晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

虫たちの知恵。

2006-11-12 10:31:07 | 社会、文化
 昨夜の風で、我が家の狭い庭に落ち葉の山ができた。ざくろの黄色い葉、街路樹のまだあおいイチョウの葉、赤みを帯びた柿の葉、黄色いむくげの葉、さまざまな色合いを見せてくれる。中には夏の間に虫に食われたのか、穴の開いた柿の葉が結構混じっていた。  

 すでに虫たちは、冬篭りを終えてしまっている。蓑虫はあちこちにぶら下がり、日向ぼっこをしている様子。カイガラムシの卵は、梅ノ木などの樹皮の影に隠れたり、壁には何の卵か、かたまって産み付けられている。  ふと思った。なぜ、虫たちは落葉樹の葉には卵を産み付けないのだろうか?本能的に見分ける能力が備わっているとしか思えない。落ち葉に卵らしきものを見たことがない。もしかして季節はずれの毛虫などを用心して、素手でいじるのを躊躇しているが、その心配はなさそうだ。温暖化現象はあるにしても、季節は、そして虫たちのサイクルは、狂うことなく、廻っているようだ。