チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

ふぅ~・・・

2012-10-15 20:54:12 | お茶会・席札
昨日は、朝7時半に姉が迎えに来てくれて、川崎大師に行ってまいりました。



今回は立礼(りゅうれい)のお茶席です。


お茶をたてる方もお客様も椅子席なので、どなたにも参加しやすいと思うのですね。
お茶会にはよく設けられる席ですから、見かけたらご参加くださいな(^^)

お菓子も取りやすいように、干菓子。
稲穂に稲の葉。


我が家のシュウカイドウちゃんが、かわいらしく参加しています♪


その他は
カルガヤ 黄ジョウロホトトギス 屋久島野菊 ミズヒキ オケラ(白いアザミのような子) オミナエシ 山芍薬(赤い実) サクラタデ 
の合計9種(7種か9種のお約束)

おかげさまで6席無事に済み、残った席札もお弟子さんたちが「欲しい」とおっしゃるのでお出ししたら、あっという間に消えてしまいました(^^;;
何しろ香りものですから、とっておいても仕方ない。
文香といっても、お手紙に入れる他にも、お財布に入れたり、リネン類と一緒に引き出しに入れたり、ほんのり移り香を楽しんでいただければ、うれしいことです。

終わって、今度は電車で実家まで。
父の百か日なので。

ところがあいにく予定外の雨が降り出し、コンビニで傘でもと思って歩き出したら、分かっているつもりの川崎大師なのに、方向音痴のかーさんは、見事に反対方向に歩いていたようです(--)
コンビニを出てから考えた。

うーーーん これって、戻った方が早いのかな?

と、通りがかりの方に聞いたら、この先の駅の方が近いとのこと。
川崎駅からは、一駅遠くなるんですけど(--;;

まぁ いいか

と、歩き始めて気がついた。

この先の駅って「東門前」
つまり 歩いている住所が東門前なんですよね。
そして、この東門前は、かーさんが生まれたところなんです!!
両親が結婚して、初めに住んだのが東門前にあった社宅。
確か共同炊事場だった様な気がするのですが。
よく母に「最初は何もなくて、りんご箱に布でカーテンかけて、お鍋や食器をしまっていたの」と聞かされていました。
その時自分の周囲を見回して、「この周りのものすべて、自分たちでそろえてきたんだ」と、家の中のもの一つ一つがいとしく思えて、えらく感激しました。
何もないところから、一つ一つ二人で整えていく。
小学生の頃、「自分もそうしたい」と、そんな生活に憧れを持ちました。
だから、結婚する時にお友達が家から何からそろえてもらうのを見ても、友達が幸せなのはうれしいのですが、正直うらやましくなかったのです。
「全部そろえちゃって、じゃぁ 自分たちで何をそろえるの?」

母は良く、素敵なワンピースを着ていました。
それは、母の手作り。
私も良く、母の手作りのものを着ていました。
考えたら、今あれこれと自分で作り出すのが好きなのも、そんなところから来ているのかもしれません。
ウェディングドレスも、友達と作っちゃいましたから(笑)
ヘッドドレスは、元は帽子屋さんだと言うお友達のお母様が、長~いチュールレースのものを作ってくださいました。
プロが作るものに比べたら、まるで学芸会でしょうけれど、かーさん的には大満足(^^;;
お色直しの着物は別にして、ドレスの方も前日徹夜で作っていました。

あら 脱線しちゃった(^^;;
で、ふと気がついたのは、3歳まで暮らした東門前。
ここへ来たのは約56年ぶり?
絶対もう 一生来る事はないはずですから、これはひょっとして百か日を迎えた父が来たかったのではないかと。
自分が結婚生活を始めて、初めて子供を持った地を、家庭と言うものを作り出した地を、もう一度だけ歩きたかったのではないかと。
当時の面影なんて、まったくないでしょうけれど、そう思ったら感慨深くて。
東門前2丁目、1丁目と歩いて、ついた駅は「どこの田舎?」と思うような小さな小さな古ぼけた駅で、川崎方面のホームへ行くには、線路を渡っていくのです。
きっと若い両親も、ここから電車に乗ったはず。
私が生まれた土地。
父が長い結婚生活を始めた土地。
走り出した電車の車窓から、「ありがとう さようなら」って心の中で別れを告げました。

実家に着いたら、お寿司を頼んだとーさんも、天ぷらとトンカツの材料買出しを頼んだひよこ家も待っていて、大騒ぎの大急ぎで、ひよこママとてんこ盛りの料理を作りました(^^)
ひよこママには、おばーちゃん用に煮物や箸休めのあれこれも作ってもらったので、テーブルの上はギューギュー。
残念ながらママちんは仕事でこられませんでしたが、大人7人子供2人の食べること食べること。
前回は天ぷらとお寿司だけで十分だったので、人数前余分なカツは「残ったらお持ち帰り」の予定だったのに、王子を含めて男性陣に大好評で、すべて消えてしまって、かーさんビックリ(@@)
まー お片づけが簡単でいいけれど~♪♪

台所の片づけをひよこママと上の弟に任せて、かーさんは破れちゃった障子の張りなおしを済ませ、途中で見かけた華やかなコスモスをプランターに植えて・・・・・・
母は「コスモスを見に行きたかったの」と、良く父と見に出かけていましたから。
なんてグッドタイミング♪♪
だってバスを降りた花屋の店先で、それはもう目も覚めるほどの華やかさで咲いていたのですもの。
優しげな風情は、きっと母が喜ぶだろうと(^^)v


家に着いたら、もう どうしよう・・・と思うくらい、ぐったり ~( ーー)~
今朝はシジミが久しぶりで起こしてくれて、遅刻を逃れたのでありました♪
と言うわけで、本日は会社で一日「ボーーーーー」とお休みしていたかーさんです(爆)


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3 コメント

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Unknown (うさこの母)
2012-10-16 03:14:05
あら、偶然です。
わたしも昨日、思いついて生まれ育った土地へ行ってきたのです。
80代後半のの二組の叔母夫婦と久々に昔話に花を咲かせてきました。

街並みも(小4のころまで育ちました)子供目線と、今の目線では随分違いますした。
あっちへこっちへとキョロ(゚.゚*)(*゚.゚)キョロしながら・・運転でしたので、
そこはまぁ、限度がりますが。
幼かった自分と両親の姿をその街並みに探していました。
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Unknown (mamekichi)
2012-10-16 08:23:29
川崎大師さんは、初詣で有名なところですね。お茶会も無事に終えられたようで、何よりです。
ところで、お忙しい一日だったご様子ですが、お父様のお導きか、思わぬプレゼントを受け取られたようで、小生の方も何だかうれしくなってしまいました。昭和の光景の一コマが目に浮かんでくるような気持ちにさせていただきましたし、自分の記憶の中のもっとも古いものを連想しました。小生の両親は、今の実家と同じしないではありますが、少し離れた漁師町の借家で新婚生活をスタートしたようで(詳細な場所は、分かりませんし、すでに確かめるすべもありませんが)、通りに出て覗くと、漁港に注ぐ川や、そこに浮かぶ船が見えたのを覚えています。当時は、この川に浮かぶ船で生活している方もあったようで、そういう景色まで思い出していました。まったく個人的な、余計な思い出話で恐縮です m(_ _)m 何となく懐かしさを感じ、ついつい連想に耽ってしまいました。
返信する
Unknown (チーママ)
2012-10-16 22:31:17
うさこの母さん

子供の目線と今とでは、ずいぶんと違いますよね。
たまーに見る夢の光景は、今の実家(東京)の周辺で、小学校時代どれだけ町内を駆け巡っていたかが良く分かります(笑) 隣もその隣も、町内すべて子供の陣地でしたからねぇ。
よちよち歩きの私が、あの町を歩いていたと思うと、なんだか不思議な気がしました。
今まで一度も行ったこともない場所なのに、何も百か日に迷い込むとは。
きっと父が、私と一緒に歩きたかったんですよね(^^)
ひなびた住宅街でしたよ。


mamekichiセンセ

以前父と一緒の乳母車の私の写真があったと思いますが、あれは東門前で撮ったものです。
白黒の風景しか、イメージとしてない町です。
なんとも不思議な体験をしましたよ。 まるで思ってもみなかったことでしたから。
こういう時、やっぱりあの世の世界はあるのかな?って思いますね。
センセの子供の頃の風景を思われたとか。うれしいです。
あの頃 敗戦の世の中で、親たちは必死で育ててくれたのですよね。
でも本当に、良い時代でした。隣近所は顔見知りで、町中で子供たちを育てていた。
がんばれば それなりの成果が期待できて、将来を夢見ることができる時代でした。
貧しくてもつましくても、人の心が温かだった気がします。
そう思うと、これからの子供たちが、ちょっぴりかわいそうになってきてしまいます。
ひよこママからあれこれ話しを聞くと、本当に子育てが大変な時代になったものだと、心配になってしまいます。やっぱり3世代同居が、いいこともありますね。
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