講堂に続く習芸斎と飲室、少し離れて文庫です。写真中央の文庫の向こうから右に木が植えてない丘が見えますが、「火除山」といって平生の勉強をしている西側(丘の向こう)から出火するようなことがあってもこちらが類焼しないようにしたものです。
閑谷学校の多くの建造物は重要文化財に指定されていますが、校門を入って左の方にある講堂は国宝に指定されています。いったんこけら葺きの屋根をつくった上に、垂木ごとに漆をかけた一枚板を張り、その上に備前焼瓦をのせるといった手の込んだ造りです。
校門正面にある聖廟です。この学校では儒学が教えられていたので、聖廟の中の大成殿には孔子の像が安置されているそうです。聖廟の前には中国の孔子林の種を育てた一対の偕の木があり、素晴らしい紅葉になるそうですが今回はすでに落葉していました。
岡山市内にあった武士の子弟が学ぶ藩校に対して、庶民の学校・地方のリーダーを育てる学校として1670年に創建された藩直営の学校だそうです。
写真は校門(正門)で鶴鳴門とも呼ばれるそうです。棟に鯱がのる建造物はこの門だけだそうです。
写真は校門(正門)で鶴鳴門とも呼ばれるそうです。棟に鯱がのる建造物はこの門だけだそうです。
刀身が完成するとそれに合わせて鞘が作られます。何年も寝かせた朴の木が使われるそうで、朴の木は油分がなく磁気を遮断し固すぎないので鞘に良いのだそうです。外出用には装飾が施されたり漆塗りの拵(こしらえ)と家庭用に刀身を保護する目的の白鞘があります。写真は鞘ができあがる工程です。