のため見損なう。

 わたくし、今日も自宅。

 仕方が無いので、パリ国立図書館蔵 『世界版画4 ブリューゲルとその時代』を楽しむことにした。

 
 甘い香りの紅茶を入れ、CD『Early English Organ Music』をかけたまでは良いが、『世界版画4 ブリューゲルとその時代』を見て恐怖感に襲われる。

 昔のように笑ってみていられないから不思議。

 最近、昔行われた脳外科手術に過敏に反応。ナスカ展以来、脳手術が怖い。


 怖さこらえてみると、何度見てもブリューゲル父 ペーテルはすばらしい。

 複雑な気持ちに陥りながら、また 一口で言う地獄絵など残酷だなぁとも感じながら、かなり楽しんでみていた。

 子どもは 早、「カポディモンテ美術館展」「ブリューゲル全版画展 」両方を見たとのこと。

「カポディモンテ美術館展」はそつのない感じで、「ブリューゲル全版画展 」は興味深かったという。

 一日かけてふたつをがっちり見よう。

 風邪は大敵。

 みなさんは風邪などひかれませんよう、おからだご自愛下さいね。
 
 



 写真版画は 「聖処女の死」 ブリューゲル父 ペーテル

 この絵は地理学者・人文学者であるアブラハム・オルテリウスの注文によってつくられたと本書に書かれている。

 右下のシルエットの存在に笑いがこみ上げてくる。

 うまいなぁ!

 


 
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雑   

2010-10-28 | 乱鳥徒然 Rancho's room.








 今年もカメラのズーム部分がすねる。

 Lの28も38もそれ以前も毎年ズームがいかれる。

 イランの炎天下のもと、カメラを使い続けるのは酷というものか・・・。

 ズームボタンはやたらかたく動かない。

 動けばズームは適当な所で止まらず、阿呆の大あくびのようで、怒る気さえ失せる。

 8月末には24倍が出たが、今回は思いとどまる。

 今は38を修理に出し、首をのばして待つ。

 28はわたしの腕では一層ボケがひどい。




 8月にLを購入したが、近くと遠くが瞬時に写しにくい。

 一応娘に超簡単に説明は聞いたが、ややこしい。

 娘が見かねて、応急にと、クローズアップレンズを(貸して?)くれた。

 もう一ヶ月近くなるというのに、今だ未使用。

 できることならオリンパスバカチョンカメラで遠くが撮れればな。




 


 

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第52回近畿・東海・北陸ブロック  民俗芸能大会  奈良県『惣谷狂言』「狐釣狂言」(4枚+2枚)

2010-10-28 | 舞台・芝居



         第52回近畿・東海・北陸ブロック  民俗芸能大会 

               奈良県 『惣谷狂言』(そうたにきょうげん)(7枚)
  
                






      











 下の写真は頂戴した解説書より ▼


「狐釣狂言」    「鬼狂言」
 狐面        鬼面








 奈良に古くから伝わる『惣谷狂言』という村人芝居(狂言)あり。

『惣谷狂言』は慣れ親しんだ『壬生狂言』のようにデンデケデケデケといったお囃子がある訳ではない。

 もの静かに演じ手が舞台に上がり、心地の良い一本調子の抑揚で、しみじみと会い方に語りかける。

 それは語り部が、後世のこどもたちに受け継がれるべき民話を、しみじみとした口調で語り継ぐ風に聴こえる。

 大胆で早い動きの仕草を伴う芝居の間に男(住職)は座り込んで語る。

 

 狂言始まってすぐに住職と甥っ子猟師との問答あり。

 初めに問答といった形は、勧進帳の香りがする奈良信貴山 朝護孫子寺の山伏問答を思い浮かべる。

 山伏問答一部(台詞)記録。

 山伏問答も『惣谷狂言』「狐釣狂言」もこの後に火渡りであったりあるいは話が展開する。


 
 向かいあい、
「のう、おいぼう(?)よぉお~。・・・・・・・・・・・。」

「のう、おじ◯◯(?)よぉお~。・・・・・・・・・・・。」

「のう、おいぼう(?)よぉお~。・・・・・・・・・・・。」

「のう、おじ◯◯(?)よぉお~。・・・・・・・・・・・。」
といった古い形の問答は日本語として美しい。

 まるで幼い頃、両親に読んでもらったお話のようだ。



『惣谷狂言』は室町時代から始まったとも言われるが、よくわからない。

 もとは村人がごちそうや酒を持ち寄って 朝まで狂言をおこなったと、民俗芸能大会で頂いた解説書にある。

 毎年左義長(どんどやき)が済んだ1月の25日に鎮守の森に鎮座する神社で行われる『惣谷狂言』は村人にとって冬の楽しみの一つだったのだろう。

 祭は農繁期を外した人々の楽しみとも密接な関係があると書かれた本が多い。

 神事をもとに、まずは神にお神酒や新饌を捧げ、舞いや狂言を奉納しつつ、自分たちも楽しんだのかと思われる。

 

 機会があれば神社の境内で、村の方々のじゃまにならないように気を付けて見てみたいが、なかなか思うようにいかない。

 奈良をあまり知らないわたしにとって、民俗芸能大会で『惣谷狂言』を知ったことを喜んでいる。


『惣谷狂言』には
 「狐釣狂言」「鬼狂言」「鐘引狂言」「かなぼうし狂言」「鳥刺狂言」「壺負狂言」「舟漕ぎ狂言」「万才」
が現在演じられる。

「鐘引狂言」は長崎ヘ商いに下る夫を見送った妻が、早速坊主を引き入れて祝宴に耽り、突然夫が帰宅すると慌てふためいて鐘に坊主を隠すという話と五條市のHPある。

 もしや、酒の上で演じられた演目か?

 昔の村人のおどけたようすが目に浮かぶ。同時にこれが狂言なんだと八つの演目をながめながら、感じた。

「万才」という狂言も気にかかる。

 この出典はどこからか。一、二思いつくが狂言内容がわからないので、雲をつかむような話。

 素朴な古い形の狂言だけに、気になりことが多い。

 


 みなさまへ

 最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。

 写真は全てぶれてしまい、申し訳ございません。

 見て下さいましたこころ優しいみなさま、感謝申し上げます。

 ありがとうございます。

 


 関係者のみなさまへ


     最後になりましたが、関係者のみなさまに心より御礼申し上げます。

     楽しく貴重な経験をさせて頂きまして、誠にありがとうございました。

 




  県指定の無形民俗文化財


  




 惣谷狂言公式HPより ▼

    『狐釣狂言』・・・仕掛けられた罠と知りつつ、たまらず食いついて化けの皮が剥がれる狐の話。




 五條市 HPより ▼

 奈良県の無形民俗文化財に指定されている「惣谷狂言」は、古くから惣谷地区で正月の神事初めに氏神の天神社と円満寺の境内で奉納のために行なわれてきました。以前は篠原踊りと同様の踊りも奉納されてきましたが、現在は狂言のみが天神社に奉納されています。
 惣谷狂言は明治40年頃から演じられなくなり、大正天皇即位の大典で大正4年に演じられて以来途絶えていましたが、大塔村史編纂を機に復活の気運が高まり、昭和33年に復活されました。以来保存会によって「鬼狂言」「狐つり」「舟漕ぎ」「万才」「壺負い」「鳥さし」「鐘引き」「かなぼうし」の8曲が伝えられており、毎年この内の2曲が1月25日に天神社で奉納されています。


 


第52回近畿・東海・北陸ブロック  民俗芸能大会の最初の演目記録
   
愛知県 『大海(おうみ)の放下』(12枚)







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