四国のんびり旅

主に88ヶ所のお寺を中心にその周辺の紀行文的なものにしていく予定です。

第88番 大窪寺二天門

2005-11-30 10:16:53 | 88ヶ所
 長尾寺から約18km、県道を南下して山に向かい、前山ダムを過ぎてしばらくして現れる案内板を左折、今度は国道を登って到着です。寺手前に境内へと続く上りの脇道があり、それを入れば駐車場(広くはない)です。
 新しい仁王門よりこの写真の二天門が本堂の正面になります。30年ほど前はこの門の前も広い駐車場だったのですが、今は土産物店などいろいろ出来て狭くなっています。3年前の同じ日にここをお参りした時は紅葉がとても綺麗でしたが今年はちょっと遅れていたようです。

第87番 長尾寺本堂

2005-11-29 10:32:04 | 88ヶ所
 志度寺から国道を横切って南へ約7km、案内板の指示通りに曲がれば長尾寺の境内です。
 境内には静御前が当寺で得度した際、剃髪した髪を埋めたという静御前剃髪塚があります。静は母の磯野禅尼と共に得度した後、近くの井戸中代という所に庵を結び、義経形見の薬師如来を安置したそうです。
 この寺の仁王門に立つ仁王像は、大阪で造られ船で志度浦へ到着しましたが、志度から長尾まで陸路を運ぶ者がなかったそうです。そこで長尾寺の住職が、仁王さんに向かって心の中で念じたところ、自分で歩いてここまで来たという伝説もあるようです。

平賀源内の墓

2005-11-28 12:16:19 | その他
 山門の手前の自性院境内、門を入ってすぐ右にあります。ここの門も改築中でした。境内も、以前にはなかった大師像などが出来、平賀源内の墓の横には「源内さんの墓」と立て札が立っています。平賀源内遺品館は1kmほど高松よりの場所にあります。

第86番 志度寺大師堂

2005-11-28 12:04:14 | 88ヶ所
 大師堂は屋根の葺き替え工事中でした。
 仁王門は寛文10年、藩主松平公により建立されたもので三つ棟木の工法が使われ日本3大名門の一つといわれています。仁王門の金剛力士像は運慶の作といわれ、長曽我部軍が志度に侵攻したとき、仁王門の前で馬が動かなくなり金剛力士像から後光がさしたといわれ、伽藍の焼き討ちを止めたといわれています。

第86番 志度寺本堂

2005-11-28 12:00:10 | 88ヶ所
 八栗寺から国道11号に出て約8km、案内板を目印に左折すると海岸のすぐそばの志度寺に着きます。
 藤原鎌足の息子不比等は唐の皇帝妃である妹から宝珠を送ってきましたが、志度湾で龍神に奪われたので、それを探すためこの地を訪れ、海女と夫婦になり一子房前をもうけ、妻が命と引き替えに宝珠を取り戻しました。不比等は妻の墓と堂宇を建て死渡道場と名付けました。その後、持統天皇の時代、房前は行基と共に訪れ母をとむらい伽藍を建立し、寺号を志度寺としたということです。

第85番 八栗寺本堂

2005-11-27 10:10:16 | 88ヶ所
 屋島寺から車で約20分、屋島の向かいにある五剣山の麓のケーブル駅に着きます。五剣山の名は五つの峰が剣の尖のようにそびえ立っていることからつけられましたが、元禄十一年の豪雨で西の峰が半分に割れ、宝永三年の地震で東の峰が崩れ、現在は四峰になっています。
 仁王門をくぐると正面に本堂があり、左手前に聖天堂があり歓喜天が祀られています。歓喜天は延宝5年に木喰上人が東福門院(後水尾天皇妃)から賜った弘法大師作で商売繁盛、家内安全など御利益あり秘仏となっています。

第84番 屋島寺本堂

2005-11-26 11:37:45 | 88ヶ所
 一宮寺から約20km、高松市役所の交差点で右折、東進して屋島ドライブウェイ(有料)に入ります。ケーブルカーは現在無期限で休止中です。
 単層入母屋造り本瓦葺きで朱塗りの柱を持つ本堂は国の重要文化財となっています。有名な雪の庭は本堂の左にあり、白い凝灰岩が現れていて、積雪のように見えることからその名がついたそうです。

第83番 一宮寺大師堂

2005-11-25 09:47:00 | 88ヶ所
 根香寺から約20km、高松市南部の郊外にあります。高松西ICから東へ約3km、高松南高校のすぐ前にあります。
 もともとは向かいにある讃岐一宮、田村神社の別当寺でした。本堂手前には薬師如来を祀った小さな石室があり、地獄に通じる穴があり頭を入れると地獄の釜の音が聞こえるといわれています。
 写真の大師堂前にある線香立て、それを支えているのは「あまのじゃく」だとか。他人の言うことに逆らって、片意地を通しているとこんなになるよ、ということでしょうか。

第82番 根香寺

2005-11-24 10:10:57 | 88ヶ所
 長谷寺から来られた修行僧の一段です。寺の付属と思われる専修学校で勉強中だとか。前の白峰寺でも同じグループに会いました。日程の都合かもしれませんが貸切バスでの巡拝でした。僧侶を目指すのなら歩き遍路で修行して欲しいところです。

第82番 根香寺山門

2005-11-24 09:59:36 | 88ヶ所
 五色台の尾根伝いに白峰寺のある白峰から青峰まで車で約10分、山門脇の駐車場に着きます。この山門をくぐって一度石段を下ってまた登ると大師堂や本堂があります。
 智証大師は青峰に登り、老僧と出会うが、この老僧は山の守護神の山王権現であったことから、山を開くにあたり、市之瀬明神と山王権現を鋳守としてまつり、香木で観世音の尊像を刻んで先の老翁のいうごとく安置した。この香木の根の香りがあまりにも高いので寺名となり、また、香りが川に流れて香ることから「香川」の県名がつけられたともいう。