チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

心頼みしていたのに・・・

2012-12-05 19:55:44 | 生活
勘三郎さんが、亡くなりました。
いまどきの医療ですから、きっと元気になってくださると思っていたのに。
抗がん剤中の感染症は、本当に怖いです。
それにしても、早すぎる。

あの 軽妙洒脱な それでいて品のある人柄が、大好きでした。
江戸の粋と人情、難波の軽妙さを併せ持つ 人情味のある良い方でした。
芸への向き合い方も、真摯で厳しく暖かく、頭が下がる思いをしたものです。
脇役でも、舞台に立てば人目を集める。
本当に実力のある、花も実もある役者さんでした。

いつもね 田辺聖子著 私本・源氏物語を読みながら、「この源氏をやれるのは、勘三郎さんしかいないなぁ」と思っていたのですよ。
歌舞伎に仕上げたら、絶対にはまり役になると思うのです。
もうずっと、自分勝手に心頼みにしていたのです。
さぞや面白い舞台になるだろうなぁと。

これからますます重みも増して、後々まで語り草になるような舞台をしたことでしょうに。
そう思うと、本当に惜しい方を亡くしました。
ひたすら ご冥福をお祈りいたします。


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3 コメント

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Unknown (うさこの母)
2012-12-06 04:57:20
「中村勘三郎」さんの余りにも早い、人生の幕引きに驚いています。
先代の「勘三郎」に風貌が年々に似てきて、これからが楽しみな役者さんでしたのにね。

先に逝かれた森光子さんに、「勘三郎ちゃん、まだ早いわよ」って言われているのでしょうか?
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Unknown (野いちご)
2012-12-06 08:10:03
本当に残念でたまりません。
歌舞伎界に新風を巻き起こしながらも
伝統を重んじ常に前向きな方。

先代の勘三郎さんは亡父が大フアンでしたが、
お父様以上に身近に感じる方。
大阪の姉が舞台を観に行っては感心しておりました。
一度は観ておきたい方でしたのに。。。残念です。
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Unknown (チーママ)
2012-12-06 21:20:56
野いちごさん

何度か安住さんと下町をめぐる番組をやっていましたね。なんとも純粋なヤンチャぶりが、男ぶりをあげた気がします。きっと常連さんだったお店の方々も、心から寂しく思っているでしょう。
私もいつかは・・・と思いながら、まさかこんなに早くと考えてもみずに、ついにかなわぬことになりました。 生きている人間の芸は、聞けるうち見れるうちというのは、音楽家で身にしみたはずでしたのに、人はついつい同じ過ちをするものですね(TT)


うさこの母さん

今頃「あんた 何やっているの!私くらいになるまで、がんばらなくてどうするの」って叱られているかも。 「いやー アタシも驚いているんですよ」なんて言いながら、隣で談志師匠が「来ちゃったもんはしょーがねー。ま 一杯♪」って、やっているかも(^^;;  不出生の役者さんが、また一人いなくなって、本当にさびしい限り。 今年は父も亡くなって、だんだん自分の番になるんだなぁって、人生を振り返ったりもしています。
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